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ジュニアアルペン競技とスキー全般についての情報ブログです。

手術から、何とか生還しました。

手術から、何とか生還しました。

いや、本当に死ぬかと思いました。

腰椎ヘルニアの手術(PLDD)での出来事です。

手術方法としては、侵襲性(体へのダメージ)が低く、(他の方法と比べ)安全性が高いものです。

ですが、別のところに、落とし穴がありました。


症状は、20年来繰り返している腰痛。ただし、尻や足はほとんど痺れず、背中の一部に限局した強い痛みがあるというものです。

MRI検査では、腰椎の2番と3番の間、及び4番と5番の間にヘルニアがあることが(25年前から)分かっていました。(今回もMRI, CT, 単純レントゲン検査で最新状態を確認しています)

今回の見立てですと、上の方は椎間板が完全につぶれてしまい、椎体と椎体がくっついているような状態で、こうなってしまうと逆に痛みの原因になりにくいとのことでした。

一方、下の方は、それほど大きな突出はないものの、線維輪(椎間板周辺の硬い部分)に変性があり、何らかの事情で時々中身(髄核)が飛び出して神経を圧迫し、痛みを発生させていると思われる、とのこと。

今回は、特に痛みが激しく、3日間ほど全く起き上がることができなくなったことと、これまでの経験から、一般的な整形外科に行っても、強い痺れや排尿障害等がないことから、痛み止めを出され、安静にして様子を見て下さいで終わるだろうと思ったので、思い切ってレーザーや内視鏡手術ができる東京の医院にお願いしました。

勧められた手術方法は、「PLDD(経皮的レーザー椎間板減圧術)」です。

比較的小さいヘルニアに有効で、背中の斜め横からガイド針を刺し、その針の中穴を通して細いレーザーチューブを差し込み、椎間板の後方まで先端を運び、患部にレーザーを照射するという手法です。一定範囲を焼くことになるので、針先の位置を変えながら複数回、合計1000ジュールほど照射すると言うことでした。針先は、レントゲンの透視装置で確認しながら行っていました。

ヘルニア治療には、健康保険が使えない手術法がいくつかあり、この方法は、その中でも一番侵襲性が低いもののようです。レーザーによる治療効果の機序としては、

①椎間板内を焼くことにより内圧を低下(減圧)できる。(予防効果あり)

②椎間板後方を焼くことで、痛みを感じる神経を同時に焼くことができる。(除痛効果あり)

③熱によるタンパク質の硬化を利用して、線維輪を補強し、随核の飛び出しを防ぐ効果がある。(予防効果あり)

ということです。

手術自体は、局所麻酔下で行い、日帰りも可能なものです。

昨日の夕方からだったので、昼頃ゆっくりと行きました。


まず診察があり、手術内容の説明を受け、同意書を書いて、スタートです。

着替えをして、点滴のラインを取り、手術室へ。

手術台にうつぶせになりました。

(この先は、見ていないので推測です)

数人のスタッフが、私の体の位置を合わせたり、心電図、血圧計やパルスオキシメータ(指先に挟んで、動脈血酸素飽和度を測る装置)を付けたり、レーザーや、レントゲンなど、いろいろな機器の準備をしていました。同時に、執刀医が、針の挿入位置を測って、印を付けていました。

挿入位置が決まったところで、背中から脇腹を消毒し、滅菌した布を被せられて、始まりです。

針をぶすっと刺され、麻酔を入れ、さらに針を刺していきます。

レントゲンの透視装置で、針先を確認しながら、造影剤を入れたようです。


ここで異変が。

急に、吐き気がしてきて、頭がぐらぐらして、目の前が真っ暗になりました。

「気分が悪い」と、看護婦さんに伝えます。

この時点で、看護婦さんが「この患者さんは、歯科の麻酔でいつも気持ちが悪くなっている」と医師に伝えていました。

医師から麻酔のことを聞かれたため、全身麻酔(硬膜外麻酔あり)で手術したことが2回あり、術後、吐き気が凄かったこと、歯科のインプラント手術で気持ち悪くなり、麻酔を分割しながら投与していること、を伝えました。(検査前の問診票にも書いたし、看護婦さんにも伝えてましたけどね(今だから、笑)

その後、さらに具合が悪くなりました。

呼吸が苦しくなり、ひどく気持ちが悪くなり、冷や汗がどんどん出てきて、「もう続けられないです。中止して下さい」と訴えました。

その間ずっと息を「ハアハア」している状態でした。

前後して、「血圧が下がっている」という補助医師(たぶん、インターン)の声。

点滴ラインから昇圧剤を入れたようです。

私の様子を確認しながら、昇圧剤を数回追加していきました。(後で確認したところ、最高血圧で70mmHgも下がったそうです)

また、補助医師が「酸素が下がっています」とのことで、酸素チューブを鼻に通された状態で、苦しんでいました。

今思えば、最初の段階で、気分が悪いと伝えたことで、助かった気がします。

そのまま、麻酔を追加されていたら、たぶん気を失っていたと思いますね。(心臓だってどうなるか・・)


しばらくしたら、だんだん気分が落ち着いてきました。血圧も回復してきたようです。

医師が「大丈夫ですか?」

私「もう、大丈夫です」

医師「そうですか。では、続けましょう」

私「えっ!!」

追い打ちを掛けるように、

医師「もうこれ以上麻酔が使えないので、このまま(麻酔せずに)レーザーで焼いていきますから、痛かったら言って下さいね」

私「はい・・・分かりました・・。」(ストレス防御反応で脳内麻薬MAXです)

