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中国と日本のカントリーリスク(再掲)

中国と日本のカントリーリスク

池田信夫 2012年09月17日 22:49

今回の暴動で、中国のカントリーリスクがあらためて認識された。その最大の問題点は、政治の予測可能性が低いことだ。シンガポールのように警察の取り締まりがきびしいなりに一貫性があれば、企業も対応のしようがあるが、中国では共産党指導部の意向で法律は何とでも運用される。中国外務省の副報道局長が記者会見で「暴動の責任は日本が負うべきだ」と述べたのも、日本人の財産権は保護しないということだろう。

近代社会で財産権が絶対的に保護される理由は、この予測可能性(時間整合性)にある。時間を通じて行なわれる投資や借り入れなどの経済行動では、その前提となる法令や契約の遵守が保証されないと、将来のリスクを恐れて過少投資が起こる。法の支配によって国家から個人を守るバリケードを築き、蓄積した資本を国家が略奪しないことを保証したのが、西洋近代で爆発的な成長の起こった一つの原因だった。

この点では、菅首相の「お願い」で法的根拠なく原発が停止される日本も中国と変わらない。シティグループが日本の消費者金融から撤退するとき言ったのも、返済した借金の金利を過去に遡及して減免し、「過払い金」を返還させるようなルールのない国でビジネスはできないということだった。これが日本のカントリーリスクである。

政治家が法を踏み超える「人治国家」という点で、日本と中国はよく似ている。それは事後的には好ましいように見えることが多い。菅氏が原発を止めたときも、メディアは「大英断」として拍手を送った。しかしその結果、定期検査の終わった原発も動かせなくなり、LNGの輸入増で日本経済は大きなダメージを受けた。行政の裁量で電力会社を倒産に追い込む日本が、中国の暴動を笑うことはできない。

最近の反原発をめぐる感情論の暴走も、中国と大して変わらない。法的根拠のない「年間1mSv」という過剰コンプライアンスが16万人を故郷から追い出し、賠償や除染で10兆円以上の税金を浪費することを考えると、実害は中国の暴動よりずっと大きい。特に暗澹たる気分になるのは、曲がりなりにも先進国になったはずの日本で白昼公然と法の支配が蹂躙されていることだ。

日本はこうした近代国家のエートスを身につけないまま、欧米へのキャッチアップで経済発展をなしとげた。それは日本人の高い能力による成功のように見えたが、実は中国もまねることのできる「なんちゃって近代化」にすぎなかった。その報いとしてわれわれが得たのが、大衆迎合をデモクラシーと取り違える「民主」党と、水戸黄門的な裁量行政をみずからの業績として誇る愚かな政治家だ。

そしてこれからも日本は、何のメリットもない原発停止で毎年3兆円を浪費し、GDPを1%近く失い続ける。今のまま放置すると、その結果はゆるやかな衰退ではすまないだろう。西洋近代が普遍的な価値だとは思わないが、アジア的な人治政治がそれよりすぐれているとも思えない。中国人の暴動は彼らの政治への絶望の表現だが、日本人にはまだ絶望が足りないのかも知れない。



書き換えをしたので、再掲します。

この方は、結構良いことも言っていると思いますが、決めつけるような書き方をするので、感情的反発を招きやすいと思います。(笑)

もう少し共感を呼ぶ書き方をした方が良いのでは?

1mSv~5mSvなどの人体に影響が出るはずもない極低線量領域での除染作業(洗い流したり、掘って埋めたり)に膨大な税金を使うことは、構造物を何も残さない公共事業としての意味合いはあるかもしれませんが、本来実施する必要もないことでしょうね。(細野さんが、地方自治体の首長さんに怒られて、簡単に決めたことです)

感情論に左右された原発停止は、貿易赤字の増大を招き、いずれ財政危機や国力低下につながると予想します。

国力低下は、防衛的な意味で、周辺諸国にチャンスと思わせ、紛争等の遠因になるのは、韓国大統領の発言からも分かることです。

最大の問題は、ほとんどすべてのエネルギーを不安定な化石燃料の輸入に頼らざるを得ない状況を自ら進んで選択することで、万が一紛争が起きて、供給が細ったり、止まったりしたときに、外圧に対抗する力を簡単に失うということです。

チベットやウイグル(東トルキスタン)が、どうなったか、住民がどれだけ無残な扱いを受けたか、ご存じと思います。

*中国政府は、法輪功の学習者に対して、虐殺行為のみならず、生きたまま臓器摘出を行ったり、虐殺した死体を剥製にして「人体の不思議展」の見世物にしたと言われています。(最後に関しては噂です)

経済面から言っても、(円高を是正できなければ)製造業は、今度は東南アジアやインドなどに移り、国内産業は今以上に空洞化し、失業者はさらに増え、不況も継続するでしょう。

電気代も2倍以上にはなるでしょう。(このこと「だけ」を考えている人が多い)

それだけでなく、世界市場で化石燃料の価格が暴騰している状況で、日本のような巨大なエネルギー消費国が、資金力にモノをいわせて必要量を確保する行為を継続していたら、世界経済への大きなリスク要因になると思われます。

米国や欧州の多くが日本の原発ゼロに反対している理由です。(核拡散防止もあると思いますが)


たしかに、1000年に1度の大地震で、大津波が起こり、全電源喪失が起き、格納容器圧の上昇や水素爆発が起き、放射性物質が大量に飛散しました。

けど、幸いなことに、その影響は、将来にわたって、放射線被ばく由来のがん死亡者は誰一人発生しないと専門家によって推定されるレベルではあります。(むしろ避難による経済的・精神的ダメージの方が大きいと)

もちろん、今後同様の自然災害が起きても、対応できる改善措置を行うことが条件になっています。

子供たちの未来のためとよく言われますが、皆さんは、どっちのリスクの方が高いと思いますか?

私は、不安定なエネルギー供給に全面的に頼ることで、巨大な貿易赤字を生み、デフレを脱却できず、世界経済を不安定化させ、国力を壊滅的に低下させ、反日教育を行っている周辺諸国との紛争に怯える状況に陥る可能性の方がはるかに大きいと思います。

化石燃料は(マスコミは忘れてしまったようですが)地球温暖化の主原因とされ、鳩山元総理も25%削減すると2009年の国連サミットで宣言してました。(反原発の人は、エコ・CO2削減運動をしていた人が多いのでは?)

大阪の橋本さんが、大飯原発再稼働反対を主張していたときに、別の政治家が「電気が足りなくなったら、韓国から買えば良い!」と言っていたのを記憶しています。(笑)

エネルギーや主要な食料は、自給率を落とすべきでない、と私は思います。

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プロフィール

ジュニアスキー

Author:ジュニアスキー
子供が小1の冬に家族でスキーを始め、すっかりその魅力にはまっております。小4から地元のスポーツ少年団に所属し、競技スキーを始めています。(現在中3)
ジュニアアルペン競技の情報ブログとしてスタートし、最近ではスキー全般、その他に関する話題も扱っています。
上欄のカテゴリから興味のある話題をお選び下さい。
(2009年7月25日開設)


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