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ジュニアアルペン競技とスキー全般についての情報ブログです。

「イタい言動」をする有名人たち。そこから「幸せな生き方」を考察する

「イタい言動」をする有名人たち。そこから「幸せな生き方」を考察する

山田君 博士~。なんか面白いネタ、ないっすかね。ネタが欲しいんです。

博士 ついに君も、暇つぶしに僕の研究室に来るようになったか。
じゃあ、これを見たまえ。

山田君 ?
「ベストセラー作家だけど質問があるよ?」
なんですか、コレ?

博士 あの大ベストセラー「もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーのマネジメントを読んだら」の作者、岩崎夏海氏のブログだ。
10月19日にエントリーした「ベストセラー作家だけど質問があるよ?」という記事がこれだ。

何でぼくのことを承認欲求の強い人間だと思うの?
何でぼくがブックマークのためにブログを書いてると思うの?
なぜぼくの悪いところだけを取りあげて良いところを見ようとしないの?
なぜぼくのことを偉そうと批判する人ほど偉そうなの?
なぜ ぼくのことをスティーブ・ジョブズのような人間だと思わないの?
・・・・・
(一部抜粋)

こんな感じで19の質問が書かれていて、そのあまりのトンでもなさが、ネットの一部で話題になっている。質問のほとんどは自分を認めない、あるいは攻撃してくる人たちに向けたものらしいのだが。

山田君 こ、これは・・・。

博士 「それ、本気で言っているの?」と20番目の質問を加えたくなる内容だろ。

24日には、この質問記事の意図を補足するような記事を上げているが、これも
『日本の異能 岩崎夏海氏「ベストセラー作家から炎上ブロガーへ。転落+復讐こそ作家の歩むべき道」』
と、なかなかすさまじい。自分で自分のインタビュー記事を書いているんだな。

山田君 読んでると、こちらが苦しくなってくるような......。

博士 ああ、そうだ。ひとことで言ってしまうと痛々しい

山田君 なんでこういうことになってしまうんでしょうねえ。

博士 ある特定のパーソナリティを持つ人が、何かのきっかけで一気に注目を浴びた時におちいる病(やまい)だ。古くは今井メロ。覚えているか?

山田君 なんでしたっけ?

博士 スノーボード・ハーフパイプの女子選手で、自作のラップを披露していたな。その直後、トリノオリンピックのハーフパイプで2度こけて、予選敗退。その後のブログ更新が一切なくなった。2006年の出来事だ。

山田君 そのラップって、確か、「ワンワン、ツーツー、スリースリー、フォーフォー! ガンガン ズンズン グイグイ 上昇!(中略)戦場・炎上・技・特上! 燃えた瞳が物語る 強い味方がmellowな売り♪ 夢に向かってフルパワー!!!」ってやつでしたっけ?

博士 覚えていすぎだろ!!

他にもそのような人はいる。たとえば、かつての亀田兄弟...。それから、かつて出家した保阪尚希。 かつての和泉元彌(いずみもとや)、それからかつて"ビッグ発言"をした田原俊彦。

山田君 そして、かつてのミッチーとサッチー。

博士 勝手に付け足すな! まあ、枚挙にいとまがないだろう。

彼らは自分が物語の主人公になってしまっているんだな。
自分の行動は注目されている」、「自分の行動は世間から求められている」そう思い込んでしまっている。

世の中は特別注目していないのにだ。
だから痛々しい


山田君 調子に乗ってるってことですか?

博士 そうでもない。
意外と本人は、そのことに苦しんでいたりもするんだ。

こういう痛々しさを持つ人というのは一般にもいて、時々僕のところへ相談にやってくる。 そういうタイプの人の相談を聞いていると、「自分」においている比重がものすごく大きいことがわかる。

一言で言うと、世の中が自分中心に回っていると思っているんだ。

山田君 自己中ってことですか?

博士 自己中心的=自分勝手だとするとそれとはちょっと違う。
こういうタイプの人は、自分の存在そのものが他人に大きな影響を与えると思っている。そして、他人はみな自分の一挙一動に関心があると信じている。

それは、たとえば次のような形で現れたりする。

飲み会で1次会が終わり「2次会行く人いる~?」と誘われる場面があるだろう?
そういう時に、このタイプの人は明日朝イチから仕事でも、少々体調が悪くても「帰ります」と言えなかったりする。

また、友人同士で遊びに行くのに車が必要だとする。その時に「誰か車出せる人いないかな?」と言われて誰も手を挙げなかったら、本当は車を出したくなくても手を挙げてしまう。

自分がここで帰ったら、自分がここで手を挙げなければ、物事が進まないんじゃないかと思ってしまうんだ。

山田君 いい人じゃないですか!

