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中高生のための勉強法

中高生のための勉強法

明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

さて、何回か書いていると思いますが、中学・高校の6年間の勉強とそれに続く大学受験の結果は、その後の人生を大きく左右します。

日本の受験形式は、公平性を重視する科挙的試験制度。

勉強が出来れば、出自にかかわらず社会の中枢で活躍できるチャンスを与える仕組みです。

受験勉強の特徴は、

①限られた時間(3年間、6年間)に、

②全国共通の科目内容の一定分量を、

③正確に記憶し、理解すること、です。

それがなぜ大事なのかというと、

④社会人になってからの仕事(特に理系と事務系)の出来具合と入試の成績が相関すると考えられているからです。

なぜ相関するか?私見としては、

⑤社会人では、好むと好まざるとに関わらず、与えられた仕事を適切にこなすことが求められる。

それができるかどうかは、

⑥役割として与えられた、自分が好きでもないことを、決まった時間内に、ミスなく、まとめ上げる能力に依存する。

そのため、

⑦やるべきこと(勉強)を、自分の感情をコントロールしながら、計画的に、効率的に、根気よく、最終的には集中力を持って、やって来たかどうか、

⑧特に、毎日毎日の退屈な繰り返しの中にあっても、注意深く、忍耐強く、投げ出さずに、行えたか、

⑨課題の内容を十分に理解できる力を持っているか、

が評価されます。

両者の類似する特性から、「受験勉強」が良く出来る人は、基本的には「事務作業」が良く出来る(確率が高い)と見なされるのだと思います。

もちろん、「営業能力」があるかどうかは、受験勉強では判断できません。

IQに対するEQのようなもので、異なる系統の能力だと思います。

コミュニケーション能力、協調性、誠実性などの人格的要素が大きいことから、面接や性格検査を使って見るべきでしょう。

同様に、研究者としての適性があるかどうかも分かりません。

営業能力よりは受験勉強と近い関係にあると思いますが、研究者の場合、合理性を担保した上で、新規性や独創性を発揮することが必要になります。

厳密な論理性と新しい発想力の両方が求められますので、受験勉強でカバーしている範囲を超えていると思います。

特に、「独創性」(その分野の専門家が誰も考えないような突き抜けた発想)に関しては、アスペタイプやオタクタイプの方が、素質を持つこともありますので、従来型の入学試験ですと、取りこぼしてしまう可能性が大です。

でも、最近は研究もチームで行いますので、協調性やマネージメント能力なども必要になるなど、求められるものも複雑になっています。


企業は、現在のところ大学の教育力にはほとんど期待していなくて、入学時の「偏差値」を事務能力の尺度として使っているように見えます。

このため、受験勉強を経験していないAO入試や内部進学は別扱い(枠外)になります。

大学4年間の活動からは、協調性、コミュニケーション能力、リーダーシップ、社会経験など、主として人格、活動性、問題解決能力などを見ようとしているようです。

*理系の場合は、大学の講義や実験で学習した中身が、もっとダイレクトに仕事につながります。ですから、今でも成績を重視する会社は多いと思います(あるいは教授推薦とか)。問題は、文系なんですね。4年間学校で何をやって来たのかという話です。


勉強で思い出しましたが、私自身の中学校時代の勉強方法は、4月に新しい教科書をもらうと、1ヶ月ぐらいで1年分を終わらせるというのものでした。

まず英語に取りかかり、4月最初の2週間ぐらいで、すべて丸暗記しました。

同時に、簡単な参考書で学習のポイントを掴むようにしていました。

実質2週間で、1年分の勉強は終了。(笑)

残りの授業は復習でした。

理科や社会も、ゴールデンウイークぐらいには教科書を通読し、一通り終わってましたね。

理科や社会は、暗記項目が多かったので、問題集を2-3回繰り返して解き、記憶できたかどうかチェックしていました。

数学は、簡単な問題集を解くやり方で勉強していました。

とにかく教科書全体を少なくとも1-2回は通読して、1年間に学習する全体像を把握した上で、個々の項目にとりかかっていました。

全体から個別、そして必要に応じて全体に戻る、というやり方をしていました。

勉強は、「理解をすること」が目標で、そのために必要があれば暗記を、機械的に、徹底的に行うやり方が良いと思います。

どのようなやり方をすれば、合理的に、効率的に、実質的に「理解を深められるか」を常に考えていました。

先生の板書をノートに綺麗にまとめたり、とかの形式にはあまりこだわりませんでした。

*「成功するための○○の法則」のような本は、人から与えられた形式的なテクニックをそのままコピーして成功しようと考える人(努力はしたくないが、成功はしたいと考える人)に対して、安直な解決案を提示しようとするものです。でも、こんな表面的な、ピント外れな対応で、解決できる問題など「ない」と思った方が良いと思います。読者をだましているようなものですね。重要なのは、実質的な部分です。するべきことは(ヒントは人からもらうことがあったとしても)自分でちゃんと考えることです。


