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「美味しんぼ」論争 科学者からの反論

「美味しんぼ」論争 科学者からの反論

今更ですが、正確な記述だと思ったので引用させて頂きます。

こういう正しい論に対して、朝日新聞などは、正面から反論せず(できず?)、例えば「主婦の不安」を武器に対抗してきました。(笑)

「科学者はそんなこと言ってるけど、身の周りでは、おかしなことがたくさん起こっているじゃない」、と。

この新聞は、客観性の仮面をかぶりながら、印象操作を多用するところがあります。(ステマ的テクニックです)

登場人物に(主観的に、かわいそうな形で)語らせたりとかね。

 *「私たちが言ってるんじゃないよ、みんなが言ってるんだよ」という体裁で自分の意見を押し付ける。

 *自身の主張を誰かに代弁させて「私は何も言ってませんよ」的な逃げ道を確保しつつ印象操作しようとするやり方。

私なんか「またやってるよ、よく飽きずにやるなー」と思うのですが、そういう感情に訴える記事が好きな人も多いのかもしれません。

客観(過去の調査結果、基準、広範囲、多いサンプル、統計・・)に対して、主観(印象、身の回り、少ないサンプル、子供中心バイアス、陰謀論・・)で立ち向かっているわけで、話がかみ合うわけもなく、結論にたどり着くことなど永遠にできるわけもありません。

一方で、事故後3年ぐらいでがんが激増し、30年間で5千万人ががん死するとか、事故後から断言してきたわけですから、もうそろそろ被曝の影響が出てこないとおかしいんじゃないかと言うことで、少ないデータ数の調査から何十%増加とか、鼻血が周囲で多くなったとか、言っているみたいです。

でも、もう少し統計とか有意差とか勉強してからモノを言った方が良いんじゃないかと思います。

ほとんどの事例が理解不足か、科学的な経験不足でニセ科学を見分けられず、迷走しているものと思います。

次の文章をしっかり読むべきですね。


『Voice』 2014年7月号

高田純(札幌医科大学教授・理学博士)

無責任な差別表現

 未曾有の地震津波に襲われた被災地が復興に向けて歩むなか、『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)掲載、雁屋哲氏原作のマンガ「美味しんぼ」が福島県民をいじめています。4月28日発売号では、現地を訪れた主人公の山岡士郎が突然、鼻血を流し、井戸川克隆元双葉町長が「私も鼻血が出ます。今度の立候補をとりやめたのは疲労感が耐え難いまでになったからです。福島では、同じ症状の人が大勢いますよ」と、鼻血の原因は放射線と仄めかす驚きの発言が飛び出しています。さらに、5月12日発売号に掲載された「福島を広域に除染しても人が住めるようにするなんてできない」という福島大学・荒木田岳准教授の無責任な差別表現も見逃せません。

 急性放射線障害を引き起こす線量は、1シーベルト以上です。白血病や発がんの後障害を誘発する線量は0.2シーベルト以上です。これらは瞬時の線量であり、年単位の積算値ではありません。「美味しんぼ」で指摘されているマイクロシーベルトのマイクロはその100万分の1しかなく、急性症状も発がんなどの後障害も絶対に生じない範囲です。

 レントゲン博士がX線の発見で世界最初のノーベル物理学賞を受賞し、その2年後には、マリーおよびピエール・キュリー、アンリ・ベクレルらが放射能の発見で同賞を受賞しました。これらを背景として、低線量率放射線診断であるCT(コンピュータ断層撮影)やPET診断(陽電子放出断層撮影)が発明されて、医学・医療が大きく進歩しています。

 医学界では、放射線の安全利用に努めています。放射線防護学は100年以上の歴史があります。毎時1マイクロシーベルトの超低線量率や毎日1ミリシーベルト低線量率では、人体被害はありません。

 福島の超低線量率放射線にリスクはないにもかかわらず、マンガ「美味しんぼ」による実害が急性に発生しました。人気観光地・飯坂温泉のある旅館では、県外の学校や団体(数百名分)が宿泊をキャンセルしたと5月13日のニュース番組(福島テレビ)で報じています。「美味しんぼ」の表現を気にした保護者からの反対が理由とのことです。医科学を逸脱し、人権問題をも引き起こした小学館は風評加害者であり、出版業の道を踏み外しているといえます。

 3.11の東日本大震災で誘発された福島第一原発事故以来、国内は放射線情報で混乱しました。3年目のいま、あらためて医学物理および放射線防護学の専門家として、放射線の医科学を解説したいと思います。私は震災の翌4月以降、福島第一原発周辺を含む現地を継続的に調査してきました。併せて、現地の超低線量率の現状の真実も読者に向けてお伝えします。

(中略)

第五福竜丸の船員ですら鼻血は出なかった

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 2002年に、私は放射線防護学の研究成果に基づき、放射線の危険度(リスク)を判断するための「線量6段階区分」を発表しました。

 6段階区分は、もっとも危険なAからまったく問題のないFまでに分かれています。AからCが危険な範囲、DからFが安全な範囲です。CとDは10倍の差があり、そのあいだは放射線の取り扱いを職業とする人たちの年間線量限度の範囲にあります(レベルD+)。職業人の線量限度は他産業のリスクと同じレベルにあると考えられています。運輸業での交通事故、医療従事者の院内感染など、どの職業にもリスクはあります。

 レベルA(線量4シーベルト以上)のリスクは死亡です。チェルノブイリ黒鉛原子炉暴走事故の運転職員、東海村臨界事故時の現場職員、広島・長崎の爆発直下の市民、中国の楼蘭地表核爆発周辺住民が、レベルAの線量を受けた事例です。短時間に嘔吐し、下痢症状を示します。