博士 そうだな。ただ、そんなことをしなくても物事は進んでいくんだよ。
自分が行かなくても2次会は楽しく行われるし、自分が車を出さなくても誰かが出したり、借りたりすればいい。
でも、このタイプの人たちは、自分がつねに物語の主人公だから、自分がいないと何も進まないと思ってしまうんだ。

山田君 なるほど~。

博士 だから逆に、2次会にみんなが参加するのに、そいつだけ「俺は、そういうの嫌いだから」と理由も無いのに、敢えて参加しなかったりもする。車を出せる状況なのに「誰かが俺に頼んだら、出すことを考えてもいい」なんて思っていたりもする。

自分の1つ1つの言動が、周りに多大な影響を与えていて、周りが自分の一挙一動を気にしていると信じているから、そういうマインドになる。

しかも、そのような言動をしたあとで、「みんなは僕の言動をどう思ったんだろう」と気になって仕方がなくなる。

いつも勝手に苦しんでいるんだな。

山田君 そのような人が、世間に持ち上げられると、あんな風に痛々しくなるんですね。

博士 その通り。

一般に「痛い発言」の多くは、若い時にされる。自意識過剰な状態は、若い時になりがちだ。天才的ラジオパーソナリティの伊集院光は、この辛い自意識過剰な状態を「中2病(ちゅうにびょう)」と名付けた。中学2年生くらいに誰もがなる状態ということだろ。

山田君 でも、もしドラの作者は43歳です。

博士 彼は中2病をこじらせたのだ。

山田君 1つ質問があります。

博士 なんだ?

山田君 そのような人は、たとえば「けん玉・高度テクニックへの道」みたいなブログを書いて、人気がでると調子に乗ったりしますかね?

博士 そのような人は、人気が出れば、当然調子にのってしまうだろう。

山田君 そのような人は、人気が出れば、「けん玉のテクニック」だけじゃなく、自分の今日のファッションや、自分の恋人との幸せな日々を自慢気に書き綴ったりしますか?

博士 十分にありえる。

山田君 そのような人は、ブログに書くネタがなくなっても、「ファンが待っているから」と、必死になって新しいネタを探しまわりますかね?

博士 誰も期待なんてしていないのに、必死になってネタ探しをするだろうな。

山田君 そして、誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)を某掲示板で受けていたりするんですよね。「お前のファッション興味ないし、w」「どうせエア彼女だろ」「写真見つけた、超キモイ、w」なんて。
そのような、勝手に苦しむ痛々しい人になんて言ってあげますか?

博士 前回 も言った通り、彼らに助言をする必要はないが、こう言いたい。

君は苦しんでいる。苦しんでいる上に、人からは痛々しいと思われている。1つもいいことはないから、今すぐやめたまえ」だ。

山田君 それで、気が楽になりました。

博士 おまえの事かい!


博士からの勝手アドバイス

世界における自分の比重の小ささに気づけば、「痛い人」から卒業できる




ハハハ、面白い分析ですね。

山田君の気持ちもわかるような気がします。(笑)

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スザンヌ・リーシュ 再び膝の手術へ

スザンヌ・リーシュ 再び膝の手術へ

ある角度以上膝を曲げると、膝の横、内側に痛みが出る。

来週月曜日に手術予定。

(マリアリーシュの妹である)スザンヌリーシュは、2011年9月にチリ合宿で左膝を大ケガ。

3度の手術とリハビリを経て、再起を目指している途中。

Another knee operation for Susanne Riesch

Saturday 14 July 2012

As Susanne Riesch crashed in speed training in Chile in September 2011 she already presumed that she would miss the 2011/12 season. A fracture in her left tibia, a tear in the ACL and meniscus injury required not only three operations but also very intensive rehab.

