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とある女子大生の話

とある女子大生の話

うさみのりや 2013年09月01日 08:21

その娘は昔から素直だった。

小さな頃から先生の言うことを良く聞き、成績もよかった。高校もまじめに過ごして受験勉強も一生懸命やった結果、大学は都内の有名私立大学に決まった。入学とともに中小企業経営者だった親から「これから大企業は苦しくなっていく。勉強して、就活して、いい企業入って、という安易な決められた道は送らない方がいい。」ということを言われた。そういうものなのかな、と思い大学入学と共に刺激がもらえそうな、いわゆるビジネス系の学生団体に入ってみることにした。その団体はとても意識が高い学生が集まっていて、毎月のごとく起業家や外資金融・コンサルの幹部や有識者といったいわゆる「成功者」を招いて、セミナーのようなものを開催していた。

凄い人たちに会えて嬉しかったが、周りの学生がその人たちに憧れるまなざしとは裏腹に、自分の存在が成功者の厚みと比べるとちっぽけな感じがして自信がなくなった。それでも起業家にはなれそうにないけれど、外資金融やコンサルの道ならば努力すれば自分も歩めるかもしれないと思うようになり、経営や経済の勉強を積み重ねて、ビジネスプランコンテストというものにも応募してみることにした。そのコンテストではぼちぼちの結果を残したのだが、逆に周りの学生の「何としても成功者になってやろう」という「意識の高さ」に違和感を覚えるようになって、「このままで良いのか」と迷いを覚えるようになった。

(中略)

この時彼女はようやく気付いた「初めから答えは自分の中にあったんだ。自分と向き合わずに、誰かに教えてもらおう教えてもらおうと成功者を追いかけてたから、どれだけ頑張っても自分の進路が見えなかったんだ。」と。よくよく考えてみれば、自分は初めから起業もしたくなかったし、凄い経歴が欲しいと思っていたわけではなかった。ただ自分が充実した人生を送りたいと思っていただけだった。だから始めから行動して、自分の感情と真剣に向き合えばよかったんだ。そう思って自分のこれまでの葛藤を振り返ると、学生団体も、成功者と言われる人たちのアドバイスにも本にも、そんな単純なことが書いてなった。ただ流行ものに対する、消費や勉強をあおるだけで、本当に無駄な時間を過ごしたな、と後悔した。

。。。。。。これは実際の話です。ではでは今日はこの辺で。


原文は、こちら

この文章を書いている「うさみのりや(宇佐美 典也)」さんは、東大卒の元経済官僚でたぶん30歳ぐらいの方です。

日本の超エリートだった方ですが、「意識高い系」が嫌いなようで、(確かに胡散臭いです・・)、「アンチグローバルマッチョ宣言」なども書かれています。

外資系企業に転職するエース級官僚たち」、「元東大卒キャリア官僚に聞いた官僚という仕事」なども官僚の実態を素直に話していて、面白いと思いました。

例によってコメント、

liberty_lake

こういう事っていつの時代にもあるような話で、ということはこの記事の彼女の若い時期にもこういった話は当然あったであろうが、そんなことには耳を貸さなかった。

将来同じような経験をし、気付いていくであろう若い人が、この記事を読んで「じゃあ身の丈にあった人生を」なんて考えられる訳もない。自分の可能性がどこまでなのかが分からない上に、「自分の身の丈」が分からないんだから。

じじまろ

本当は、何をやりたいのか、金持ち、大きく動かす、世界に羽ばたく。。。。

彼女はこれまでの時間を無駄と考えたが、そうではない。
人が成長する要素は
・読書
・人の話を聞く
・旅をする
である。まさに彼女は成長して、やっと自分を見出した。

こうあるべきという刷り込みが、周りから絶えず入力される。
ある人は盲目的に信じたり、がむしゃらに突き進んだり、本当は浮草かもしれないという不安を払拭するように強く願い、思う。

