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ジュニアアルペン競技とスキー全般についての情報ブログです。

プラスノー・人工芝の素材

<プラスノー・人工芝の素材>

1,プラスノー

アスパイヤスポーツクラブのプラスノーはドイツ製だそうです。

「プラスノーの素材はポリエチレン系プラスチックがダイヤ型を2つ合わせた8字型ユニットになっていて、800本のブラシ状の突起があり、その長さが中から外へ3段階に低くなっています。」

プラスノー1
文・写真ともにアスパイヤスポーツクラブのHPより引用。

丸沼高原も、同素材と思われます。

一方、新しくウイングヒルズ白鳥リゾートスキー場に設置されたプラスノーは、アルペンとジャパーナが開発したもので、種々の改良が加えられているそうです。

以下は、毎日新聞からの引用です。

「アルペン:雪がなくてもスキー楽しめるマット開発

 スポーツ用品販売最大手のアルペンは15日、雪がなくてもスキーなどを楽しめるマット「ピス・ラボ」を開発したと発表した。高額な人工雪の利用を抑えられるうえ、営業期間も延ばせるとして、全国のスキー場に売り込む。直営スキー場のウイングヒルズ白鳥リゾート(岐阜県郡上市)にも段階的に導入し、2012年をめどに通年で営業できるようにする計画という。

 摩擦を抑えた特殊なポリエチレン製で、長さ約2.5センチの細くて硬い突起が1平方メートルに2万本つけられ、ブラシ状になっている。突起のすき間にスキー板が適度に食い込むため、軽快に曲がったり止まったりでき、上に積もった雪が風に飛ばされるのも防ぐ。雪がはがれても違和感がないよう白色にした。

 設置費用は整地代なども含め1平方メートル当たり5000~6000円程度。地球温暖化の影響で降雪量が減り、多くのスキー場が人工雪を作る機械の電気代に年数千万円をかけている。マットを敷けば人工雪は少なくて済むため、1~2年で元が取れるとしている。【宮島寛】

ピスラボ1
アルペンが開発した雪がなくてもスキーのできる特殊なマット=岐阜県郡上市のウイングヒルズ白鳥リゾートで2009年10月15日、宮島寛撮影

(引用終了)」

アルペングループのニュースリリースには、

「スポーツ用品売上高国内1位の株式会社アルペン(本社:名古屋市、代表取締役社長:水野 泰三)および連結子会社の株式会社ジャパーナは、次世代スノーマット「PIS・LAB」 (ピス・ラボ) を開発し、同じく連結子会社である株式会社ロイヤルヒルズが運営するウイングヒルズ白鳥リゾートスキー場(郡上市)に敷設いたしました。「PIS・LAB」は、熱伝導性の低いプラスチック製のマットで、ゲレンデの地熱を遮断する効果があるとともに、1平方メートルあたり約2万本のブラシを有しており、自然雪と同等の滑走感を実現いたします。

(中略)

< 「PIS・LAB」 (ピス・ラボ)の特長 >

 PIS・LAB は、長年、日本のウィンタースポーツシーンを見続けてきたアルペングループが自社開発した、高性能保雪マット(スノーマット)であり、現在、PIS・LAB(ピス・ラボ)は特許出願中の製品です。

1. 優れた保雪力
PIS・LAB は、保雪において特に過酷な自然条件下である積雪初期に抜群の効果を発揮し、雪量を節約、わずかな雪でスキー場のオープンを可能にします。

 ・地熱を遮断
PIS・LAB は熱伝導率の低いプラスチック製ですので敷くだけでも地熱遮断効果があります。更に接地面積を極力減少させ、地面との間に空間を設けた底上げ設計により、高い地熱遮断効果を発揮します。

 ・風対策
PIS・LAB は1平方メートルあたり約2万本のブラシを有しており、風による雪の散乱を防ぎます。

 ・溶解水対策
底上げ設計により地面と雪との間に空間を設けており、溶解水はその空間を流れ、雪の溶解を防ぎます。

pislab1
PIS・LAB の保雪力説明図

2. 優れた滑走性
1平方メートルあたり約2万本のブラシを備え、更に特殊滑剤を混合した低摩擦プラスチックを採用しており、自然雪と同等の滑走感を実現。従来品の凸凹感も極限まで解消され、カービングターンも可能です。

3. 優れた利便性
組み立てやすくて外れにくい連結設計により、セッティングが簡単です。1ピースにつき54箇所の連結部を有し、しかも前後左右斜めの6ピースと連結することでズレ対応完備。1ピースあたりが小さく、地形の変化に追従しやすい設計です。