Last months have seen tough training to prepare for the World Championship season 2012/13. However, persistent rumors about another knee operation started to make the rounds following the third training camp for the DSV Alpine ladies‘ team in Hotel Stanglwirt in Going near Kitzbühel last week. Susanne Riesch commented the situation in an interview with Skiweltcup.TV on Saturday.

For the German original please click here.

Hey Susanne, this week your fans and we heard a rumor about another operation scheduled for Monday.

Susanne Riesch: Yes it is correct that I unfortunately need to have another operation on Monday. I can train well and a lot (road bike, stationary bike, core and upper body), but I have massive problems in strength training. When I bend my knee beyond a certain point, I get a pain from the side of the knee inwards. What the problem is no one knows for sure.

You will need to skip the first snow training in Zermatt.

I cannot even think of skiing at this time and that is why I chose to have the operation. The doctors are also considering if it is the metal (screws and plates) thatt is causing the knee pain.

Do you have a plan for the next few months?

The operation is on Monday during which Dr. Münch is going to remove the metal and conduct an arthroscopic measure. The bone will then need another 6 weeks before it can bear weight again, but I think after 2-3 weeks I can begin with some easy endurance training. I would like to be back on skis at the beginning of October, but I need to wait to know for sure as that is a long time from now and much can happen.

Courtesy of Skiweltcup.tv


河田孝文 「日本人の道徳観を読み解く②」

河田孝文 「日本人の道徳観を読み解く②」

一 儒学と幼学綱要

 現在の道徳教育に深い影響を与えているのが『幼学綱要』だ。道徳教育というと「学校での教育」を頭に思い浮かべるだろうが,学校以外でおこなわれる道徳教育が圧倒的に多いだろう。両親から「人間なら~しなければ」と説かれる,近所のおじさんから「男なら~だろ」と励まされるというように,小さな時から自然に空気を吸い込むように社会の中にある道徳観を吸い込んで子どもは育っていく。我々のまわりにある,我々を包み込んでいる空気のような道徳観は,マスコミによってつくられることもあるし,よく売れている本や雑誌によってつくられることもあるだろうし,最近では2チャンネルなどのネットでの議論によって形成される場合もある。しかし,それらの空気のような道徳観の根っこにあるものがある。子どもを諭す両親や,口うるさい近所のおじさん,マスコミでしたり顔に話すコメンテーター,ネットで自らの論を展開する人達へ影響を与えているものがあるのだ。
それが『幼学綱要』だ。
『幼学綱要』は全七巻からなる本だ。筆者は,元田永孚
「国民道徳」から儒教的色合いを除きたいと頑張った森有礼とは対極をなす人物だ。
元田は,「儒教道徳」こそが,国民道徳だと信じていた。そして,皇室への崇敬を国民に求めた。元田は,「修身」=「治国」として,修身と名を借りた儒教道徳の国民への広まりを重視した人物である。
その元田が編修している『幼学綱要』はまさに儒学そのものだ。
教育勅語は,『幼学綱要』がもとになっている。『幼学綱要』は,徳目を20にまとめている。全七巻のすべての巻頭にこの20の項目が載っている。「孝行・忠節・和順・友愛・信義・勤学・立志・誠実・仁慈・礼」がその徳目だ。
明治12(1879)年,学校生徒の学力衰退を憂慮した天皇の意向をうけ,日本独自の教育に関する文書『教学大旨』を提出。日本における教学の要を論じた前段と,小学校における教育の実情について留意すべき二条項を述べた後段から構成され,終始儒学に基づいた仁義忠孝の精神を力説した。
明治14(1881)年にはこの『教学大旨』をもとに『幼学綱要』が編纂され,さらに明治23(1890)年の『教育勅語』発布へと展開していくことになる。教育勅語は,敗戦の昭和20年まで日本人の道徳観形成していくわけだが,その大本は『幼学網要』であり,『幼学網要』の大本は元田の学んだ和製儒学(主に水戸学をもとにしたもの)なのである。

