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小保方さんに教えてあげたい!? 弁護士が伝授する「論文引用」の正しいやり方

小保方さんに教えてあげたい!? 弁護士が伝授する「論文引用」の正しいやり方

ブロゴスからの引用です。

論文執筆にあたって、他者の見解や研究成果に言及をすることは不可欠です。この際には正確に他者の見解等を紹介することが望ましいので、元の文章をそのまま論文内に載せること(つまりコピペ)も認められるべきです。

ただしその際には、著作権法にのっとって『正しい方法』で行う必要があります」
それは、どんな方法なのだろうか。

「著作権法上、『引用』(著作権法第32条1項)と呼ばれている方法です。この引用が成立する場合には、著作権侵害にはなりません

●正しい引用には「区別」と「出所明示」が必須

雪丸弁護士によると、正しく引用するためには、一定の要件を満たす必要があるという。それはどんなものだろうか。
「最近判例にも新たな動きが出てきているのですが、伝統的な判例による要件は以下の4つと言われています。

(1)引用対象が『公表された著作物』であること
(2)利用者の作品と、引用される著作物が別のものであると明瞭に区別されていること(明瞭区別)
(3)引用される著作物が、利用者の作品に対して従たる関係にあること(主従関係)
(4)出所が明示されていること」

大学生が卒論を書く際に、気をつけなければならないのはどの点だろうか。
「一般的な話でいうと、(3)の要件を充足するかどうかの判断が、一番難しいとされています。(2)や(4)の要件を欠いているような場合は論外ですので、学生が卒論を書く際には特に気をつけるべきでしょうね。

明瞭区別や出所明示を怠ると、『引用』が成立せず、最初に述べた複製権侵害になってしまいます」


論文では、上の(1)~(4)の条件は、厳密に守りますね。

自分の研究成果を発表することが目的であって、論文構成上必要な関連文献を最小限正確に引用するだけです。(逆に改変や転記ミスが許されない)

大量にコピペをしなくてはいけない、理由も、意味も、通常はないと思います。

むしろ、目的と関係ないところで変な疑念を持たれないように注意するのが一般的だと思います。

学生レポートや文系の卒業論文だと、ある程度のページ数を求められるために、引用で分量を増して、上げ底論文にすることもあるかもしれません。

例:○○について、Aは○○の文献で○○と言っており、Bは、○○の文献で○○と言っている。この2つは矛盾するものであるが、○○という条件が違うことから、その差が原因でこの違いが発生した可能性も考えられる。Cが書いた○○という文献の結果からは、●●という条件下で、このような現象の発現も予想される。また、この現象は、Dによれば○○条件と××条件では▲▲のような違いが見られる。従って、AとBの相違は、○○が原因である可能性が考えられ、本研究によってそれが成り立つことが示唆された。(笑)

・・みたいな文章の○○に引用をたくさん詰め込むやり方です。

Aは○○、Bは、××、Cは、▲▲、・・・・といっているけど、僕は●●じゃないかと思うんだけどどうだろ?

最後の1行だけ自分の意見で、その前(の99行ぐらい)が引用ですね。(笑)

レポート程度だったら下手したら通ってしまうかもしれませんが、卒業論文では無理ですね。(笑)

*もちろん博士論文ではあり得ないです。今回最も驚いたのが、論文審査委員が博士論文を見てもいないとネイチャーに述べたことです。通常、最終試験として、口頭試問(ディフェンス)があり、審査委員は全員参加した上で、厳しい質疑応答を行い、その結果を書類に残し、各々サインをするはずです。下手したら、論文がコピペ&ねつ造だけでなく、審査体制もねつ造&書類偽造の可能性もあります。
大丈夫か早稲田?


問題は、(このブログを含めた)インターネットにあふれる文章の数々ですね。

元の文章なり、写真なりが、どこかのサーバー上に保存されていて、それを自分のPCにダウンロード(コピペ)し、自分のブログ(サーバー)にアップロードして公開することは(上記の引用等の例外に該当しない限り)違法になります。

ただし、フェイスブックでは、シェアという方法があって、(たぶん)サーバー間でコピペが行われているものと思います。

アメリカの判例の影響や、ITの進捗によって、最近は引用の範囲も広がる傾向を見せているようです。

「引用」許容性判断基準

「他人の著作物を引用して利用することが許されるためには,引用して利用する方法や態様が公正な慣行に合致したものであり,かつ,引用の目的との関係で正当な範囲内,すなわち,社会通念に照らして合理的な範囲内のものであることが必要であり,著作権法の上記目的をも念頭に置くと,引用としての利用に当たるか否かの判断においては,他人の著作物を利用する側の利用の目的のほか,その方法や態様,利用される著作物の種類や性質,当該著作物の著作権者に及ぼす影響の有無・程度などが総合考慮されなければならない。」
(知財高裁平成22年10月13日判決(平成22年(ネ)第10052号損害賠償請求控訴事件))"

ネットに公開されている新聞記事等をコピーして記事を作る場合、本ブログの場合、上記4条件

(1)引用対象が『公表された著作物』であること
(2)利用者の作品と、引用される著作物が別のものであると明瞭に区別されていること(明瞭区別)
(3)引用される著作物が、利用者の作品に対して従たる関係にあること(主従関係)
(4)出所が明示されていること


のうち、(3)は微妙ですが(笑)、それ以外は守っているつもりです。

本記事ぐらいの比率ですと、主従関係はたぶんOK 。

文献引用に、コメントを1-2行付け足しただけの記事ですと、「引用」の要件は満たさないと思います。

厳密には、違法行為になるケースもあると思いますが、実際には、新聞社もこんなことでいちいち問題(裁判)にしないので、特にクレームなどはない状況です。

出所は明示しているし、必要に応じてリンクも張っているので、むしろ(面白そうな元記事であれば)リンクを使って見に行ってもらえることから、元サイトのアクセスが増える効果はあると思います。

元々無料で公開しているものをコピーし、それを無料で公開している形なので、私に利益がないのはもちろん、元記事の著作権者にもほとんど遺失利益がないと思われます。

データベース化した時の契約数に影響を与える可能性も考えられないことはないですが、まあ、ほとんどないでしょうね。

今の著作権法は、紙ベースの考え方が元になっているので、ITやSNSといった新しい技術に対しては、対応が遅れているし、たぶんもう少し違ったルールを作った方が良いように思います。

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プロフィール

ジュニアスキー

Author:ジュニアスキー
子供が小1の冬に家族でスキーを始め、すっかりその魅力にはまっております。小4から地元のスポーツ少年団に所属し、競技スキーを始めています。(現在中3)
ジュニアアルペン競技の情報ブログとしてスタートし、最近ではスキー全般、その他に関する話題も扱っています。
上欄のカテゴリから興味のある話題をお選び下さい。
(2009年7月25日開設)


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