 レベルB(線量1~3シーベルト)では必ずしも致死リスクはないのですが、顕著な急性症状が現れます。症状は、嘔吐、めまい、皮膚熱傷、脱毛、血球数変化などです。「美味しんぼ」で描かれた鼻血が垂れる症状は、レベルBの一般的な症状ではないし、死亡した東海村のウラン燃料会社職員にも鼻血を垂らす症状はありませんでした。しかも、福島第一原発の職員のなかで急性放射線症状を示した職員は1人もいません。

 昭和29(1954)年3月1日、アメリカの水爆実験海域に接近し、核の灰を浴びたマグロ漁船第五福竜丸の船員たちはレベルBに属します。彼らは、核が放射するベータ線による皮膚熱傷、脱毛、頭痛、めまいはありましたが、鼻血は出ませんでした。帰国後、売血輸血の治療が原因で23人中、17人が急性肝炎になったのです。とくに肝臓障害が重かった1人が9月に亡くなりましたが、放射線が原因で死んではいません。

 私は、マーシャル諸島のロンゲラップで暮らした島民の調査を2度、1999年と2005年に実施しましたが、島民たちに急性肝炎も鼻血の症状も見られませんでした。皮膚熱傷、脱毛、血球数減少の急性症状です。64人中、一人の少年が後年、白血病で亡くなりました。線量はレベルBでした。当時レベルBだったロンゲラップの島民でさえ鼻血がないのに、レベルD以下のいまの福島で鼻血が出ることは絶対にありえません。

 当時の放射能を比べると、ロンゲラップは福島の1000倍以上です。北海道がんセンターの西尾正道名誉院長の発言「放射性物質が付着した微粒子が鼻腔内に入って低線量でも鼻血が出る現象はあり、医学的根拠がある」(5月24日付『朝日新聞』)は、まったくありもしない妄想です。非科学的な風評加害は許せません

放射線による甲状腺がんは発生しない

 レベルC(線量0.1~0.9シーベルト)は無症状です。ただし、受精から15週までに瞬時にレベルCの線量を受けた妊婦の場合に、流産、奇形、精神遅滞のリスクがあるので要注意です。繰り返しますが、福島の超低線量ではこのリスクはありません。広島と長崎の被災者のなかでレベルC以上(線量0.2シーベルト以上)の生存者は、白血病、胃がん、甲状腺がん、乳がんなどの悪性腫瘍のリスクが高まりました。一方、レベルC未満のケースでは、悪性腫瘍のリスクは見られませんでした。福島県民の外部被曝はレベルDであって、レベルC以上はいません。白血病、固形がんのリスクは増加しないのです

 小児の甲状腺影響の心配に対し、福島県は10メガヘルツのエコープローブ(超音波探触子)を使用して甲状腺検査を実施しています。しかも、確かな疫学調査とするために、ケース(福島県)&コントロール(他県)スタディが実施されています。平成24年度、福島県民13万4074人と県外(青森県、山梨県、長崎県)4365人の両者の甲状腺検査結果に統計的有意差はありませんでした。高分解能超音波エコーを用いた10万人規模の検査は世界でも珍しいものです。通常、100万人に一人の小児甲状腺がんとは、未検査の場合に見つかる甲状腺がんの確率であり、10万人規模の実検査で発見される確率ではありません。県内外の比較で、異常なしのA判定が99.3%(県内)に対して99.0%(県外)、二次検査の必要ありのB判定は0.7%(内)に対して1.0%(外)、直ちに二次検査の必要なC判定は0.001%(内)、に対して0.0%(外)でした。

 すなわちこの疫学調査の結果は、福島の子どもたちに特別な甲状腺の異常は発生していないことを示しています。県内外で、特段の差異は見つかっていません。今回の事例は、多数の検査で、普通の生活のなかで発生するごく稀な甲状腺異常が見つかった範囲です。

 加えて福島県民の甲状腺線量は35ミリシーベルト以下でした。私も、震災の翌4月に浪江町民40人、二本松市民24人、飯舘村民2人の計66人を検査した結果、最大の人でも8ミリシーベルトでした。この値は、チェルノブイリ事故周辺住民の最大線量50シーベルトの1000分の1以下しかありません。

 チェルノブイリと同じリスク係数を当てはめても、放射線由来の小児甲状腺がん年間発生リスクが1000万人に1人以下と予測されます。すなわち、放射線による甲状腺がんは福島県で発生しない、と判断できます。

 福島県の親御さん、心配無用です。

政府の誤推定では未来永劫、浪江町に帰れない

 私は先述のように、東日本大震災の翌4月8~10日に福島県民の放射線衛生を調査しました。浪江町民から、残してきた牛たちを見てきてほしいといわれ、末の森に行きました。一人で畑の放射能測定をしていたら、遠くにいた20頭ほどの黒毛和牛たちが集まってきました。飼い主たちがいなくて淋しかったのでしょう。そのなかで下痢や脱毛など、急性放射線障害を示す牛は一頭もいませんでした。これは低線量率の証拠です。現地では、牧畜家の元浪江町議会議長の山本幸男さんに偶然出会いました。それ以来、牛たちの放射線衛生調査を継続しています。最大の悲劇は、政府による非道な殺処分です。牛3500頭、豚3万頭、ニワトリ44万羽、馬100頭が犠牲になりました。民主党政権から始まった風評加害事件はまるで中世の魔女狩りです。

 誤解されるようですが、放射能は伝染病ではありません。放射能は弱まり、消滅する法則があります。半減期が短い核種ほど強い放射線を出しますが、最初に消滅します。半減期が約8日間の放射性ヨウ素は、すでに消滅しています。大気中および体内のセシウムも3年たったいまでは大幅に減少しています。