儒学

幼学綱要

現在の日本人の道徳観


この『幼学綱要』の教科が日本人に与えた影響が大きいために,日本人の道徳観は,儒学的道徳観が多くを占めている。
しかし,日本の長い歴史のおいては,儒学の影響を受けている期間は長くはない。儒学の思想は古くから日本に入ってきてはいたが,多大な影響を与えるようになったのは江戸時代だ。江戸幕府は「修身・斉家・治国平天下」,すなわち「身をおさめ,家を斉(ととの)え国を治めれば,自ずと天下は平らかになる(世の中平和になる)」という朱子学の定理にのっとって国を運営した。家臣が主君に忠義を尽くす「忠」,武士道にのっとり主人の仇を討つ「義」などは,みな「和風儒学」のキーワードだ。そして,日本人全部の共通する道徳観として根付くのは明治以降のことなのだ。
日本人に,「和風儒学」の精神を浸透させるのに力を発揮したのが『幼学綱要』である。

二 幼学綱要の徳目

 幼学綱要には,20の徳目が収録されている。規範意識が低下した現在,国民全員が精いっぱい生きていた明治時代の規範基準「幼学綱要」を見直し,指針とするときである,

① 孝行〔親の恩に感謝する〕
② 忠節〔国に忠節をつくす〕
③ 和順〔夫婦はむつまじく〕
④ 友愛〔兄弟姉妹は仲よく〕
⑤ 信義〔友人は助けあう 〕
⑥ 勉学〔まじめに勉強する〕
⑦ 立志〔決心を固める  〕
⑧ 誠実〔何事もまじめに 〕
⑨ 仁義〔人を助ける心  〕
⑩ 礼譲〔礼儀正しく   〕
⑪ 倹素〔無駄遣いをしない〕
⑫ 忍耐〔耐え忍ぶこと  〕
⑬ 貞節〔節操を守ること 〕
⑭ 廉潔〔正しく潔白なこと〕
⑮ 敏智〔機敏に知恵を出す〕
⑯ 剛勇〔強い勇気を持つ 〕
⑰ 公平〔えこひいきしない〕
⑱ 度量〔こせこせしない 〕
⑲ 誠断〔正しく判断する 〕
⑳ 勉職〔職場に専念する 〕


 現代社会で必要であるにも関わらず希薄になった徳目がたくさんある。TOSS道徳は,現代版幼学綱要の提案を検討中である。


河田孝文の教育実践サイトより

たしかに、尊敬される人間は、上の20項目の行為を自然に行っているように感じます。

この儒教的道徳観は、特にスポーツ指導者や選手に強い影響を与えていると思います。(元監督や萩原さんのインタビューにも感じます)

加えて、小学生でしたら、きちんと挨拶をする、元気に返事をする、時間を守る、嘘をつかない、などもコーチから指導されていると思います。

もう少し大きくなったら、「みんなが自分の都合ばかり主張していたら、クラスがまとまらないよ。みんなで少しずつ譲り合うことが大事」とか学んでいくのだと思います。

基本的に両立しない関係の「全体の利益」と「個人の利益」のうち、戦前は儒教的道徳観が主流だったので、「全体の利益のために個人の権利を制限する傾向」が強く、戦後はアメリカ的個人主義、自由主義の影響で、「個人の利益を主張するのが正しい権利」と変化してきたように感じます。

最近の反原発運動は、まさにこの「個人の利害」を強く出している感じです。

傾向としては、反原発のみならず、市民主義的、生活密着型、反大企業、反政府、左翼的、常に被害者、常に批判者、常に反対派、という共通するスタンスを取りがちに感じます。


以前は、国の政策は、エリート官僚がその時の状況や将来の方向性を考えて立案する役割を担っていました。

政治家は、各種団体の利益代弁者として、その団体に有利になるような主張を行い、官僚が作成した(たぶん一番まともな)素案を「修正させる」ような圧力を掛ける役割だったと思います。(修正=「勝ち取る」感覚)

ある時から、政治家が「架空の民意」を持ち出して、その感情的な反発や憎悪を利用し、官僚を悪玉に仕立て上げ、「民意=正統性」が自分たちにあるとして「政治主導」を強引に行うようになってきました。(小沢さんは、その過程で中心的役割を果たしました)

マスコミも、ここぞとばかりに「架空の民意」を利用して、自分たちの主張を通そうとしています。(彼らは、自分達は裏で政治を操る役割と考えているようです)

政治家は、元々が単なる圧力団体の代弁者ですから、国の政策を作れるような能力があるはずもなく、しかし、力だけは持つようになりましたから、それを(結果として)間違った判断に使っているというのが最近の状況だと思います。

