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ジュニアアルペン競技とスキー全般についての情報ブログです。

SAJチルドレンレースの課題について

SAJチルドレンレースの課題について

震災の影響により、途中で打ちきりになってしまったチルドレンレースですが、いくつか課題も見えてきたと思いますので、気がついたところだけ。

まず、SAJが提示した今シーズンの開催要項(細案)について下記に再掲しましたので、ご確認下さい。

赤で示したところが、ポイントと思います。

2 0 1 0 / 2 0 1 1 シーズン
S A J 公認アルペンチルドレン競技会開催要領(細案)


(中略)

2.S A J ポ イ ン ト に つ い て

1. K1 選手には SAJ ポイントをつけない。
2. K2 選手には SAJ ポイントをつける。

(中略)

3. チ ル ド レ ン ポ イ ン ト に つ い て

1. カテゴリー別、男女別に、完走者全員にチルドレンポイント(順位ポイント)をつけることをあわせて施行する。

(中略)

注3:各種目6レース中のベスト3の合計をシーズン終了の最終チルドレンポイントにすることにより、各都道府県内の自分の位置が明確となり、励みになると考える。

4. 出 場 制 限 に つ い て

1. 経済的な負担を軽減する為、ブロック内の競技会に出場することを原則とする。ただし、開催競技会が少ない場合、他ブロックの競技会にも参加できる。
2. 1 種目 6 レース以内の出場とする。

注1:試行期間中は他ブロックへの参加を認める。
注2:将来的には、ブロック各種目6レースを確保し、ブロック内でのレース参加としたい。
   チルドレン選手は各ブロック内で協力し、各都道府県単位で育成する基本原則を浸透させたい。

(中略)

5. 種目に つ い て 
    
1.スーパー大回転(SG)、大回転(GS)、回転(SL)、回転(SL)と大回転(GS)のコンビ(CB)とする。

注1:CB は K1 の種目とする。

(中略)

7. ス タ ー ト 順 に つ い て

1. 各ブロックの競技会について。

①K2 については、SAJ ポイントを採用する。
②K1 については、グループシードを原則とし、各ブロックで決定する。

注1:K2 については、B 級大会であることから SAJ ポイントによるドローを原則とするが、各ブロックの状況に応じたドローも可とする。
注2:K1 については、チルドレンのルールによるグループシードを採用していきたいが、どのようなグループ分けにするか、各都道府県、各ブロックの実態(選手登録の状況)によると考えられる


以下は私見です。

①種目について

K1:SG,GS,SLあるいはCB
K2:SG,GS,SL

私が住む地域では、SGはキャンセルになったので、はっきりしない面もありますが、種目自体は大きな問題はないと思います。

ただ、実際に行うに際して、SLはスケジュールが厳しかったと思います。SLは、K2とK1(あるいはその下)で大きな経験差があることから、同一セットで行うことが難しく、しかも2本制で、かつ1日で終わらせるとなると、綱渡り的なポールセット能力が求められます。

大会運営側はひやひやだったのではないでしょうか。

慣れれば解決できる問題か、大会自体を変えていく必要があるのか、微妙なところだと思います。

別件ですが、コンビはナスターではKombi(KB)、SAJではCombi(CB)と表記されています。どっちなんでしょうか?

FIS ICR(2010)では、
「608.12 Kombi
The Children’s Kombi is an internationally recognized event that consists of a mixture of standard turns and gates. The event meets developmental needs for this age group, creating a tactical awareness by blending sections of different gates in a flowing, rhythmical, constantly changing pattern. Results may be determined by combined times of each run, or each run may be classified separately. The OC must indicate the method in advance.」
ですが。

②大会数について

将来的には、各種目6レースを行いたいとのことですが、合わせると3種目で18レースになります。

これを、ブロック内で開催するのは(北海道はわかりませんが)物理的に不可能と思います。

また、選手が大会に追われずに、練習時間を確保するという当初の主旨とかけ離れてしまうと思います。

つまり、できないし、するべきでもない、と言うことです。

従って、「各種目6レース中の3レースの合計ポイント」も、意味のない最終ポイント算出基準になります。

もう少し大会数を減らした上で、ベストポイントを採用するか、レースあたりの平均ポイントを採用するかのどちらかでしょうね。

ナスターレースもあるし、アトミック全国大会もあるわけですから、SAJがリーダーシップを取り、もう少し国内レース全体としての方向性を示すべきですね。

③順位ポイントについて

②の改善を行ったとしても、順位ポイントを採用する限り、地域間格差を含んだままの数字になると思います。

競争の激しい北海道の選手は良いポイントが取りにくいことから、経済的に恵まれた選手は、本州にポイントを取りに行くということも起こるかもしれません。

ただ、最終目標をジュニアオリンピックとした場合、全中方式を採用したことから、県別の出場選手数で調整すれば、それほど大きな問題にはならないかもしれません。

ただし、ブロックごとの出場制限が確立されることが前提となります。

④順位ポイントとSAJポイントの整合性について

K1のポイントをK2にどう反映させるかということです。

今のK1世代が、K2に移行したときに初めて、比較が可能になると思います。

ただ、順位ポイントが地域間格差を含んでいるため、SAJポイントへの換算比はブロック別、県別に決める必要があるでしょうから、4-5年は試行錯誤が続きそうです。

この期間に当たってしまった選手は大変です。

⑤スタート順ついて

県連単位で申込をすると定めていますが、それをスタート順にどう反映させるかは、SAJポイントを含めて運営側の判断とされているようです。

要項にスタート順の決め方が書かれていなかったこともあり、随分もめた場面もあったようです。

大会開催県は、会場や役員も持ち回りで行っていますし、(子供が出場する限り)旗門員などは強制的に割り当てられます。

コーチを役員に取られ、保護者は旗門員になり、インスペをする大人がいないという事態になることもあります。

どうしても人が足りない時は、スキーが滑れない(もちろんルールも知らない)お母さんを連れてきて旗門員をお願いし、お父さんがインスペに入り、コーチ代わりもすることで何とか切り抜けます。

去年までは県大会だったという歴史もあり、自分たちで苦労して開催している大会という意識があります。

一方、雪無し県の選手(保護者)達は、普段は遠方からプロチームに参加し(プロコーチに任せて)練習を積むなどして、レースにかけている人も多いようです。

そういう意識の違いが、もめ事につながった面は否めないと感じます。

来年以降は、ある程度みんなが納得する方法を事前に決めておき、要項に明記する必要があると思います。

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プロフィール

ジュニアスキー

Author:ジュニアスキー
子供が小1の冬に家族でスキーを始め、すっかりその魅力にはまっております。小4から地元のスポーツ少年団に所属し、競技スキーを始めています。(現在中3)
ジュニアアルペン競技の情報ブログとしてスタートし、最近ではスキー全般、その他に関する話題も扱っています。
上欄のカテゴリから興味のある話題をお選び下さい。
(2009年7月25日開設)


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