 福島第一原発の境界敷地でも2日間の測定をしました。胸に装着する個人線量計で積算線量を確認すると、0.1ミリシーベルト。震災元年4月の2泊3日の現地調査では1日当たり0.05ミリシーベルトです。この低線量率は危険でないので、私は持参していた防護服とマスクを着用しませんでした。もちろん当日、私に鼻血はなく、脱毛もなく、いまも髪はフサフサです。

 2年目の3月に、政府が年間50ミリシーベルトを超えると断定し、帰還困難区域と指定した浪江町末の森にある山本さんの自宅で、2泊3日の調査を行ないました。すると1日の実線量は0.05ミリシーベルト、年間17ミリシーベルトだったのです。政府の調査は畑での空間線量率を測り計算しているので、3倍くらいの過大の線量評価になっています。政府の誤った線量推定では未来永劫、浪江町には帰還できません。この地は政府が放置し、まったく除染がされていないのです。放牧地と自宅周辺の除染をすれば、すぐに年間5ミリシーベルト以下に改善できます

 5月14日、日本人初の国際宇宙ステーション船長を務めた若田光一さんが、半年ぶりに、ソユーズ宇宙船でカザフスタンの草原に帰還しました。そのときの映像をテレビで観ましたが、彼は至って元気そうでした。もちろん、鼻血は垂れていません。宇宙飛行士が、国際宇宙ステーション内で受ける線量率は1日1ミリシーベルトです。この線量率は、地表の平均値の30~300倍です。今回の若田さんの場合は188ミリシーベルトになります。

 私の調査グループは、宇宙飛行士522人の線量と死因を調査しています。522人の宇宙飛行士とアメリカの一般人の死因を比べて、特段の違いは見つかっていません。月面着陸したアームストロング船長は2012年8月に、82歳でこの世を去りましたが、アメリカ人の平均寿命79歳よりも3年長く生きました。

 生命にとって、受けるエネルギーは総量よりも毎日の量がとくに重要です。放射線でいえば、1日当たりのエネルギー=線量・線量率(ミリシーベルト/日)です。生命活動は休みなく持続し、細胞に寿命があって再生されているからです。たとえば、白血球であれば3~5日、小腸栄養吸収細胞が24時間です。だから、各細胞が受けたエネルギーは蓄積しません。宇宙飛行士が健康を維持している理由がここにあります。

 震災から3年たったいま、福島県民の多くは、セシウムによる線量は年間1ミリシーベルト程度か、それ以下です。これは、食品摂取による体内セシウムも含めての値です。線量率は宇宙飛行士の300分の1程度で、健康被害のリスクはまったくありません。食品流通の目的で農地や放牧地さえ除染すれば、20km圏内の産業も再建できます。

 昭和20(1945)年8月、広島は70年間、草木が生えないといわれました。しかし同年10月には、市内電車も全線再開し、人たちも少しずつ戻ってきました。翌年には市内で農作物が収穫できていますし、広島市の女性の平均寿命は日本一に輝いたこともあります(86.3歳、2005年)。当然、福島県は完全に復興できます。

 さらば迷信、こんにちは科学。


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東日本大震災で津波で死に掛けたけどなにか質問ある?

東日本大震災で津波で死に掛けたけどなにか質問ある?

被災当時中3、現在高3の方が、様々な質問に答えています。

話を読んで、ここまで立ち直れたのかという安堵と、自分が生きていることに感謝をしなければならない、と痛切に感じました。

みなさんも、ぜひお読みください。

まとめサイトは、こちら。(一例です)

小中学生は検出限界以下に抑えられている

小中学生は検出限界以下に抑えられている

坪倉正治 (つぼくら・まさはる)

今年の5月から8月にかけて南相馬市で行われた、学校検診としてのホールボディーカウンター(WBC)検査の結果が公表されました。第61回で紹介したものです。
南相馬市内の小中学校に通う全ての生徒約3000人を対象に行われました。

計測の方法は今まで通りの2分間。小学生は南相馬市立病院で、中学生は渡辺病院で検査を行いました。検出限界はセシウム134で220Bq/body、セシウム137で250Bq/bodyで設定されています。

結果としては、全員が検出限界以下であることが分かりました。そりゃそうだと思うかもしれませんが、現状の日常生活での慢性的な内部被曝が非常に低く抑えられており、かつそれが維持されている。現状、スーパーで食品を購入して生活する分において、大きな内部被曝をすることが無い。これを強く裏付ける結果です。

南相馬市において小学生の99.9%、中学生の96.6%が受診しています。ほぼ悉皆調査となっており、バイアスや気をつけている人しか検査に来ていないという話を否定できる結果でもあります。

多くの方には目新しい結果では無いかもしれません。実際、メディアの方でも、だから何なのですか?もうそんなもんでしょう。とおっしゃる方もいらっしゃいました。

検査の結果としては確かに、今までの結果とは変わりませんが、今回の結果は別の部分で大きな意味を持っていると思っています。それは、南相馬市全体として、しっかり小中学生全員の検査を行うことができたという点です。本当にみなで力を合わせた結果です。


以下略。続きは、こちら

南相馬に住んでいても、普通にスーパーで買った食品を食べている限り、内部被曝は検出限界以下ということですね。

野生の動植物や自家栽培の作物を(チェックなしに)食べ続けない限り、問題はないのだと思います。

食品の検査態勢が、機能しているのだと思います。(といっても、基準値を超えているような食品自体がほとんどないと思いますが)

汚染した草を食べた牛のミルクを住民が飲み続けた結果、甲状腺障害が出たチェルノブイリとは大きく違うところです。

でも、いくら何を言っても信じない人が多いようです。

ご用医師だとか、○○の陰謀だとか、データを隠している、ねつ造している、こういうデータがあるだろう(と胡散臭い論文・調査結果を出してくる)、今は良くても10年後には絶対にがんが増える、など。

ノイローゼとしかいいようがありません。(笑)