まあ、端的に言うと能力のない者が力を持つと国が壊れるという典型例(例えば、菅さん)だと思います。

問題は、政治家やマスコミが利用している「架空の民意」に基づくバッシングのせいで、日本の最優秀層が中央官僚になりたがらない傾向が出始めていることです。

これこそ、将来的な日本の「終了」につながる要因と思います。

儒教道徳的に言えば、政治家やマスコミは、(身の程を知り)「節度をわきまえろ」とでも言うべきところでしょうか(笑)

TURNING POINT 萩原智子さん [元水泳選手]

萩原智子さん [元水泳選手]

TURNING POINT, 水泳 2008年07月01日

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1.中学、高校時代の萩原選手

─中学、高校時代、萩原さんは学校の部活動で水泳部に所属していたのでしょうか?

萩原智子さん 水泳部もありましたが、学校にプールがないので、それぞれのスイミングクラブで練習していました。放課後に学校で練習するいわゆる部活生活とは違いますが、一緒に練習しているのは小さい頃からやっていた仲間ばかり。朝から練習をして、学校でのクラスも同じ、それからの練習も一緒なので、家族よりも長い時間を過ごす大切な存在でした。
水泳部以外でも、高校で3年間同じクラスになった体操部の友達との出会いという財産もありましたね。彼女も当時の私と同じように日本一を目指していたのですが、それまで「日本一」を目指している人は周りにいませんでした。同じ目標を持ち合える存在だから、いろいろな話をしたし、お互い励まし合って3年間頑張れたのだと感じています。

──実際には1日にどれぐらい練習していたのでしょうか?

萩原智子さん 中学に入った頃は、朝練習が週6回ありました。5時にプールに行って、5時30分から8時ぐらいまで練習。放課後は17時30分から21時ぐらいまでプール。その繰り返しでしたね。一度冬場の苦しい練習をしていたときには、プールに行ったら私とコーチしかいなくて、2人でプールにかけた重たいシートを30分ぐらいかけて引き上げたこともありました(笑)。
実は中学時代には私もサボったことがあって、あまりにノルマがきつかったので、わざと目覚まし時計をセットしませんでした。そうしたら朝6時頃コーチから電話がかかってきた。当然怒られると思いますよね。そうしたら「どうした? 何かあったかと思って心配したぞ」と言われたのが逆にショックでした。私もつらいけれど、コーチも毎日の朝練習前にはみんなが寒いだろうからと、もっと早く着てボイラーを炊いたりしてくれているのに、そういう気持ちも全部裏切ったと思いました。
目標を立てて頑張るとしているくせにサボったこと自体にも後悔の念があって。それからすぐにプールに行って練習をしました。あの頃のことは、とても印象深いですね。

2.インターハイ3連覇!!!

──萩原さんは小学校6年生から「日本選手権」に出場されています。日本トップ選手として大会に出場しながら「インターハイ」に臨むわけですが、インターハイは萩原さんにとってどのように位置づけられていたのでしょうか?

萩原智子さん 高校のインターハイだけは特別でした。「インターハイ」というブランドがあるし、そこで優勝することが夏一番のメインイベントでした。日本選手権も勝ちたいけれど、インターハイはそれ以上に勝ちたいと思っていましたし、ステータスがありました。

──その舞台で3年連続優勝なさっていますね。

萩原智子さん よくご存知で(笑)。その時々で、いつも思い出があります。
1年目は地元の山梨開催だったのですが、インターハイの意味もわからず、ただの全国大会だと思って泳いで何が何だかわからないまま勝っちゃった。
2年目になるとインターハイの重みを実感していたうえで「勝ちたい」と思っていたから、気持ちに余裕がありませんでした。スイミングクラブのコーチは、高校の教諭ではないのでインターハイには同行できません。不安で仕方なかったので、試合前に泣きながらコーチに電話をしたら「やってきたことをそのままやればいいし、勝てなくても誰もお前を責めないから」と言ってくれた。その言葉がありがたかったですね。自分にも期待しているけれど、周りを気にしすぎていたので、そのひと言で楽になれました。
3年目はなぜか自信がありました。3年生の貫禄なのかな(笑)。試合の1週間程前に高熱を出して調子が悪かったのに、それでも「私は勝てる」と思っていたし、「勝たないといけない」というのがプレッシャーではなく、いいモチベーションになっていました。3連覇できたのが何より嬉しかったですね。たまたまそのときに、顧問の先生が入院していたので、みんなで「先生のためにも頑張ろう」とまとまって、ものすごく青春していましたよ(笑)。

3.スランプからの脱出

──では当時を振り返って、つらかったことは何でしょうか?