彼女は誰よりも早く、自分の本当を掴んだと思う。
死ぬまでわからない者も少なくないだろうが、臨終のベットの上で気づく者、病気になって気づく者、愛する人が死んで気づく者、そう、本当を気づくのは、それなりの強い刺激が必要だ。

まずは生きていることに気づくことが、すべての始まりで終わりのような気がする。

nakasige

就職活動で周りがすごく立派なことを言ってて、自分の考えの浅さにあせったり、自分の本当にやりたい事が分からなくてあせったり、学生時代にコレといって人事の人に話せるようなことしてなくてあせったり、就職活動で先輩が散々苦労してきているのを見てあせったりしてる若い人に向けた本が、うさみ氏がキライな「グローバルマッチョ」系の本だったりしますからね。あんな考えを聞かされたら益々あせってしまって、思いつめてしまう子が多いんでしょうね。うさみ氏はそんな若者を結構たくさん見てきてるんだろうなと以前の記事と今回の記事を読んで感じました。

今は大人が若者に「まぁ大体若いうちはそんなものじゃねーの?」と言ってあげれない環境みたいですしね。マジメな子ほど深刻に悩むんでしょうね。学生が何が出来るかなんて自分でも分からないのが本当のところだろうし、仕事をしたこと無いんだから仕事に自信なんて無いし、ましてや自分に何が向いてるかなんて分かるわけが無いのにね。内定を複数もらうような意識高い系の若者は割とハッタリ君で就職後うまくいかないことが多いような気がするので、企業の人事の人も真剣に悩むくらいマジメな子を見極めて採用したら良いのに。

Judebon

自分のカタチが見えた時は、今までは無駄な時間だったと思ったのでしょうが、また時が経てば、それは無駄ではなかったと気づく(気づいている)。
うさみ氏の年代ならばたぶんもうご存知でしょうにそこで切るのは良くない。回り道はあっても近道はないのですから。
どうしてもそこに持っていきたいなら、啓発本より、親御さんの忠告と娘の選択に対する理解、本人の素直さ、真摯な態度が道のりを長くないものにしてくれたという表現の方がわかりやすくないですか?

wl3/wR6DPg

>その娘は昔から素直だった。小さな頃から先生の言うことを良く聞き、成績もよかった。高校もまじめに過ごして受験勉強も一生懸命やった結果・・・<


大分昔の私の従妹の実話ですが、
・・その結果、その従妹は国立大学の教育学部に入学し親は大変喜んでいたが、在る時、「私は、**運動に参加していて、**の人と結婚する。」と相談された。

**とは田舎では知る人は知る人達である。この時から両親の嘆き方は尋常では無かった、そして永い苦しみの時が始まり、病気も患って命を短くするにもなっただろう。

いま、その従妹は家庭を持ち(多分別の人と)幸せな人生を送っているとの事で、若気の至りであろうが、

残念だけど、若い時から頭の良い子供は、経験のある馬鹿な大人よりも遥かに過ちを犯しやすく危ないと感じている。 

言葉使い

学校教育てのは、ある程度しか秩序立てられていない状況に子供を放り込んで、
「なんとかしろ」とアップアップさせる場
なので、そこでは上手にやってこれた人は
“就職活動”という「まぁ希望を出してみ」という状況に不安を感じ、
身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ、エイヤッと飛び込んでみたらなんとかなった、という一例ですな。
繰り返すけど、学校教育てのは
浅瀬な無秩序がスタートで、「なんとかしろ」と追い立てられ、上手くいこうが失敗しようが時間がきたらゴールという場で、
起業という「スタート地点や環境整備は自分で作れ」というものの学習や訓練の場ではありません。

村上敬

ビジネスプランコンテストへ参加したり一年間休学して世界を回ったのは世間に流されていたせいで時間の無駄だったというが、彼女が自分の生きる道を見つけたのは会社から無理やりアサインされたプロジェクトがきっかけだったというのは皮肉だね。流されつつも自分で判断・行動したことより、社命で仕方なくやり始めたことのほうに自分の生きる道があったのだから。