汚染水だって、騒ぎすぎですよ。

貯蔵しきれないのなら、(除去できる放射性核種は除いた上で、法の制限内で)薄めて流せば良いんです。

何の影響も出ませんよ。

10年後、20年後に、がんが有意に増えるなど、あり得ません。


参考:

外部の視点から、事故の問題を考える

筆者は海外専門家の視点は意義深いものと考える。日本では福島原発事故後の混乱によって、政府、東電、そして原子力専門家の信頼が失墜した。そのために、事故処理についてメディア、そして自称専門家が好き勝手なことを言う「百家争鳴」状態になっている。

その中には、過度に危険を煽ったり、政府・東電を誤った情報で批判したりする偏向したものも多い。もちろん、この事故は重大なものだが、健康被害が広がるという意味での「危機」は起きていない。

これは多様な意見を示すメリットがある半面、多すぎる情報による世論の動揺や事故の当事者に誤った情報で影響を与える可能性というデメリットもある。客観性を保ち、専門性のある海外のプロの視点は、問題を考えるどの立場の人も必要な情報であろう。こうした意味のある情報の流通は促進されるべきだ。


追記:

子どもの内部被ばく「ゼロ」 研究チーム、住民ら3万人調査

 東京大などの研究チームは10日、東京電力福島第1原発事故を受け、福島県の住民や県外に避難した住民ら約3万3千人の内部被ばくを調べた結果、2012年3月以降は体内から放射性セシウムが検出された人の割合は全体の1%程度で、同5月以降では15歳以下の子ども約1万人からは1人も検出されなかったと発表した。

 チームの早野龍五東大教授は「チェルノブイリ原発事故と比べ、福島県では慢性的な内部被ばくが非常に低いことが示された。市場での食品検査が有効に働いているのでは」としている。

2013/04/11 00:00 【共同通信】


放射能を話題にする際の説得力とは - 植之原 雄二

放射能を話題にする際の説得力とは - 植之原 雄二

抜粋です。原文は、こちら

福島原発事故は想定外で、皆が大混乱し、玉石混交の情報が大量に出回った。次の見方は不謹慎かもしれないが、これまでにない画期的商品が特許出願もなく発表されたようなもので、それに乗じて粗悪品も大量に出回ったようなものともいえる。

(中略)

しかし、放射能は、食品等から放射性物質を摂取することによる内部被曝があり、日本国民ならず諸外国民も直接的利害がからむ。どうでもよいでは済まされない。内部被曝を避けるために今日の食材について真剣に検討するのも一概に笑えない。したがって、なかなか賞味期限が過ぎないのである。

アゴラで紹介されている記事は、放射能や原子力の専門家でなくても科学技術に通じている人であれば、異議をはさむとは思えないが、国民の多くは必ずしも科学技術に精通しているわけではない。一読すればなるほどと思っても、「教授」とか「医師」といった肩書きがあり、見るからにエリート然とした人がマスコミを通じて異を唱えれば、疑心暗鬼とならざるをえない

(中略)

教授だ、医師だといっても、教授も色々、医師も色々で、専門外なのにわかったようなことを言う人も多い。このような人たちのなかには、「自分で測定した。」と専門家面するから始末におえない。己の経験を強調しすぎる人は要注意である。過度に偏った経験であれば、無いほうがましである。サーベイメータの読み値だけで被曝線量がわかるほど放射線計測は甘いものではない

簡易システムでの測定が悪いわけではない。システムが簡易であればあるほど、結果の解釈には高度な専門知識と経験が必要となる。自信をもって主張するからには、本人でなくてもスタッフに高度な専門家が必要である。本来なら、専門性の高いスタッフを強調するはずであるが、そんな気配も感じられない。

一般国民は、放射線測定の難しさを適確に認識できるはずもない。大部分はアカデミズム等と無縁だから、あの教授や医師は信用できない、と意地を張りすぎると、「お前ごときが何を言う」とかえって周囲の反発を招く。常識的な一般国民は、忸怩たる思いをしなければならないだろう。

(中略)

放射能については、放射線取扱主任者試験がある。自分の受験経験と照らしあわせれば、論者の経歴等から、論者が合格できるかどうかは十分判断できる。放射線取扱主任者試験に合格できそうもない人たちの論評であれば、今日の食材選びといった具体的な決断の材料にするには、あまりにもばかばかしい限りである。


放射線障害防止法では、放射性同元素の使用・製造・廃棄業者は従業員の被曝管理責任者として事業所に一人の放射線取扱主任者を選任しなければならない。放射線取扱主任者の需用は使用施設(病院等)が多いので、診療放射線技師(いわゆるレントゲン技師)と混同されることもあるが全く別物である。

放射線取扱主任者は、原子力規制委員会が免状を発行する資格で、第一種から第三種までの3種類ある。第一種が全てを網羅するので、以降、ここでは特に断らないかぎり、放射線取扱主任者とは第一種のことである。

放射線取扱主任者になるには(財)原子力安全技術センターが主催する放射線取扱主任者試験に合格した後、所定の研修を受けて免状が交付される。免状が交付されて放射線取扱主任者となることができる。

(中略)

科目は、物理・化学・生物・管理測定技術・法令の5科目で、これらの科目の平均で6割以上、科目の最低得点が5割以上であれば、合格となる。

受験の統計データも公開されている。受験者は毎年3000人から4000人程で、合格率は約20%から30%である。毎年1000人ほどの合格者が出ている。

合格するには物理・化学・生物・数学の基礎知識が必要であるが、高校レベルの知識で解けるように問題を作ってある。現役高校生の合格実績もある。とはいえ、常識で解答できるようなものではない。過去問と回答も公開されているので、一見するとわかる。

大昔はいざ知らず、今では、合格者は放射能のエキスパートになることができると認められたにすぎず、ゴールではなくスタートにすぎない。したがって、この試験に合格すらしていない人が、放射能の害を他人に啓蒙しようとすることは、滑稽極まりないのは言うまでもない。

(中略)

放射能の専門家であれば1ヶ月程度の準備期間で1発合格しないものではないが、試験は水物である。自分の苦手分野は、誰でもてこずる。それでも2回、実力はあっても要領が悪くツキもない人でも、3回受験すれば合格するであろう。


ちなみに、問題と答えは、こちら

腕試しにいかが?

