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FISが開催する大会カテゴリー及びルール

FISが開催する大会カテゴリー及びルール

以下の記述は、スキージャーナル2012年10月号p58-59の要約です。

A、大会カテゴリー

1,ワールドカップ

①世界最高峰のアルペンスキーのシリーズ戦

②5種目

 ・ダウンヒル

 ・スーパーG

 ・GS

 ・スラローム

 ・コンバインド(スーパーコンバインドを含む)

 ・実質4+1

③各レースでの順位と種目別、総合タイトルを競う。

④出場資格も厳しい。

 ・既にWCで実績のある個人(個人枠)

 ・コンチネンタルカップで出場権を得る方法

 ・参加国が持っている1枠を使う方法。

2,コンチネンタルカップ

 ・WCの下のカテゴリー

 ・各大陸別に開催

 ・実質的に、WCの予選

①ヨーロッパカップ

 ・シーズンを通してヨーロッパ各地で開催

 ・種目別チャンピオンなどには、WCの出場権及びスタート順の優遇措置

 ・WC最終戦への出場権も

 ・出場選手のレベルも高い

②ノースアメリカンカップ

 ・北米でシーズンを通して開催

 ・特に、シーズンイン直後のWCが北米を転戦している時期のレベルは高い。

 ・その後は、北米の若手選手が中心になる。

 ・ノルアム(Nor-Am Cup)カップとも呼ばれる。

③ファーイーストカップ

 ・極東アジアで行われるシリーズ。

 ・日本、韓国、中国の3国で開催

 ・WCの出場権も得られる。

 ・以前は、日本選手が上位のほとんどを占めていたが、最近は韓国選手が強くなっている。

④サウスアメリカンカップ

 ・チリやアルゼンチンで開催

 ・高速系種目が中心

 ・9月に集中的に開催

 ・欧米の高速系チームもこの時期に合わせて合宿を行う。

 ・シーズン本番前のマテリアル調整や実戦の場。

⑤オーストラリア・ニュージーランドカップ

 ・8-9月にオーストラリア・ニュージーランドで開催。

 ・欧米チームの合宿(特に技術系)がこの時期にニュージーランドで行われることが多い。

 ・トップレーサーの調整の場。

3,FISレース

 ・コンチネンタルカップの下

 ・各国で開催

 ・より良いFISポイントを獲得することで、コンチネンタルカップやWCにつながる。


また、別枠で「世界選手権」(隔年開催)やオリンピックがある。


以下の記述は、Jsportsホームページ「アルペンとは」からの抜粋です。

B,大会のルール

1,ワールドカップ参加条件

出場枠は各国スキー連盟単位に配分される。FISポイントで計算される基本枠1に加えて、ワールドカップ・スターティングリスト(WCSL)にしたがって1~8枠が与えられる。WCSLとはワールドカップ、さらに冬季五輪や世界選手権での成績全てをポイント化したもの。各レース終了後、新たに計算される。計算法は以下の通り。

WCSL=Base-X+Y
Base:昨季終了時のWCSL
X:(Base÷今季の全レース数)×今季終了したレース数
Y:今季に獲得したポイント

2,全種目共通ルール

・フィニッシュライン通過時のタイムが、100分の1単位(0.01)で計測される。
・1回の滑りで決する種目は、1回のタイムで順位が決められる。2回の滑りで決する種目は、2回のタイム合計で競う。
・各大会の上位30人にはワールドカップポイント100p~1pが与えられる。
・スタート間隔は滑降・スーパーG・大回転は基本的に60秒毎。滑降・スーパーGは最小40秒、大回転は最小30秒。スラロームは任意。
・規定の背番号をつけること、ストッパー付きスキー板を使用すること、大会より承認された保護用ヘルメットを着用すること。

3,旗門ルール

・コースには通過すべき旗門が設定される。滑降・スーパーG・大回転は(2本のポール上部を旗でつないだもの)×2で1旗門。スラロームはポール2本で1旗門となる。旗門は赤と青が交代で登場する。
・選手は2本のスキー板と両足とで全旗門を正しく通過しなければならない。
・選手の責任でなく1本のスキー板が外れた場合、残された片方のスキー板と両足が旗門を通過すればよい。
・旗門を通過せずに脇を通り過ぎてしまった場合、登りなおして通過することができる。
・旗門のポールを両足でまたいでしまった場合は即刻失格。旗門不通過のまま滑り降りてしまった場合も失格。
・最後の旗門後に転倒やスキー板が外れるなどあった場合、歩いてフィニッシュラインを超えても良い。