おそらく筆者はこの事例を通して「流されるな。自分で考えろ」といいたいのだろうが、むしろ逆の「自分で考えても仕方ない。適当に会社に入って、そこに委ねなさい」という事例に読めてしまう。

もっとも、会社に委ねたからといって重質した生き方ができるかどうかはわからない。彼女がそのチームのファンになっていなかったら、きっと「このプロジェクトへの参加は無駄な時間だった」というだろうしね。

流されて何かを参考にするにしても、会社に任せるにしても、あるいはゼロから自分で考えるにしても、結局はやってみなきゃわからないのだから、何きっかけでもどんどん試せばいいんじゃなかろうか。

考える葦

私は自分の進路で悩んだ経験は無いですが、彼女の「就職して仕事をやってみたら先が見えてきた」というのは共感できます。

周囲の若者を見ていると、まだ何もやっていない内からいろいろ悩んでいて、私が「とりあえずやってみたら?」と言っても前足を突っ張って抵抗する犬みたいになってしまうのですよね。それってとても残念でもったいないと思っています。
少なくとも私が「やってみたら?」と言う若者は、私から見てそれだけの能力があると思うから言うのですが、中々チャレンジというところまでは行きません。

とはいえ能力があるといってもそれはほとんどが経験を伴わない知識であり、考え方がある一定のレベルに達しているとはいえ現実はそれではまったく足りない。でも、経験しないとそこから伸びないし、壁があっても乗り越えられないのです。

当然、挑戦したはいいが挫折した、という経験をする人は多い事でしょう。でもそういう失敗や挫折が無いと、やはり人は成長しません。成功から学べる事を1とするならば、失敗から学べる事は10以上あります。(失敗の仕方にもよりますが。)
失敗を恐れて何もしないのではなく、とりあえずやってみて失敗してもただでは起きないしたたかさがないと厳しい環境では生き残れないし、それが嫌なら大きな望みは捨てて適当に生きて行くしかないですね。

森イチロー

良記事と思う。

「正しい答えがある」と思うか、「間違ってても仕方ないという覚悟を持って、自分が楽しめるものに突き進むか」の違い。間違ってれば、なぜ間違ったかという経験の分だけ成長できるし、自分で正しい答えを探す能力も高まる。これが今の日本に一番欠けている教育だと思う。

但し、ただ「楽しい」のではなく、「共同体の中で価値を産むこと」が大事。この例では素直な女子大生は企業にいたので、価値を産むことは自分であまり考える必要がなかった。それはそれで学ぶのにはいい環境だと思うが、もう一段進むには自分で価値に対してコミットしないといけない。

ここまで来たらもう起業できちゃうけどね。

yahoo user 78274

自分探し的なものに意味がなかったと捉えるか、あるいはそれも一つの過程であったと捉えるか、更に今もまた一つの経過に過ぎないと考えるのか、、、、色々と示唆的な記事ですね。どの解釈も間違いないでしょう。

個人的には、とにもかくにも英語を覚え、コンテストに参加するという企画を最後までやり通し、世界旅行をするだけの行動力を蓄える事が出来たと言う点で、非常に充実した学生生活を送られた方なのかなと思います。専攻は経営系でしょうか。だったら、尚更ですね。

その後の成功は運の要素が強かった気がしますが、それを自分に引きつけたのはまぎれもなく彼女の実力でしょう。

yahoo user e89d3

明確な目標がもてず悩んでいる若者は「都内有名大卒&大企業にしておけ」という記事ですね。わかります。が、元も子もない話ですね。


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Author:ジュニアスキー
子供が小1の冬に家族でスキーを始め、すっかりその魅力にはまっております。小4から地元のスポーツ少年団に所属し、競技スキーを始めています。(現在中3)
ジュニアアルペン競技の情報ブログとしてスタートし、最近ではスキー全般、その他に関する話題も扱っています。
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(2009年7月25日開設)


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