国家的パニックの収束に必要な年月

国家的パニックの収束に必要な年月

ブロガー?として著名なChikirinさんの投稿です。

混乱や感情の渦から冷静さを取り戻し、合理的に考えられるようになるまでには、一定のプロセスと期間が必要なのだと思います。

エリザベス・キューブラー・ロスが提唱した「死の受容のプロセス」と呼ばれるモデル(①拒絶、②怒り、③ 交渉、④ 抑うつ、⑤受容の過程を踏むこと)に似たものがあるのかもしれません。

現実を受け止めることができて、初めて正しい対応ができるのだと思います。

全文は、こちら

下は、抜粋。

最近になってようやく「本当に、このままの方法で除染を続けるべきなのか」といった報道がでてきました。

「除染が終われば、村&町には人が戻ってくるのか?」

「除染の費用対効果はどう考えればよいのか」


そんなことを口にするだけで「非人間的だ」と後ろ指を指されるような空気が支配的だと、誰も彼もが「本当にひどいです。きちんと除染を行ってほしいものです」みたいなコメントを、したり顔で続けるしかありません。

あまりにも理不尽な目に遭った人たちが「何が何でも俺の故郷を元に戻してくれ」と望むなら、何年でも何回でも除染を続けます、という方針に疑問を持つような人は、他人の気持ちのわからない“人でなし”だと後ろ指を指されるからです。


<参院選>「原発」ツイート数が突出して多い原因は

<参院選>「原発」ツイート数が突出して多い原因は

毎日新聞 7月8日(月)21時32分配信

 毎日新聞と立命館大(西田亮介特別招聘=しょうへい=准教授)はネット選挙共同研究の一環として、ツイッター上でつぶやかれる政策関連語のうち「原発」の投稿(ツイート)数が突出して多い原因を探った。参院選が公示された7月4日のツイートを分析したところ、他者のツイートを転送・引用するリツイート(RT)機能によって拡散する度合いが大きく、特定のツイッター利用者が集中的にRTしていることが確認された。

(中略)

◇西田准教授の話

 ツイッターでは原発に代表されるように、多様な論点を含み一義的に解答を出しにくい政策課題に話題が集中する傾向がある。特定のネットユーザーのコミュニケーションがツイッター上で可視化されていると言うべきで、ツイート数自体が「世論」を映し出しているものではないことが世論調査との比較で明らかになったと思う。独自のつぶやきを発信する利用者も、利用者全体から見るとさほど多くはない。ツイッター上の話題からネット上の「世論」を探るという考え方自体が間違っているのかもしれない。


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原文は、こちら

「原発」に関心を持つ個人や団体など特定の層がRTを繰り返し、オリジナルの3倍にツイート数が膨らんだことがうかがわれる。」という分析は、たぶん当たっていると思います。

いわゆる「放射脳」の人たちが、プロパガンダの手段として使っているのでしょうね。

事故後の感情論の渦の中で、一時的に(ネットで)支配的になりましたが、現在は、多数の関心が薄れ、少数者が大量に発信(リツイート)している状況なのだと思います。

面白い分析です。

世論との解離がどのようなテーマで起こりやすいか調べることで、もう少し実態がはっきりしてくると思います。

住民に健康影響出ない…福島原発事故で国連科学委

住民に健康影響出ない…福島原発事故で国連科学委

読売新聞 5月31日(金)22時35分配信

 【ウィーン=石黒穣】27日から開かれていた「原子放射線の影響に関する国連科学委員会」(UNSCEAR)総会が31日閉幕し、「福島第一原子力発電所事故による放射線被曝(ひばく)で、健康影響は出ていない。住民の被曝量は少なく、今後も健康影響が出るとは考えにくい」との結論をまとめた。

 また、事故直後に同原発から20キロ・メートル以内の住民を避難させるなどした政府の対策について、「被曝量をかなり減らせた」と評価した。

 放射線医学の専門家ら約80人のチームが2年かけてまとめた結論で、総会で確認された。チームの議長を務めたウォルフガング・ワイス博士は、記者会見で「避難などをしていなければ、被曝量は最大10倍に上り、(健康影響の恐れがある)100ミリ・シーベルトを超える人が出ていた」と語った。同委員会は、同原発の作業員についても、被曝量が多い一部の人を除き「健康影響は出ないだろう」と結論した。

最終更新:6月1日(土)9時14分


被曝と「無関係」…福島の甲状腺がん患者数

読売新聞 5月28日(火)9時26分配信

 【ジュネーブ=石黒穣】東京電力福島第一原子力発電所事故で放出された放射性物質による住民らの被曝(ひばく)について、「原子放射線の影響に関する国連科学委員会」(UNSCEAR)による評価の報告書案が27日判明した。

 福島県民の甲状腺の最大被曝線量は、旧ソ連・チェルノブイリ原発事故(1986年)の60分の1以下で、現在の調査で見つかっている甲状腺がんの患者数は「被曝と無関係に発生する割合」だとしている。27日からウィーンで始まった同委員会の総会で議論し、9月の国連総会に提出される見通しだ。

 各国の放射線医学の専門家ら約90人が参加して評価した。放射性物質の大気への放出量は、ヨウ素131がチェルノブイリ事故の3分の1未満、セシウム137が同4分の1未満と推計された。米スリーマイル島の原発事故(79年)と比べると「かなり深刻な事故」と指摘した。

