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ジュニアアルペン競技とスキー全般についての情報ブログです。

震災復興と官僚制度

震災復興と官僚制度

なぜ、復興が遅々として進んでいないのか。

政治対立によって、予算を含めた復興関連法案が成立していないことが最大の原因ではありますが、同時に現場のニーズに応じた具体的な地域復興計画がうまく立てられておらず、機能していないからではないかと思っています。

通常ですと、復興責任者(政治家)が指示を出し、それを受けて、役人が細かなスケジュールを立てて、現場を動かしていくつなぎの役目を果たします。

これまでは、具体的な判断の相当部分を役人に任せてきたわけです。

トップは、大局的な決断を行い指示を出す。

もし失敗すれば、トップが責任を取るという形で、組織がうまく回ってきたわけです。

現在は、「政治主導」の名の下に、役人との調整をほとんど行わないままに、細かいところまで政治家が決定し、トップダウンで命令しています。

原発問題に関していえば、本来関わるべきでないところまで政治家が介入し、結果として判断ミスをしたのではないかと指摘されています。

一方、現実に津波により大きな被害を受けている沿岸地域は、逆に手が回らず後回しになり、対応が遅れています。

トップダウンの指揮系統に強引に変更したばかりに、指示がないと動けない組織になってしまっています。(少し極端な言い方です)

しかも上からの指示がうまく出せていない。

たぶん、官僚組織は混乱していると思います。

全力で、一丸となって対応しなくてはならない大災害なのに、何かしようとすれば、上から文句が来るので出来ない。

権限を与えてくれれば、日本の官僚組織は、どの国よりもうまくやり遂げる能力があるのに、それをやらせてもらえていない。

代わりに素人政治家がおかしな指示ばかり出してくる。

相当ストレスがたまり、やる気が減退している状況と想像します。

かなりの官僚が、面従腹背の状態に陥っていると思います。


もう少しうまくやって欲しい。

被災者の生活・命。日本の将来が左右されるのだから。

彼らの能力を最大限発揮させられる仕組みを構築して欲しいと思います。


元官僚の榊原さんが政・官の実態を踏まえ、産経新聞に提言を書かれています。(顔写真は省略)


青山学院大学教授・榊原英資 民主党よ大人になって官僚使え

2011.6.16 02:45

 ≪官僚中心で作る予算と法律≫

 「政治主導」というのは、民主主義体制の下では、ある意味で、当然のことです。選挙によって選ばれた首相や大臣が国の政策の基本を決め、それに従って政治・行政を動かしていくということなのですから…。しかし、そのあたり前のことが、政権交代をした民主党、そして菅直人政権の主要な政策課題になっていったのです。

 たしかに、日本の場合、官僚の果たす役割がアメリカなどに比べると大きいようです。政治家の主たる仕事は予算の編成と法律の制定です。しかし、予算の編成は財務省主計局が事務局となり、政治家もかかわるものの、12月には政府原案として財務省がまとめ上げます。もちろん、閣僚や主要な政治家の意見は取り入れられますが、アメリカのように、予算の一つ一つの内容が議会で審議され、成立するわけではありません。あくまで、パッケージとしての財務原案・政府原案なのです。

 法律についても、成立する法律の9割近くが政府提案。各省の担当部局が内閣法制局などと詳細をつめた上で国会に提出するのです。もちろん、最終的に決定するのは、国会であり国会議員ですが、ここでも事務局は各省庁。担当部局が党の有力者などに根まわしをし、党の主要機関の決定を経て、国会に提出するのです。筆者も官僚の時代、いくつかの法律の作成に中心的に関与しましたが、客観的に見て、日本では、法律は政治家がつくるというよりも、官僚がつくっている部分が多いのです。もちろん、政治家の合意がなくては法律はできませんが、詳細をつめるのは官僚たちです。

 つまり、予算も法律も、実は、主たるプレーヤーは官僚であって、政治家ではないというわけなのです。膨大なスタッフを抱えて、自ら法律をつくり、予算の一部を提案するアメリカの政治家の役割のかなりの部分を、日本では官僚が担っているのです。

≪日本の政治家は選挙のプロ≫

 実は、この日本的特殊性の背景には、日本の政治家の欧米にないバックグラウンドがあります。例えば、アメリカ連邦議会議員の前職の35%は法律の専門家であり、ドイツの議員の前職の32%は上級の国家公務員です。つまり、欧米の政治家の多くは法律や行政の専門家なのです。片や日本。国会議員の前職の27%は地方議会議員、20%は政治家秘書、8%は政党役職員です。つまり、日本の場合、国家公務員や法律専門家とは別に政治家という職業が存在していて、特にここ10年ほどは、政治家を目指す人たちは若い時から、選挙の世界に入っていくのです。

 日本の政治家の多くは、選挙のプロではあっても、法律や行政の専門家ではないということなのです。かつては池田勇人や佐藤栄作のように事務次官や局長から政治家になるケースが少なくありませんでしたが、近年は若くして選挙に出ないと、当選し辛い状況になってきています。日本の選挙は個人後援会が中心になって仕切りますが、その後援会を早いうちから固めておかないと、なかなか当選できないのです。最近でも官僚から政治家になる人たちはかなりいますが、大半が課長になる前に役所をやめて選挙に出ています。

 どういう人たちが政治家になるべきかについては様々(さまざま)な意見があるのでしょうが、筆者は民間企業や官庁で幅広い経験をした人たちがもっと政治家になるべきだと思っています。最後に政策を決定し行政を仕切るのは、政治家です。その政治家の多くが、選挙の専門家ではあるが、他の分野の知識がないということではどうしようもありません。例えば、イギリスのように党中央の力を強くして、政策に長(た)けた専門家をいわゆる「セーフ・シート」(党が押せば必ず当選できる選挙区)から出すようにすべきではないでしょうか。

≪政官協力で真の「政治主導」を≫

 池田勇人、中曽根康弘、田中角栄、宮沢喜一などかつては経験豊かで高い見識を持った政治家が少なくありませんでした。残念ながら、現在ではそうした政治家は皆無とは言いませんが、かなり少なくなっています。個人後援会中心の選挙が厳しくなっているのも一つの原因ではないでしょうか。

 「政治主導」はあたり前のことですが、政治・行政は官僚機構をフルに稼働させなくてはうまく機能しません。野党の時ならともかく、与党になっても「反官僚」、「脱官僚」などと言っていてはどうしようもありません。官僚たちは政治家の手足です。手足が動かない状況で思いつきをいくら言ってもどうしようもありません。

 民主党ももう少し大人になって、官僚をどう使っていくのかをもっと真剣に考えるべきでしょう。日本の公務員は、人口千人当たりで先進国では最も数が少ないのですが、優秀です。明治以来、日本の「The Best and the Brightest」のかなりの部分は官僚になっています。政治家と官僚ががっちり手を組んで協力してこそ、本来の意味での、「政治主導」が実現できるのではないでしょうか。(さかきばら えいすけ)



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プロフィール

ジュニアスキー

Author:ジュニアスキー
子供が小1の冬に家族でスキーを始め、すっかりその魅力にはまっております。小4から地元のスポーツ少年団に所属し、競技スキーを始めています。(現在中3)
ジュニアアルペン競技の情報ブログとしてスタートし、最近ではスキー全般、その他に関する話題も扱っています。
上欄のカテゴリから興味のある話題をお選び下さい。
(2009年7月25日開設)


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