教科書の丸暗記は、中学、高校の授業の成績を上げるためには、(数学を除き)きわめて有効だと思います。

特に英語。

文章を全て暗記して(もちろん意味が分かった上で)、全てのセンテンスを書けるようにすると、普段の成績は間違いなくどーんと上がりますよ。

大学生の時に、英語の家庭教師をしていて、10段階で3の成績だった高校生の女の子を、10まで上げた実績があります。

大学受験だったら、英単語(当時は、でる単)の丸暗記→英文法の問題集を2-3回繰り返す→リーディング問題集(易しいもの)→リーディング問題集(英文標準問題精講のようなちょっと難しいもの)のような順番で勉強しました。

もちろんループさせます。

暗記を馬鹿にしてはいけないですよ。

馬鹿にして良いのは、少なくとも大学に入ってから。(たぶん大学院レベル)

小学校から大学学部レベルで、単純作業であったとしても、覚えることを否定すべきではないですね。

英語で、語彙力が少なければ、文章も読めないし、会話もできません。

そういう機械的な部分をどう効率的に行ってきたかを含めて、入試の評価は成り立っているのです。

だから辞書の持ち込みは不可なんです。

大学受験の「歴史」は、過去200年分ぐらいは、1年1年、その年に何が起こったかを、年→事件、事件→年の両方で完全に覚えるようにしました。

同じ年の中での順序にも注意しました。

高校3年の時には、冬休みぐらいからは、寝ている時以外は、全ての時間を勉強に充てました。

起きている間は、ずーっと勉強です。(ただ、それでも2月までの長期戦なので睡眠時間を削ることはしませんでした)

試験直前は、とにかく集中力です。(その前段階は、克己心と継続力です。でも、私の場合は、集中力タイプでした)

試験勉強というのは、与えられた時間の中で、どれだけ効率的に、内容を理解し、かつ必要なものを覚えることができるかのレースです。

必要なのは、継続力、集中力、理解力、合理性、記憶力の「総合力」です。


こういうことを経験し、曲がりなりにも一定レベルでクリアしてきた人間なのか、あるいは、それを避けてきた、できなかった人間なのか、という選別が、入社時に会社から厳しく行われるということを、学生は知っておいた方が良いと思います。

気が進まないことであっても、やらなくてはいけないことを、様々な自己・他者からの誘惑を押し切って(折り合いを付けながら)、継続的に、確実に、行って来た人間かどうかを見られているのです。

こうした資質が、社会人として、きちんとした仕事をしていく上で、最低限必要になるわけです。

ただし、この6年間の勉強を学校・塾などの他者管理で行ってきたのか、自己管理で行ってきたのか、の違いはその後の伸びを左右する要因です。

特定時期にチェックがあり、その時点での評価を重視したいのであれば、他者管理的に行う方がアウトプットに関する効果は上がります。

ただし、それ以降の伸びは、それほど大きくないかもしれません。

*東大などで、中高一貫校の弊害が指摘されているようです。入学が目的になっているので、その後の目標を失う学生が多いとか、他者管理的に受験勉強を仕込まれてきているので、入試の点数は良くても、その後伸びないとかです。
何だか、アルペンのジュニア育成の話と似ていますね。(笑)

体育会系は、スポーツを通して、継続力、集中力、協調性、コミュニケーション能力、リーダーシップ、理不尽に耐える能力(笑)などを鍛えてきていると考えられていることから、入社時にも評価されることが多いと思います。

ただし、一流企業は身勝手なので、その上で、「地頭」の良い学生を取ろうとしますから、決してスポーツだけ出来れば良いというものでもありません。

でも、スビンダル、シフリン、グァイなどを見ていると、育ちや人柄も良くて、頭も良いと感じます。

社会人として最も成功するタイプの人たちですね。

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プロフィール

ジュニアスキー

Author:ジュニアスキー
子供が小1の冬に家族でスキーを始め、すっかりその魅力にはまっております。小4から地元のスポーツ少年団に所属し、競技スキーを始めています。(現在中3)
ジュニアアルペン競技の情報ブログとしてスタートし、最近ではスキー全般、その他に関する話題も扱っています。
上欄のカテゴリから興味のある話題をお選び下さい。
(2009年7月25日開設)


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