 事故後1年間に1歳児(当時)が甲状腺に受けた被曝線量は、福島県内の避難区域外では1人あたり33~66ミリ・シーベルト、区域内では20~82ミリ・シーベルト。大人は区域外で8~24ミリ・シーベルトとなった。いずれも、甲状腺がん発生のリスクが上がるとされる100ミリ・シーベルトより少なく、チェルノブイリ事故の一般的な避難者の最大値5000ミリ・シーベルトを大きく下回った。報告書案は、避難によって「最大500ミリ・シーベルトの被曝を避けることができた」とし、「被曝線量が低く、福島はチェルノブイリではない」と説明している。

最終更新:5月28日(火)9時26分


私も、ずいぶん批判を受けましたが、でも、正しかったでしょ?(笑)

放射線量測定の結果が公表されだしてから、専門家は、この数値だったら心配するほどのものではない、と判断していました。

影響なんて出るわけないと。

ただ、京大の小出先生や、中部大学の武田先生、群馬大学の早川先生など、放射線の影響に関して専門外の方が、その危険性を声高に主張し、祭り上げられる状況が生まれていました。

加えて、(雑誌を売りたい)ゲンダイなどの不見識なマスメディアがこれに乗っかり、輪を掛けて危険性を煽り立てました。

複雑なのは、反原発活動家などが、このチャンスを生かせとばかりに動きだし、一時はネット言論を支配する状況を作ったことです。

彼らは、「御用学者」「原子力ムラ」などのカテゴリーを作ることにより、「危険」と主張する人を「味方」、そんなに心配要らないと言った人を「敵」に(一般人に分かりやすいように)二分化し、科学的に正しいかどうかとは別の次元で、正当な意見を封じ込める扇動策を取りました。

新聞も99%正しい意見と99%間違っている意見を両論併記する形で、中立性を示そうとする「愚」を犯しました。

多くの一般人は、最初そちらに傾き、今は騙されたということに気がついてきた状況かと思います。

このデマゴーグの伝わり方は、二度と繰り返さないように、しっかりと分析されるべき事柄と思います。

でも、間違ったことを主張し、日本をパニックに陥れたニセ学者やマスコミは、どう責任を取るのか?

少しは反省したらどうですか?

参考:放射能パニックからの生還

−−医師や専門家などが発信する、正しい情報を集めなかったのでしょうか。

情報の入手先は、ネットが中心でした。ツィッターをメインにしてブログやUSTREAM。情報ソースは、暗く悲惨な情報を流していることで有名になっている人ばかり。匿名の人たちから大学の先生、研究者まで色々でした。今になるとおかしな人々を信じてしまったと思いますが、当時は正しいと思っていました。そして「御用学者」とされた正確な情報を発信する人の話が間違っていたと思い込み、話を聞きませんでした。また原発事故まで原発や放射能についての知識はほとんどなく、情報の真偽を確かめられませんでした。

放射能パニックに陥った人の集まりに出たことがあります。私のように思い込みが激しく、偏った情報を信じる人ばかりでした。私は他人との交際はある程度ありますが、その人々はネットばかりを使い、リアルでコミュニケーションを取ることが上手ではない人が多かったようです。頭の片隅で「この人たちはパニックになっているな」と思ったのですが、自分がおかしくなっていることには思いが至りませんでした。

(中略)

私は役割を得たとも思いました。思うような人生を歩むことができない事を、社会のシステムの責任にしていました。「原発」問題は社会に反撃を行うチャンス。原発というこれほど分かりやすい「悪」はありません「反原発」を唱えることで、特別な使命を持った選民意識を持てましたし、自己愛が満たされました。自分のパニックの背景に、「自尊心の維持」があったと、今になって思います。
」(上記サイトより引用)


放射能ノイローゼ 最も過激な「危険だ」の声だけ信じる懸念

NEWSポストセブン 2011年10月27日 07時00分 (2011年10月27日 07時33分 更新)

今の日本で本当に怖いのは、放射能ではなく、放射能ノイローゼ放射能デマかもしれない。煽り派メディアでは、いまだに学会で相手にされない“活動家学者”や、専門の学位すらない“似非学者”が登場しては「日本はもうダメ」「みんながんになる」と脅す。多くの科学者はうんざりして無視しているが、一般国民には誰が本当の専門家なのか、どれが信用できる意見なのか区別しにくいから厄介だ。
ついには「福島で起きた水素爆発は核爆発と基本的に同じだ」とか「チェルノブイリを超える被曝をしている」などという荒唐無稽なデマまでが、一部の狂信的な団体やジャーナリストに支持される始末である。
これは社会心理学でいう「集団極性化」「集団思考」が現実になった憂うべき状態だ。新潟青陵大学大学院の碓井真史・教授(臨床心理学研究科)が警告する。
「もともと集まった動機は悪くなくても、集団で討議しているうちに当初の意見がどんどん過激に、強くなり、極端に走るのが集団極性化です。しかも、外に反対の意見をいう“敵”がいると激しく非難し、自分たちに従わない者たちも攻撃対象にして結束を強めていく。それが集団思考です。
子供を放射能から守りたい、という発端は間違っていなかったとしても、次第に多くの意見のなかから最も過激な『危険だ』という声だけを信じるようになり、『大丈夫ですよ』という学者やメディアに“御用学者”“安全デマ”などと攻撃を加えていく。後から見れば、あの時はヒステリックになってたね、と笑えることかもしれませんが、この構造はカルト宗教やナチスにも通じるものであるだけに十分な警戒が必要です」


ポストは、ゲンダイに対抗するためか、ずいぶんマトモなことを言ってましたね。(笑)

