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ソチ冬季オリンピックにおける選手育成・強化・支援等に関する検証チーム(第2回) 議事要旨

ソチ冬季オリンピックにおける選手育成・強化・支援等に関する検証チーム(第2回) 議事要旨

1.日時

平成26年9月9日(火曜日)

(中略)

5.議事要旨

○:委員,協力員
△:事務局

冒頭,会議の公開について,第2回会議の議事に評価に関する案件が含まれるため,非公開とすることについて,委員一同了承した。

(1)検証チーム報告書(案)について
事務方より,ソチ冬季オリンピックにおける選手育成・強化・支援等に関する検証チーム報告書(案)に基づき説明が行われた後,質疑応答及び意見交換が行われた。

○スキーにおいては,今回マルチサポートにお世話になった。その用具開発の中で,例えばジャンプのスーツの開発や,ノルディックコンバインドの方ではスキーの裏に傷を付けるストラクチャーなどを導入した。ストラクチャーマシンを今回導入する上で,大きな問題が生じた。諸外国からの物を,税関を通して入れることが非常に面倒な作業だということを感じた。事前に,マルチサポート側の方でいろいろなことを調べて,入りやすいような仕組みに作っていただいたが,運搬を担当したドライバーの方が,ストラクチャーマシンをロシアに入れた際,必要な手続を行わずに入ってしまったと聞いている。今後はそのようなことが起きないように,今後検討するべきであると思う。最終的には関税を通ることができ,コンバインドチームでは,今回結果も出すことができたが。

○ナショナルトレーニングセンターの利用について。フィギュアスケートでは,競技別強化拠点として中京大学のリンクを活用しているが,トップアスリートと言われている人間が中京大学に所属している。彼らは個別に中京大学が貸切りにしているために,競技別強化拠点の利用人数に含まれていない。トップアスリートの利用者数がグラフに入っていないために,利用状況が悪いように見える。

○図11のフィギュアスケートの数値は40%強ですが,実際はもう少し上がるのか。

○上がると思う。

△正確なところを把握し,適宜対応する。

○ナショナルトレーニングセンターについて,味の素という冠を全然つけてなくていいのか。

△ネーミングライセンスについては,確認する。

○文章に関する指摘だが,「ナショナルトレーニングセンター(NTC)」と記載されているところ,2ページ目でNTCと定義しているのであれば「(NTC)」は要らないのではないか。

○既に2ページで「NTC」と書かれている。どちらかにか統一した方が良いのではないか。

○JISSによるメディカルチェックの実績について,NF要望チェックと派遣前チェックが相補的に活用されているという記述があるが,例えば24年度によると派遣前チェックが0であり,図1のイメージと異なるのではないか。
それから,NTCの活用状況については,NTCのトレーニングルームの利用実績のみが計上されているが,NFにおける指導者養成など,座学的な研修利用も,少なくはないのでは。そういった面でのNTCの存在意義や価値が追記されてもよいかと思う。

△1点目については,大きな国際大会がなかったことによって,派遣前チェックが0となっており,NF要望チェックとの相互補完性について記述している。2点目については,指導者に関する記述が可能かどうか検討する。

○1点目については,「平成24年度は,大きな国際大会は開催されなかった」などと注釈を入れたらどうか。

○マルチサポートのアスリート支援の利用状況について,フィギュアスケートの日本代表レベルの選手は強化合宿を毎年行っておりまして,本文の記載だと「強化合宿等の強化活動は行わず」と書かれているので全く行っていないととらわれてしまう可能性がある。「日本代表レベルの選手は」と「個々の」の間をカットして書いたらどうか。

○私もそれを質問したかったところ。実際は合宿をしているのか。

○毎年行っている。外人コーチを呼んで毎年中京大でやっている。

○事務局の方で修正するように。

○図4にノルディック複合における体力測定の写真とグラフが載っているが,写真の中の選手の走り方がクラシカルという走り方で,恐らくクロスカントリーの画像を使っているのではないか。

△修正する。

○非常に言葉的な問題だが,図12のオレンジの棒グラフについて,平成24年度から25年度では2種別増えていると書かれている。種目と種別とはどのように違うのか。2つ増えたというのは,何と何が増えたのか。例えば,表8では,「ターゲット種別の競技結果」というタイトルで種別と書かれている,種目と種別とは,どのように使い分けられているのか。

△参考資料の11ページ,「平成25年ターゲット競技種別」と書かれているが,ここの競技種別というのはスキージャンプなどの部分を言うもの。種目となると,表の右側の部分を指す。

○表8であれば,ジャンプは男子も女子も同じ種別ということか。それとも男子と女子と種別としては,違うということなのか。

△同じである。

○「外部有識者で構成されるターゲット競技種目選定チームにおいて」という記述に続いて,幾つかの基準が出ているが,「今後の選手の状況」というのは具体的にどういうことを意味されるのか。

△今後の選手の状況については,次期オリンピックでメダル獲得が期待される潜在的能力を有するアスリートの状況や,競技で実績を持つアスリートのコンディション等を評価するというようなもの。

○成績とコンディションと両方入っているということか。

○はい。

○やや文章的な問題になるのが,28ページの「研究開発には」というところについて,「今大会に向けた研究開発を無駄にしないためには,次回以降の競技大会においてのその知見や」と書かれているが,「次回以降の競技大会において」という記述が不自然に感じる。