医師が何かを背中に入れています。

私「いたいっ!」

看護婦「どこが痛かったですか?」

私「背中の真ん中、背骨のところです」

医師「漏れてるな・・」とつぶやき、私に「今、造影剤を入れて針を確認してました」「また、痛かったら言って下さいね」

私「はい・・・・」

針先が決まったようで、「じゃあ、始めますよ」

何回か、レーザーのスイッチの音が聞こえました。

補助医師が何か言うが、聞き取れない。

医師「リセットしたのか?」、補助医師何か言う。

聞いていると、別の意味で冷や汗が出ます。

医師「では、また始めますよ」

「ジー、ジー、ジー」と10回ぐらい焼く音が。

思ったほど痛くありません。

針の位置を変え、また焼く音が。

私「いたー」

医師「どんな痛みですか?」

私「刺されるような痛さです」

医師「痛いほど効きますから」

焼いた後は、生理食塩水を入れて、患部を冷やします。

場所によって、痛かったり、痛くなかったりしましたが、レーザーを始めてからは、20分ぐらいで終わったように思います。

針を抜かれるときもまた、「いたー」

医師「はい、終わりましたからね」

私「ありがとうございました(助かった・・)」

ストレッチャーで、回復室に。

30分ほど休みました。

その間、補助医師の方が来られて「今日、帰られると言うことでしたが、ホテルをお取りしましょうか?無料で泊まることができます。空きがあるのは確認しました。明日もう一度、診察を受けるようにお願いします。」

私「分かりました。お願いします。妻も泊まることはできますか?」

医師「追加料金がかかりますが、大丈夫です」

ということで、生まれて初めて日比谷の帝国ホテルに泊まることになりました。(笑)

ただ、泊まる支度は何もしていなかったのですが。

まー、大丈夫だろ。

看護婦さんが来て、「起きて着替えて下さい。その後で、診察がありますから」

恐る恐る、起きました。

「あれ? 刺すような痛みがない!」

かなりの効き目があったようです。

医師「どうですか」

私「重たい痛みはありますが、刺されるような痛みは今のところありません」

(私は、(たぶん医師も)包丁とかで刺されたとかはありませんので、本当のところ、表現が適切かは良くわかりませんが・・)

医師「今日は、1000ジュールの予定でしたが、線維輪を破ってしまう可能性があったので、800ジュールで止めました。でも、効果は十分出ると思います。」

私「今日の段階で、手術がうまくいったかどうか、分かるのでしょうか?」

医師「まだ、焼いたところの痛みがあるので、明日ぐらいまでは分からないと思いますよ」

その後、事務長さん?が、タクシーを呼んでくれて、往復のタクシー代もいただきました。(歩いて数分のところです)

皆さんに、だいぶ残業をさせてしまいました。

でも、帰りにちゃんとお見送りをしていただくなど、非常に感じの良いところでした。

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タワーの方に泊まりました。

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26階、東側の窓から見える風景。

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下を見ると、恐ろしい。

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レストランから見た日比谷公園側。

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日比谷公園と皇居

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朝食付き。

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朝は、17階のビュッフェレストランで食べました。本当に、美味しかった!

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フロントロビーにあったヒマワリ。

宿泊費は、私の分が朝食込みで5万円だったようです。(病院払いでしたが)

大変な思いをしましたが、帝国ホテルに泊まれて良かった。(笑)(何もなければそのまま帰って、今日も仕事のつもりでしたから)。たぶん、もう二度と泊まれるチャンスもないでしょうし。

次の日(今日)は、簡単な診察と1ヶ月検診の予約をして、帰ってきました。

現在は、あんなに酷かった激痛がすっかり無くなりました。

まだ炎症があるとのことで、鈍い痛みはありますが、いずれ良くなって来ると思います。


教訓、

①アレルギーを持っている患者で、麻酔や造影剤を使うハメになったときは、スタッフに念には念を入れて話しておきましょう。

②病院側は、しっかり患者情報を共有できるようにしておきましょう。(特にお盆の時期で人の入れ替わりがあるとき!)

③インプラント、腰痛手術、レーシック、美容外科など、保険が使えない治療では、「短時間に、ほとんど痛みもなく」と簡便さを売りにすることが多いように感じますが、やっぱり手術は手術ですから、治療をする側も、受ける側も、もう一度そのリスクをきちんと考えた方が良いと思いました。

④ショック(アナフィラキシー?)で苦しんでいたときに、看護婦さんがずっと手を握っていてくれました。ずいぶん不安が和らぎました。凄い効果だと思いました。


今回は、私にとって大事件だったので、かなり詳しく書きました。

こういう情報は、皆さんの役に立たない方が良いと思いますが、念のため。(こんな事もあるんだと)

でも、私の体質に問題があるのであって、病院は凄く良いところでしたよ。

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プロフィール

ジュニアスキー

Author:ジュニアスキー
子供が小1の冬に家族でスキーを始め、すっかりその魅力にはまっております。小4から地元のスポーツ少年団に所属し、競技スキーを始めています。(現在中3)
ジュニアアルペン競技の情報ブログとしてスタートし、最近ではスキー全般、その他に関する話題も扱っています。
上欄のカテゴリから興味のある話題をお選び下さい。
(2009年7月25日開設)


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