4. 優れた耐久性
車両外装基準をクリアする特殊ポリエチレンを採用 (紫外線吸収剤、老化防止剤配合)。最も過酷な自然光下での使用が想定されており、優れた耐久力により維持費も安く抑えることが可能です。

5. ゲレンデコンディション
PIS・LAB を設置することで春先に見かける「地面露出」や「土色の雪」はなくなり、清潔感あるゲレンデをクローズまで確保します。PIS・LAB は白色なので露出しても雪のイメージを保ってくれます。

pislab2
PIS・LAB 1ピースの写真

pislab3
PIS・LAB プラスチック製ブラシ拡大写真        

(引用終了)」

と、その特徴が説明されています。

人工雪との併用を前提として考えられ、雪量の節減を可能としたところに特徴があるようです。

屋外人工スキー場」の項に載せた動画を見る限り、従来のプラスノーに比べズレは少なくなっているように見えますが(逆に引っかかっているシーンもあります)、スピードは余り変わらないようです。スプリンクラーで散水をせずに同レベルの滑走性を確保しているのであれば大きな進歩と思います。
実際のところどうなんでしょうか。

いくつかのレポートを読む限り、やはり水を撒かないと滑りは悪いようです。エッジに関しては従来のプラスノーよりはだいぶズレないようです。

2,人工芝

以前からあった人工芝ですが、スキー場に関しては、最近はプラスノーに押されているようです。

アストロ社製人工芝「アストロターフ」は、三菱化学グループの株式会社アストロが販売しているようです。

以下は、三菱化学のホームページからの引用です。

「世界上位のシェアを誇り、人工芝の代名詞と称される「アストロターフ」の販売・施工を行うアストロ。製品の紹介と併せて、熾烈な人工芝業界で生き抜く営業戦略の深部に迫る。


アストロターフが誕生した経緯は?

アストロターフとは米国モンサント社(以下MC)の人工芝の総合商標。1966年にヒューストンの大リーグ球場・アストロドームでMCの人工芝が使用されて以後、人工芝は各種スポーツ競技場へと展開した。
日本の人工芝は、60~70年代、自然破壊が深刻化する中で緑化用代替物として生まれた。その後、スポーツ・レジャー施設の増加に伴い人工芝のニーズが高まる中で、旧・三菱モンサント化成(以下MMK)としてアストロターフの国産化を決定。MC品の輸入販売による市場開拓を実施しながら、75年に土浦工場(現・MCC筑波事業所)で本格生産を開始した。76年にMMKが人工芝事業を分社化し、84年に社名をアストロに変更。現在アストロは東京に本社を、各主要都市に営業拠点を構え、スポーツフィールド、サマージャンプ台や人工スキー場などの施設用資材・機器の販売・施工を行っている。顧客ニーズに合わせた企画・提案・設計から工事施工・メンテナンスまで一貫して実施する体制と技術力を備えている。


人工芝にはどんな種類があるの?

現在、アストロで販売・施工しているアストロターフは次の3タイプ。

●成型タイプ 商品名「アストロターフ」
ポリエチレンを主原料として連続押出成型したもので、先発メーカーが織物タイプなのに対し、唯一の成型タイプとして参入し、優れたクッション性・耐候性・耐歩行性で高い評価を受けた。かつて需要の高かったゴルフ練習場や公園、住宅向けの商品は、バブル崩壊以降、ピーク時の1/5まで減退したが、一方で77年に人工芝スキー場と40mジャンプ台への実用化を果たしており、国内の競技可能なスキージャンプ台24基は全てアストロの独自技術により施工し、世界レベルのジャンパーの育成にも貢献している。また子供用ソリ遊び場などへの活用も図り、現在もトップシェアを保持している。

(後略)

また、以下の写真は、株式会社アストロ社のホームページからの引用です。

人工芝1


人工芝2

(引用終了)」

オフトレとして効果的な人工スキー場がぜひ増えてもらえればと思います。

丸沼高原サマーゲレンデの盛況ぶりを見ると、(少なくとも現在ICSを使って早期オープンしているスキー場であれば)通年営業が可能となり、ビジネスとして十分成り立ちそうに思えます。


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プロフィール

ジュニアスキー

Author:ジュニアスキー
子供が小1の冬に家族でスキーを始め、すっかりその魅力にはまっております。小4から地元のスポーツ少年団に所属し、競技スキーを始めています。(現在中3)
ジュニアアルペン競技の情報ブログとしてスタートし、最近ではスキー全般、その他に関する話題も扱っています。
上欄のカテゴリから興味のある話題をお選び下さい。
(2009年7月25日開設)


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