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ジュニアアルペン競技とスキー全般についての情報ブログです。

ワックス作業の簡略化

<ワックス作業の簡略化>

*本稿をお読みになる前に、「ワックスの目的・効果」、「ベース、滑走ワックスの方法」をご参照ください。
道具については、ワックスに必要な用具をご覧下さい。
その他の項目については、右側のメニューからお選び下さい。



子供がスキーの練習や試合に参加するときの親の役割はどのようなものがあるのでしょうか?

 ・スキー場往復の運転

 ・子供の世話

 ・コース整備(デラパージュ(デラがけ)など)

 ・安全の確保(コース外からの侵入の防止など)

 ・ポールセット(ポールの上げ下ろし、セット替えの手伝いなど)

 ・写真撮影

 ・ワックスがけ

あたりでしょうか。

子供が小学校5-6年生ぐらいになると、自分でワックスがけもできるようですが、それ以前は親の仕事になることが多いと思います。

両親ともにスキー場に付きそう場合、兄弟が何人かいる場合、前夜のワックス作業は大変です。

付き添いで行ったとしても、基本的にはお世話係であるため、自分の板のメンテにはさぞかし力が入らないことと思います。

そこで、親の板のワックス作業はどこまで簡略化できるかという話です。

ただし、これは簡略化なのか、過剰分を適切な作業量にするのか、評価は様々と思いますが・・。

子供の板は、ちゃんと手入れしなくてはいけないけど、自分や妻の板についてはダメージにつながらない範囲で手を抜いてしまいましょうという考えです。

ワックスの目的は、

 ・滑走性の向上

 ・ソールの保護

が、主でした。

必要十分なソール保護効果を持ち、人にあまり後れをとらない程度の滑走性を維持しつつ、作業は簡単に済ませられる方法にはどんなものがあるのでしょうか?


1,スクレーピング・ブラッシング作業回数を減らす

 ・スクレーピングとブラッシングはケバ取り効果も持つため、滑走後のワックス時には必ず行った方が良いと思います。

 ・ただし、新板の下地作りの時なども、(最初は行った方が良いと思いますが)毎回必ず行わなくてはいけないかは、意見が分かれるところです。

 ・例えば、

  アイロン(桃)-アイロン(桃)-アイロン(桃)-スクレーピング-ブラッシング-(下に続く)

  アイロン(紫)-アイロン(紫)-アイロン(紫)ースクレーピング-ブラッシング-(下に続く)

  アイロン(青)-アイロン(青)-アイロン(青)-スクレーピング-ブラッシング(終了)

  のようにすれば、スクレーピング・ブラッシング回数を減らすことができます。


2,ワックス回数を減らす

 ・以前のブログで、筆者の場合、レース用新板の下地作りに

  ピンク10回-バイオレット10回-ブルー10回-グリーン5回-ハイブリッドベース5回

  の計40回行っていると書きました。(もちろん各回ともスクレーピング・ブラッシングを行っています)

 ・一般の板でも、こんなにたくさんワックスをする必要があるのでしょうか?

 ・この問いに答えるには、ワックス繰り返し回数と各回の浸透量について知らなくてはなりません。

 ・そしてそのデータは筆者が知る限りありません(たぶん公表されていないだけと思いますが)。

 ・過去の多くの経験談から考えると、この関係は「飽和曲線型」の可能性が高いと推測されます。

 ・最初は浸透量が多いが、回数が増えるにつれ浸透量は減り、飽和に近づくというものです。

 ・各回の労力は同じことから、労力に対する効果が指数関数的に小さくなってくるとも言えます。

 ・この関係が正しいと仮定した場合、絶対的な浸透量そのものは回数とともに増加していることから、繰り返すことは決して無駄ではないと言えます。

 ・どこでワックスを止めるかは、「労力・費用」対「ワックス効果」を考えた個人の判断と言うことになります。

 ・例えば、全浸透量の70%程度が、数回程度の繰り返し回数で達成できればそれで十分と考える人も多いと思います。

 ・筆者の(あまり多くない)経験と先人の知識を総合すると、ベースワックスの繰り返し回数に関して、ピンク、バイオレット、ブル-を各3回から5回程度が効率的に感じますが、いかがでしょうか?

 ・Vサーモをショップに依頼すれば、下地作りに何回もホットワックスをかけなくても済みます。


3,硬いワックスの使用

 ・ワックス回数を減らすことによりベースバーンの確率が増加するため、使用するワックスの硬さを変えて対応します。

 ・ガリウムグリーンやハイブリッドベース、マツモトアンチBBのような硬いベースワックスを使うことで、ベースバーンの可能性を低くします。

 ・ただし、硬いワックスはアイロン時にソール焼けを起こす可能性がありますので、ある程度ホットワックスに慣れてから使うと良いかと思います。

 ・また、TOKOオールインワックスのような、全雪質対応のワックスの使用も省力化に有効です。

 ・オールインワックスはかなり柔らかいワックスのため、硬いベースワックスと組み合わせると良いと思います。


4,作業効率を上げる

 ・よく研がれたプラスティックスクレーパーの使用

 ・やや堅めのブラシの選択(ボアブラシなど)

 ・ロータリーブラシの使用

 ・しっかりとした作業台と固定具の使用

 ・ブルーシートを使うなどして、掃除の手間を省く

 ・1回の浸透量を上げるために、部屋の温度を高くする。(ストーブ等で部屋を暖めてワックスする人もいます。ただし、例えば30℃程度でどのぐらい浸透量が上がるかについてのデータはありません)

 以上のような点に注意すると作業効率が驚くほど上がり、ワックスにかける時間が短縮されます。


5,滑走前のスクレーピング、ブラッシングの省略

 ・やや極端な方法ですが、下地作りの時のみならず、滑走前のスクレーピング、ブラッシング作業も省略してしまおうというやり方です。
 
 ・「ぬりっぱ」(塗りっぱなしの略?)と呼ばれています。

 ・筆者は行ったことがなく人から聞いた話になりますが、雪がある程度硬い状態であれば、最初の1-2本はやや引っかかる感じがあるものの、すぐにはがれてしまい、その後は通常にブラッシングした時と滑走感は変わらなくなるそうです。

 ・ワキシングペーパーを使うなどしてワックスを薄く、均等に塗るのがコツということです。

 ・春先は、汚れが付着するため行わない方が良いと思います。



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プロフィール

ジュニアスキー

Author:ジュニアスキー
子供が小1の冬に家族でスキーを始め、すっかりその魅力にはまっております。小4から地元のスポーツ少年団に所属し、競技スキーを始めています。(現在中3)
ジュニアアルペン競技の情報ブログとしてスタートし、最近ではスキー全般、その他に関する話題も扱っています。
上欄のカテゴリから興味のある話題をお選び下さい。
(2009年7月25日開設)


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