でも、ネットが普及しなければ、これだけ放射能ノイローゼ(いわゆる放射脳)は広まらなかったのは確かだと思います。

柚月裕子(作家) 心はまだ震災の中にある

柚月裕子(作家) 心はまだ震災の中にある

2013.4.14 09:29 産経新聞

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柚月裕子さん

 3月1日に、大藪春彦賞の贈賞式があった。私のような駆け出しは、候補に挙げていただいただけでも大変な励みになる。受賞など端(はな)から考えていなかったから、知らせを聞いたときは耳を疑った。宝くじが当たったようなもので、まさに望外の幸せである。

 文学賞なるものを頂戴して驚いたのは、付き合いのある出版社から、さまざまな形でお祝いをもらったことだ。

 受賞後の慌ただしさも一段落し、落ち着いて仕事に向かえるようになった頃、S社の担当編集者から連絡をもらった。受賞のお祝いを贈りたいがなにがいいか、という問い合わせだった。そういうものだから遠慮せずに、という言葉に甘えて考えた。

 花は好きだが、すでにたくさんいただいた。かといって形ある物もすぐには浮かばない。ふと思いついて、「取材」をお願いした。

 私はいま、連載の仕事と書き下ろしを並行して行っている。目の前の締め切りをつい優先し、真っ先に声をかけてもらったにもかかわらず、S社の書き下ろしは滞りがちだった。その作品は公的機関等への踏み入った取材が必要なのだが、忙しさにかまけて儘(まま)ならず、それも筆が進まない理由のひとつだった。個人では取材が難しいという問題もあった。

 そこで、S社の名前を借りて取材させてもらえないか、とお願いしたところ、担当編集者から快諾をもらった。なおかつ、素人には入手不能な資料まで調達してくれた。取材は5月の予定だが、いまから心待ちにしている。ちなみにS社で書いている作品は、東日本大震災直後-震災が起きてから3週間の被災地を舞台にしている。

 大藪賞受賞後に受けた新聞の取材でこの話をしたところ、ある記者の方から「なぜ震災後ではなく震災直後なのですか」と訊(たず)ねられた。震災から2年が経(た)つが、多くの人が復興に向けて歩きだしている。震災を乗り越えるために努力している姿ではなく、なぜ混乱していた震災直後なのか、というのだ。

 記者に問われて、腑(ふ)に落ちた。復興という言葉が繰り返される中、なぜ震災直後を描こうとしているのか。言い換えるなら、なぜ震災後を書く気になれないのか

 それは、震災から2年経ったいまでも、自分の中ではあの出来事がまだ過去のものではないからだろう。食べ物があり、風呂に入れて寝る場所がある。生活環境だけ考えれば、一見暮らしは日常に戻ったように見える。だが気持ちは、行方不明の両親を捜しながら町の残骸の中や遺体安置所を歩き回ったあの日から、前に進めずにいるのだ。心はまだ震災の中にある。

 震災の、なにをどう書くべきかという迷いと、それでも前に歩を進めて書かなければ、という焦りにも似た高揚感を抱えながら、日々パソコンに向かっている。

 S社からの書き下ろし小説は、年内刊行の予定である。



【プロフィル】柚月裕子

 ゆづき・ゆうこ 昭和43年、岩手県生まれ。平成19年『待ち人』で山形新聞主催の山新文学賞入選・天賞受賞。20年『臨床真理』で「このミステリーがすごい!」大賞を受賞。『検事の本懐』(宝島社)を執筆中、東日本大震災による津波で岩手県宮古市に住む父母を失った。同著は24年、山本周五郎賞候補となり、今年3月、同著で第15回大藪春彦賞を受賞。山形市在住。


「あの反原発騒ぎと東電叩きはどうなったのか」

「あの反原発騒ぎと東電叩きはどうなったのか」


公開日: 2013/03/18
tokyomx 土曜日10:30~ 西部邁ゼミナール 2013.3.16放送
『放射能と公共性』を嫌って『電力供給と東電』を潰す大遇part1
ゲスト:東谷暁、稲恭宏 関連動画→http://youtu.be/Zrjk5FlrEN0
part2→ http://youtu.be/JmjmUCiBQ4k


稲恭宏さんもうさんくさい感じですが、言っていることは間違っていないと思います。(それを解釈する場面でやや主観的な部分もあります)

(誤った報道と煽動によって)「日本人が狂った」という西部さんの言葉は印象的です。

偏った思想と被害・憎しみの感情から抜けだし、事実、科学をベースに冷静に復興への道筋を作るべきです。


原発事故と科学者との関わりに関して、

①事故当初は、一流の科学者がマスコミにも登場し、これまでの研究を元に「冷静に対応するべき」と主張していた。

②事故が拡大していったことから、政府対応に対する疑念が起こり、政府、東電、学者に対する不信感が増大する。また、アサヒ、毎日、ゲンダイと言った雑誌媒体を中心に、放射能の危険性に関して行き過ぎた報道が目立つようになった。

③インターネットを中心に、「科学者は、自分たちの利益のために原発・東電を擁護し、真実を隠している」とのデマが流布し、御用学者リストが作られた。その一方で、これまで学会等での業績もなく、相手にされていなかった学者を、原発に否定的という理由だけで祭り上げる行動を取っていた。

④一流の科学者たちは、身の危険を感じ、何も発言をしなくなり、マスコミにも出なくなった。

⑤雑誌が売らんがために?、反原発学者のデタラメな発言を大きく取り上げ、危険性を過度に煽り、人々に恐怖心を植え付けていった。

⑥(見せかけの)草の根運動が盛んになり、母親の勉強会や国会前のデモなどが、企画される。

⑦民主党菅直人政権は、これらの運動や人々の恐怖心を利用する形で、自身の市民運動思想の具現化と、敵を他に作ることによる自己の責任の転換・軽減を図った。

⑧時間の経緯とともに、恐怖心のマンネリ化・風化が進み、同時に、反原発学者が予想していた「恐怖の未来」が何も発生せず、多くの人々は「のど元過ぎれば」の形で、日常生活に戻っていった。