萩原智子さん ベストが出なかったことです。インターハイで勝負に勝つことはできましたが、タイムは全然よくなかった。中学3年のときに出した記録をずっと破れなかったのが苦しかったです。タイムが出ないと、気持ちもなかなか前に進めないし、どうしたらいいかわからない。当時はコーチとも随分とぶつかりました。中学3年で出したタイムが歴代2位だったので、周りも「オリンピックだ」と騒ぎ立てたし、私自身も「あのタイムを出したから、もう練習しなくても大丈夫」と天狗になっていました。でもコーチはそういう私の態度もわかっているから、本気で怒るわけですよ。プールで泳ぐ私に向かって投げてきたビート板を、拾って投げ返していたし、「帰れ」と言われたら「ラッキー」と思って帰ってしまうし(笑)。今思えば最悪ですよね(笑)。
でも、結果としてはそれだけぶつかり合う時間があったから、コーチとの信頼関係を築くことができたのだと思います。もちろんぶつかるだけがいいということではありません。私がそうだっただけで、それぞれによってその方法も違います。大切なのは、お互いが向き合えるための時間だったと思います。

──確かに、指導者と選手の信頼関係は大切ですね。

萩原智子さん 最近の話を聞いていると、高校生や中学生に嫌われたくないから怒らない指導者が増えているのかなと感じることがあります。私の場合はコーチが真剣に怒ってくれたから、水泳に対しても正面から向き合えたし、自分にとって大きな存在なんだと確認作業をすることができました。
怒られたり、何かを言われると落ち込むこともありますが、そこで考えることが大切だったし、天狗なままでいたら、確実に今の私はいない。コーチだけでなく、苦しいときに私が「水泳をやめたい」と言ったら、本気で怒ってくれた友達もいました。そういう1つ1つのことが嬉しかったし、支えられてきたのだと思います。

──苦しいことがあってもやめずに続けることができた理由は、周囲の力が大きかったということでしょうか?

萩原智子さん その通りです。私は本当に周りの人たちに恵まれていて、家族、友達、コーチ、みんなに支えられていました。家族にはプールに行くために毎日送り迎えをしてもらったり、お弁当をつくってもらったり。タイムが出ない苦しいときだからこそ試合に応援しに来てくれたり。いつも助けられていました。
でも、ありがたかったのは、支えることの1つとして私をきちっと怒ってくれたことです。たとえば、テストでとんでもない点数を取ってしまって、それを隠していたら(笑)、母が「こんな点数を取るなら、もう水泳なんてやめなさい。水泳しかできないなら、続ける意味がないでしょ」とものすごく怒って。それからは必死で授業を聞いて勉強しました。
周りの人たちがいなかったら、確実に水泳をやめていたと思います。

4.萩原智子のターニングポイント

──では、そのなかで萩原さんご自身の「ターニングポイント」を挙げるとしたらいつでしょうか?

萩原智子さん 中学3年から高校1年の反抗期時代を経て、高1の夏に迎えたアトランタオリンピックの選考会です。それまでは「オリンピックに出たからって、それが一体何なの」と言っていたし、言葉では「オリンピックを狙う」と言っていたけれど、実際にそれが何かはわかっていなかった。それだけの覚悟もありませんでした。でも、アトランタの選考会を3位で終えて、それからベストも出ないし、勝てない。そこで本気になりましたね。大げさではなく、高校1年の地元インターハイで優勝したときに、「アトランタ(オリンピック)に行かなくてよかったな」と思いました。「今の私は、オリンピックに出る選手じゃない。この時間があって本当によかった」ということを強く感じました。その時点で次のシドニーオリンピックが見えていたわけではありませんでしたが、目の前のことを1個1個やっていかなければダメだと思ったし、コーチとも話し合ってこれからどうするか、どうしたいかということを真剣に考えた時期だったと思います。