4,種目別ルール

①ダウンヒル(滑降)のルール

・基本的に1回の滑りで勝敗を競う。標高差が少ない土地に限って2回目を行ってもよい。
・ワールドカップ・冬季五輪における男子向けコースの標高差は800~1100m(特別の場合は750m~)
・レース前日までに大会と同じ条件でオフィシャルトレーニングを行うことが義務付けられている。
・ワールドカップ・スターティングリスト(以下、WCSL)上位7人が抽選で16~22番スタートを決定、続いてWCSL8位~15位が抽選で8~15番スタートを決定。その後、WCSL30位までの選手が1~7、23~30番スタートを抽選で決定する。それ以降はポイント順のスタートとなる。

②スーパー大回転(スーパーG)

・基本的に1回の滑りで勝敗を競う。
・ワールドカップ・冬季五輪の男子コースの標高差は400~650m。
・旗門設定のめやすとなる進路変更は標高差の最低6%。
・WCSL上位7人が抽選で16~22番スタートを決定、続いてWCSL8位~15位が抽選で8~15番スタートを決定。その後、WCSL30位までの選手が1~7、23~30番スタートを抽選で決定する。それ以降はポイント順のスタートとなる。

③ジャイアントスラローム(大回転)

・基本的に同日に行われる2回のタイム合計で勝敗を競う。1本目と2本目はコース範囲は重なってもよいが、旗門設定は変更すること。
・ワールドカップ・冬季五輪の男子コース標高差は300~450m。
・旗門設定のめやすとなる進路変更は標高差の11~15%程度。
・1本目はWCSL上位7人が抽選で1~7番スタートを決定、続いて以下8人が抽選で8~15番スタートを決定。16番以降のスタート順はWCSLにより決定する。
・2本目に進出できるのは1本目上位30人。2本目は30位の選手が1番スタート、1位は30番スタートとなる。

④スラローム(回転)

・基本的に同日に行われる2回のタイム合計で勝敗を競う。1本目と2本目のコース範囲は重ならないこと。
・ワールドカップ・五輪における男子コースの標高差は180~220m。勾配は33~45%。
・旗門設定のめやすとなる進路変更は標高差の30~35%程度。
・旗門はオープン(平行旗門)、クローズ(縦列)の他に、ダブルクローズが最低3回、3~4旗門が細かく連なるシケインパートが1~3回登場すること。またスルーゲートも1~3回登場すること。
・1本目はWCSL上位7人が抽選で1~7番スタートを決定、続いて以下8人が抽選で8~15番スタートを決定。16番以降のスタート順はWCSLにより決定する。
・2本目に進出できるのは1本目上位30人。2本目は30位の選手が1番スタート、1位は30番スタートとなる。

⑤コンバインド(複合)

・2つ以上の種目のタイムを合計して競う種目。
・現行ワールドカップではスーパーコンバインド(SC)と呼ばれる形式が主流。
・SCは基本的に1日で開催される。1本目高速系(滑降もしくはスーパーG)→2本目SL、もしくは1本目SL→2本目高速系。
・1本目のスタートリストは、各種目に従った方法で行われる。
・1本目を完走した全ての選手に、2本目に進出する権利が与えられる。2本目は30位の選手が1番スタート、1位は30番スタート。それ以降は1本目の着順にしたがってスタート。

⑥シティ・イベント

・16人制のトーナメント形式によるパラレル・ジャイアントスラロームで争われる。
・WCSLの男女上位15人に出場権利が与えられる。開催国は、ランキングに関わらず、最低男女1名ずつ出場させることができる。上位15人に開催国出身の選手がいた場合、また上位15人から欠場が出た場合、16位(またはそれ以下)の選手に繰り上がりで出場権が与えられる。
・2人の選手が同時にスタートを切り、隣り合う2コースを併走。先にフィニッシュラインを通過した選手に勝利が与えられる。
・出場選手全員にワールドカップポイントが与えられる。
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Author:ジュニアスキー
子供が小1の冬に家族でスキーを始め、すっかりその魅力にはまっております。小4から地元のスポーツ少年団に所属し、競技スキーを始めています。(現在中3)
ジュニアアルペン競技の情報ブログとしてスタートし、最近ではスキー全般、その他に関する話題も扱っています。
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(2009年7月25日開設)


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