○「次回以降の競技大会に向けて」というような表現が適切か。

○図14の中で,リカバリーボックスというものは酸素カプセルを指すのか。

○コンディショニングミールとは,おにぎりとバナナとオレンジジュース等をセットにした持ち出し用の食事セットのこと。

○海外のいろいろな取組の例が書かれている点は,非常に内容が面白くて,特徴が出ていると思う。カナダの取組の中で,OTPが出ているが,OTPとは何かということが具体的に書かれていない。OTPはカナダオリンピック委員会や,カナダパラリンピック委員会,スポーツカナダ,スポーツセンターなどが一緒に集まったコラボレーション組織である。これは,今まで縦割りで行っていたのを,情報共有して一緒にやっていこうという狙いがあったと思う。OTPとは何かということを書いた方が,非常に日本にもヒントになると思う。

○ものすごく数あるプロジェクトのうちで,うまくまとめていただいた。ただし,本文にも書いてあるが,開発したが間に合わなかったりして残念なものもあった。その辺りも今後改良していきたい。時間がかかって,開発が間に合わなかったというのは,それは事実であり,非常に申し訳ないと思っている。今後どんどん進めていきたいと思う。今のところ,平成22年から始めて,大分うまくなって,もう悪いのはすぐやめてしまっているが,継続していけるのは是非継続したいと思う。

○最後のまとめのところにも,そういう辺りを匂わせるような課題が書かれているかと思う。やはり,検証は良いところだけではなくて,課題も入れるべきだと思う。連携が必ずしもスムーズではなかったと,このような点も書かれている。

○これで多分完璧ということではなく,今後いろいろな課題が出てくると思うので,これを土台として先へ進むことができればと思う。ロシアの取組のところとカナダの関係について,ロシアはカナダのOn the Podiumのスタッフを相当持っていったというのが明確であり,その辺がどのような,数値だけでなくて,表れているのかと。直接持ってこられたコーチからも話を聞いたが,相当アグレッシブに刈り取っていったようだ。今後,2020年に向けて,どのような方向があるのかということも含めて検証していった方が良い。日本の風土だと,いろいろと難しいこともあるかと思うが。

○外国から優秀なコーチをたくさん呼ぶことは良いと思うが,2020年や2030年を考えると,日本のコーチの能力をもっと上げないといけないと思う。データを十分に理解できなければならず,データを選手にかみ砕いて伝えることが,すごく重要になってくると思う。これは報告書に書く必要はないが,コーチについて余り報告がないと気が付いた。コーチの育成も長期的に見ると重要かなと思っている。

○即時フィードバックシステムがスキージャンプにあったが,選手が下で飛んだ後,コーチは上の踏切台の横で映像を見ながらアドバイスができるという素晴らしいシステムであった。こうした開発した機器を,今度はコーチがうまく使えるように,わかりやすく伝えていくという,講習していくということも次のもうひとつ課題なのではないか。

○最近の傾向はトレーニングモニターなど,試合の情報をいかに選手にうまく伝えるかといった方向に,これから研究の方がシフトしていく。7月に国際大会があった際,オランダやアメリカのメーカーが,随分その辺りに力を入れている。モニタリング,しかも競技の中でモニタリングという傾向になっており,それをコーチがどう伝えるのかが勝負になってくと思う。

○夏のオリンピックの場合は,例えば世界記録がたくさん出たか,などで世界レベルが上がっているとか,あるいは難易度の高い体操の競技のレベルが上がっているとかということが,目に見えやすい。一方,冬の場合は環境などの要因があって,なかなか見えにくい部分があると思うが,例えばスピードスケートなどの記録の推移がどう変化していて,次を狙うためにはどれぐらいのレベルになりそうだなど,そのようなレベルに関して分かるものがあるといいかと思う。それから,間接的なものになるが,2020年東京招致が決まった背景には,一度も日本人選手がドーピングで引っかかっておらず,非常にクリーンな日本選手団というイメージがあった。そのような取組や背景など,あるいはどれぐらいの実数の検査者がいて,結果がどうだったかなどがあった方がいいと思う。結果を上げるための支援と,もう一つは足を引っ張られないためのしっかりとした後方支援というものが,双方合わさって結果につながっているのではないかと感じた。

△各国の競技レベル等について,第1回会議において,何を評価していくのかを話し合ったが,このソチオリンピックにつきましては,JOCの方でも日本代表選手団報告書において,また,各NFの方でも競技レベルも含めて検証しているところ。そのため,我々においては,国の直接の事業を評価していくということとなっていた。御指摘の部分は,JOCの報告書の中にある程度あったので,直接的には書かなかったという背景がある。

○今,国の,ということがあったが,拠点の話の中で,国体で整備したジャンプ台のことが挙げられてない。このジャンプ台も結構利用されていたので,適切であれば,多分日本の最先端のジャンプ台だと思うので,書いていただければいいかなと思う。

○JISS,NTCだけではなく,他の拠点施設に関しても書いた方がいいのではないかと,御指摘いただいた。冬季国体は,totoに大きく御支援いただいている。

○競技力向上施策の国際比較の中で,ロシアの海外コーチとの関係性というところを読んでいて思ったのだが,日本の競技では,日本人のコーチが多いのか,それとも海外のコーチが多いのか,日本もこうした比較をしたら良いかと思う。


この後,座長より,本日の会議における意見を含め,報告書(案)の取扱いについては,座長に一任してもらいたい旨の発言があり,委員から了承された。

最後に,最終回に当たり座長及び事務局より挨拶があり,会議が終了した。


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Author:ジュニアスキー
子供が小1の冬に家族でスキーを始め、すっかりその魅力にはまっております。小4から地元のスポーツ少年団に所属し、競技スキーを始めています。(現在中3)
ジュニアアルペン競技の情報ブログとしてスタートし、最近ではスキー全般、その他に関する話題も扱っています。
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(2009年7月25日開設)


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