──うまくいかなかったからこそ、多くのことが見えたわけですね

萩原智子さん ピンチはチャンスになると思います。失敗や苦しいことがピンチなのだとすれば、そこから得るものは、次は絶対にいいことになる。ダメなときほどチャンスに変えられる。うまく行かないときはバネをグッと縮めておけば、ジャンプアップできるときに思い切り伸ばすことができる。
私もあの頃、その時間を過ごすことができていなければ、それから記録を伸ばすことも、オリンピックに行くことも、大学院まで水泳を続けられることもなかったと思います。

──では最後に、現在部活動を頑張っている中学生・高校生へ萩原さんからメッセージをお願いします。

萩原智子さん 私も当時は散々苦しみましたし、そのときは「自分だけが苦しい」と思ってしまいがちですが、決して1人じゃない。苦しいときこそ周りへ目を向けて、いろいろなスポーツやいろいろな分野の人たちと交流することで、見えてくるものが絶対にあると思います。そういう出会いを大切にしてほしいし、繰り返すようですがピンチはチャンスだから、自分の夢があるなら思い続けること。苦しいことがあれば絶対に笑えることがあるし、幸せなことがやってくるからそれを信じて続けてほしい。努力は裏切らないと思います。たとえ自分が思った結果が出なくても、一生懸命努力して、一生懸命な気持ちで続けてきていれば、結果の受け止め方も違うはずです。
日常生活で学ぶさまざまなこと、苦しいこと、悲しいこと、耐えなきゃいけないこと、我慢しなきゃいけないこと、嬉しいこと、仲間の大切さ。そのすべてを学べるのが部活だと思うので、今とても大事な時間を過ごしていると感じてほしいし、幸せだと気づいてほしいですね。みなさんがうらやましいです。

──本日はありがとうございました。

(取材・文/田中夕子  写真/小山基彰)


素晴らしいインタビューです。

読んでいて本当に嬉しくなりました。

ぜひお子様達にも読ませてあげて下さい。

第1次アルペン・男子ソチチーム遠征

第1次アルペン・男子ソチチーム遠征

派遣期間 7月27日~8月23日
派遣先 ニュージーランド
派遣目的 基礎技術強化トレーニングとFISレース参戦
派遣選手
B 湯淺直樹(スポーツアルペンスキークラブ)
C(暫定)
 大越龍之介(東急リゾートサービス)
 石井智也(サンミリオンスキークラブ)
コーチ LEITNER Christian、STEINER Michael、長田新太郎
サービスマン 伊東裕樹、横田幸平
マッサー 早坂優一


SIAが寄附金 メダリスト育成募金

SIAが寄附金 メダリスト育成募金

13日、第6回理事会の開会を前に、SIA(日本職業スキー教師協会)、馬淵雄一会長が訪れ、鈴木会長に寄附金の目録贈呈を行いました。これは、同協会で行っている「メダリスト育成募金」の中から贈呈されたもので、馬淵会長は「メダリスト育成に役立ててほしい」と挨拶、鈴木会長も大きくうなずきました。

貴重な強化資金として活用させていただきます。ありがとうございました。


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馬淵SIA会長(左)から寄附金の目録を受ける鈴木会長

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アルペン主要情報

<主要サイト>
全日本スキー連盟(SAJ)
アルペンチームジャパン
国際スキー連盟(FIS)
ナスターレース協会
日本職業スキー教師協会(SIA)
WeatherNews(スキーCH)
日本気象協会(tenki.jp)
ドラぷら
2014-2015 スキー用品カタログ

<2014-15 アルペンルール>
2014/15アルペンポイントルール日本語版
アルペン競技:各種ルール等について
SAJポイントに関する ルール等について

<2014-15 大会日程>
FISワールドカップ
SAJ公認大会(11/20現在)
ナスター公認大会
(参)FIS開催大会のカテゴリー

<2014-15 主要大会>
2月5-8日
全国中学校スキー大会(大鰐温泉)
2月6-10日
全国高校スキー大会(花輪)
2月20-23日
ぐんま冬国体スキー大会(尾瀬岩鞍)
2月26-28日
全日本Jrスキー選手権大会(雫石)
3月7-8日
ナスタージャパンカップ(苗場)
3月17-20日
全日本スキー選手権大会(苗場)
3月27-30日
ジュニアオリンピック(ほおのき平)

