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大学入試が「公平」でなくなる!? - 渡辺敦司

大学入試が「公平」でなくなる!? - 渡辺敦司

ベネッセ教育情報サイト 2014年11月21日 15:00

大学入学者選抜と高校・大学教育の一体的改革を検討する中央教育審議会の論議が、12月中の答申に向けて徐々に固まってきました。以前の記事でも紹介したとおり、今回の改革は入試「で」教育を変えるというより、高校や大学の教育が変わるために入試「も」変えるという色彩の濃いものです。ただ、それによって入学者選抜の在り方が大きく変わることも事実です。そこでは、多くの日本人が抱いているような「公平」観を一変させるようなことさえ求められそうです。

ペーパー入試が公平だと言われているが、本当にそうか」。

中教審の安西祐一郎会長(兼・高大接続特別部会長)は10月20日に開かれた国立大学協会主催のシンポジウムで基調講演を行い、こう疑問を投げ掛けました。一回のペーパー試験で正解がある問題を出題し、その採点によって受験生を順番付け、点数の順番で入学者を決定する、という入学者選抜方法が「入学試験」です。普段、これを疑う人は少ないでしょう。しかし、そうした選抜方法では、受験生の家庭の所得格差、大学進学率の地域格差など、受験生個人ではどうにもならない要素がまったく考慮されないというのです。安西会長は「何が本当に公平かは議論の余地があるが、『ペーパーテストが公平だから残さなければいけない』というのは違うのではないか」と述べました。

中教審は大学入試センター試験に代わる「大学入学希望者学力評価テスト」(仮称)について、1点刻みではない「段階別表示」で成績を提供すべきだとしています。ここには、1点差で合否を決めるのが本当に「公平」か、という投げ掛けも含まれています。大学が学生に社会から求められるような主体性・多様性・協働性を伸ばそうとする以上、単なる知識だけで合否を決めるのでは不十分であり、各大学がその特色に応じた「求める学生像」(アドミッション・ポリシー)に基づいて、小論文や面接、集団討論、高校の調査書、入学後の学習計画書など、多様な選抜方法を課したほうがよいというわけです。

もちろん大学教育である以上、一定の知識・技能は不可欠です。答申案でも「『高大接続』改革は、知識・技能の習得を無視する改革ではない」と注意を促しています。しかし1点刻みを残したままでは、どうしても点数に引っ張られてしまいます。一定の知識・技能を測るためなら、段階別で十分だろうという考え方です。

こう聞いても、とりわけ点数や偏差値が中心だった受験を経てきた保護者世代には、なかなか納得するのは難しいかもしれません。実際、国大協のシンポでも、中教審の高校教育部会委員も務めた私立灘中・高校の和田孫博校長が「点数の合否に『惜しい』はあるが『おかしい』はほとんどない。日本人に合った客観性・公平性を担保してほしい」と訴えていました。

これからの社会で活躍できる多くの大卒人材を育てるためには、どういう入学者選抜を行うことが「公平」なのか、真剣に考えることを迫る答申案と言えそうです。


安西会長の考えに賛成ですね。

現在の入試制度は、家庭環境や学校によって、結果が決まってしまうような不公平なものだと思います。

例えば、中高一貫校で、東大コースなどを設けて、高校1年ぐらいまでに3年までの範囲を終わらせ、あとはひたすら受験勉強をさせて、入試で点数を取らせるような教育をし、東大に何人合格させたなんていうことを宣伝材料にしている高校の存在は、東大も迷惑していると思います。

こんなのはフェアではありません。

ズルです。

高校時代に、勉強をきちんとして、部活もちゃんと行って、リーダーシップや協調性があり、やるべきことを真面目にこなしてきて、周囲からの信頼されているような学生が、大学でも回りに良い影響を与え、社会に出てからも活躍するのだと思います。

偏差値なんて単なる分布なのに、その単一の尺度で大学選びを行ってきたから、大学に入ってから不適応になったり、遊んでばかりだったりと、ミスマッチが起こるのだと思います。

入試でも、何でもかんでも点数化して、上から取っていく必要などないと思いますよ。

高校で受験勉強だけしてきた子と、全部を真面目にやってきた子がいるのであれば、入試の成績で後者が多少低かろうが、そちらを合格させるべきでしょう。

回りに良い影響をもたらしてくれる学生、真面目に一生懸命にやっている学生、素直な学生、利己的ではない学生、卒業してから活躍してくれそうな学生、を選ぶべきなんです。

このためには、人格評価も含めた主観的な判断も必要です。

特定のスケールだけで判定するのは難しいと思います。

ただ、大まかな目安はあると思います。

高校の時に真面目に勉強してきた学生が、大学でも真面目に勉強するというのは、当たり前に予想できる話しですし、実際そうなっています。

そういう学生を、見極めて、受け入れられるような仕組みを作るべきですね。

ただし、面接やプレゼンやディスカッションなど短い時間での評価は信用できません。

特に、面接での「人物評価」など、とても素人の教員にできるわけがありません。

面接では、明らかに適性が「ない」かどうかだけを複数で判断するべきでしょう。

適性が「ある」かどうかについては、評価困難だと思います。

根拠の中心にするべきなのは、高校の内申書(成績、性格、活動状況、特筆するべき点があるかどうか・・)ですね。

鶏口牛後は正しいと思います。

例え2番手校であっても、その高校でトップクラスであれば、評価をするべきです。

高校での成績を中心としながらも、その高校での全活動を評価対象とするべきです。

社会でも、極端な成果主義は見直されてきていると思います。

組織全体としての達成度、 成長性、人間関係、満足感、倫理観に問題が出てしまうのだと思います。

入試だけ、なぜ完全成果主義なのでしょうか?

不思議です。

プロセスを含めて、全体を評価するべきでしょう。


実効性に問題があるとすれば、内申書の信頼性でしょうか?

内申書が正確に書かれているかどうか、判断がつかないことがあります。

高校時の様子は、高校の担任が一番よくわかっているはずです。

担任の評価に疑念が出るようなことがあれば、改革など絶対に上手くいきません。

信頼できる情報が記載されるかどうかが、入試改革の成否を決めると思います。

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プロフィール

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Author:ジュニアスキー
子供が小1の冬に家族でスキーを始め、すっかりその魅力にはまっております。小4から地元のスポーツ少年団に所属し、競技スキーを始めています。(現在中3)
ジュニアアルペン競技の情報ブログとしてスタートし、最近ではスキー全般、その他に関する話題も扱っています。
上欄のカテゴリから興味のある話題をお選び下さい。
(2009年7月25日開設)


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