<アルペン・マニュアル>
YOUTH AND CHILDREN'S SEMINAR
正しい育成方針とは何だろう?
アルペンレーサーとして成功するには?
米国・ジュニア育成の取り組みの凄さ
米国・アルペンジュニア育成マニュアル
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BMA:Tips with Mikaela Shiffrin
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Mikaela Shiffrin wins first Giant Slalom
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カナダ女子SLトレーニング
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ピントロー、本人が選んだGS, SL, SG
2012 ソルデンWC男子GS完全版
2012 ソルデンWC女子GS2本目
2013世界選手権男子GSハイライト

<その他動画>
Didier Cuche, le come-back?
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Alpine Skiing (Remi GAILLARD)
Bode Miller
The Best Of Sochi 2014 Olympics
Power combined with speed
総督閣下が新レギュレーションにお怒り
ボード・ミラー 面白?動画集
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ヒルシャー 16歳の滑り
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Ligety - On The Quest For Glory
リゲティ GSフォームの変遷
GSスキー形状による滑走フォームの変遷
往年の名選手達の滑り

<スキー理論>
米国男子ヘッドコーチインタビュー1
米国男子ヘッドコーチインタビュー2
岩谷高峰「トレーニングを再考する」1
岩谷高峰「トレーニングを再考する」2
岩谷高峰「トレーニングを再考する」3
岩谷高峰「トレーニングを再考する」4
岩谷高峰「トレーニングを再考する」5
上林卓司「センターポジション」1
上林卓司「センターポジション」2
上林卓司「センターポジション」3
上林卓司「センターポジション」4

<技術解説本・DVD>
皆川賢太郎DVD
皆川賢太郎 スキー完全上達
皆川賢太郎 最速上達メソッド
浦木健太 GSテクニック
吉岡大輔 落とすGSテクニック
生田康宏 トップアルペンテクニック
竹節一夫 アルペンテクニック

<トレーニング論>
アスリート達は本当に速くなっている?
究極の鍛錬
俊敏性練習は、俊敏性を向上させるか?
「良いトレーニング、無駄なトレーニング」
「ゴールデンエイジ理論」の不思議
運動能力と遺伝、環境
筋収縮とエネルギー

<学ぶということ>
○科学的方法論
「仮説演繹法」再び。
アイスクリームを食べると、水死する?
科学的方法論のエッセンス
○学問のすすめ
米大学における多面的・総合的な評価
稲盛和夫「伸びる人、立派になる人、いらない人」
U.S. News Best Global Universities
いま注目されるリベラルアーツ教育
いちばんやさしい教える技術
人材育成の実践
新たな高等教育機関の制度化
快楽の人生、充実の人生、意味のある人生
全てリクルートから学んだ
創造性を発揮するには?
ノブレス・オブリージュ
大学入試成績と入学後の成績
修正版:博士が100人いる村
教えるということ
のめり込む力
ダニエル・ピンク:やる気に関する科学
ダン・アリエリー:仕事のやりがい
人間万事塞翁が馬:山中伸弥
人生はその時の最適解の積み重ね
量は質を生む
高い山を築くなら、裾野を大きく広げよう
最初の3年で仕事人生の大半が決まる説
根拠なき自信
ノブレス・オブリージュ
中高生のための勉強法
自分の頭で考え、勇気を持つこと。
頑張ったらご褒美があるメンタリティ
自浄作用
いじめについて
タイガーマザーと文武両道

<その他>
インプレッサ路肩から這い上がる
美味しいコーヒーの入れ方
身近なコーヒーあれこれ
スーパーで買える美味しいコーヒー
辞めたくても辞められない
外食産業が日本を滅ぼす?
シナノ:なつかし写真コンテスト
福井県立歴史博物館:昭和のくらし
解放値の計算

<大会ルール(和訳)>
FIS競技用品規格
アルペンスキー国際競技規則(2010-11)
同 決定事項及び指導事項(2010-11)
アルペンポイントルール(2010-11)

<ポイント関連>
ポイントとは?
SAJ ポイントリスト

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プロフィール

ジュニアスキー

Author:ジュニアスキー
子供が小1の冬に家族でスキーを始め、すっかりその魅力にはまっております。小4から地元のスポーツ少年団に所属し、競技スキーを始めています。(現在中3)
ジュニアアルペン競技の情報ブログとしてスタートし、最近ではスキー全般、その他に関する話題も扱っています。
上欄のカテゴリから興味のある話題をお選び下さい。
(2009年7月25日開設)


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