⑨「反原発より景気」という民意を読めず、シングルイシューで票になると勘違いした民主党や小沢さんなどの政党が、選挙によって否定される。

⑩多くの人の反原発熱は冷めたが、民主党政権が作った制度がそのまま残り、正常化が進まない状態。

⑪輸入に占める化石燃料の費用が膨らみ、このままだと国家破綻という状況に至る。

⑫あれだけ誤った恐怖心を煽ったマスコミや科学者は、何事もなかったような顔をしている。

・・という経緯かと思います。

マスコミがこれだけデタラメを煽り、デマゴーグの流布がインターネットによって行われ、正しい意見が封じ込められた、この2年間の異常事態は、事実関係やそれが起こった理由・経緯(誰がデマの流布を意図し、実行したのか)を厳密に振り返り、検証するべきだと思います。

なぜパニックが起きてしまったのか、なぜ正しい意見が聞き入れられなかったのか、なぜ多くの人が易々と陰謀論に与してしまったのか、なぜ将来にわたるまで日本を危機に陥れる「不必要な」規制が成立してしまったのか、なぜ誤りを直ちに修正できないのか。

科学ベースで解決できるはずだった問題が、感情、思想、政治によって曲げられてしまった。

この重大な経験を、(ただ忘れてしまうのではなく)日本の将来のために生かさないといけないと思います。

「パンダ見に行こうね」

「パンダ見に行こうね」

キャプチャ

若い命が失われるのは、本当に辛いです。

合掌。

今を生きる 会津で始めた距離スキー 来年こそ県大会上位 諦めない滑り最後まで

今を生きる 会津で始めた距離スキー 来年こそ県大会上位 諦めない滑り最後まで

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距離スキーに挑戦し、成長を誓う木幡君

■飯舘村から避難 県中体出場の若松二中1年木幡柊平君 13

 金山町で15~17日に繰り広げられている第55回県中学校体育大会スキー競技大会に、飯舘村から会津若松市に避難する木幡柊平(しゅうへい)君(13)=若松二中1年=が出場している。15日に行われた距離フリーに挑み、最後まで諦めない滑りを見せた。
 飯舘村草野小に通っていた。東京電力福島第一原発事故直後、親戚のいる会津美里町に家族で移った。会津若松市の借り上げアパートに落ち着き、昨年4月、若松二中に入学した。
 「うまく溶け込めるか不安だった」というが、新しい友人が大勢でき、すっかり「会津」の生活になじんだ。
 スポーツや勉強に、人一倍ひたむきに取り組む姿を見た体育の宗田昌史教諭(48)から、新たにつくられた特設スキー部にスカウトされた。
 会津に来てからアルペンスキーを経験し、もちろん距離も初心者だった。誘いに戸惑ったが、「今、できることを大切にしよう」と思い切って踏み出した。
 昨年12月の冬休みに初めて距離スキーを履き、何度も転びながら技術を身に付けた。初めて出場した県大会では、きつい上り坂にくじけそうになったが、応援してくれる宗田教諭や仲間の思いが、気持ちを奮い立たせた。
 完走を果たしたが、出場59人中57番目という結果に悔しさが残った。「距離を通じて心が強くなった。もっと、もっと力を伸ばして、来年は上位を目指す」。前を見据え成長を誓う。

(2013/01/17 11:44カテゴリー:連載・今を生きる)


頑張っている話を聞くと、心から応援したくなります。

良い記事です。

ジャーナリスト・東谷暁 首かしげる地震学者の話

ジャーナリスト・東谷暁 首かしげる地震学者の話

2013.1.11 03:17 産経新聞

 原子力発電所の再稼働については、地震学者たちが中心となっている委員会が、その判断を左右している。科学的なデータと理論に基づいて、これからの地震を予知してくれるのなら、それは確かに妥当なやり方だろう。だが、果たして今の地震学にそのような予知が可能なのだろうか。また、科学者は中立的だと言い切れるのだろうか。

 私たちは、東日本大震災を引き起こした東北地方太平洋沖地震が、いまの地震学ではまったく予知されていなかったことを忘れるわけにはいかない。地震が起こって1カ月ほど過ぎたころ、地震学者たちは新聞などでおずおずと「宮城県沖で想定していた地震をはるかに超え、イメージさえできなかった」「三陸沖での基本的な想定の枠組みが根本から間違っていた」などと語りだした。

 私はこうした率直な告白を勇気あるものと受け止めたが、奇妙なのはその後である。「想定の枠組みが根本から間違っていた」と語り、さらには政府事故調査委員会のヒアリングで、それまでの自説を否定し「現時点では津波地震発生のメカニズムは不明」と述べた地震学者が、昨年の秋には「30年以内に20%の確率で起こる」と予測していたのにそれを「圧力」によってつぶされたと、ある新聞で言い出したのである。

 自分の理論が間違っていたことを認めたのに、実は自分は予測しており、それを潰されたのだというわけだが、理論が間違っていたのに、どうして予測が当たっていたことになるのだろうか。政府事故調や新聞もこの地震学者に「圧力」をかけたとでもいうのだろうか。

 地震予知に対しては、同じ地震学者や確率論を専攻する数学者などから疑義が提示されてきた。たった4例の地震から「30年以内に88%の確率で起こる」と主張したり、最近では突然、首都圏で「4年以内に70%の確率で起こる」と発表して都民を震え上がらせるなど、理論的な基礎や軽率な言動において、首をかしげるような話が多いのである。

 日本の地震予知は、これまで的中したことなどないから、巨額の国家予算は無駄だという人は少なくない。とはいえ、ある程度まで地震予知というものが成立するなら、多少の先行投資は目をつぶってもよいだろう。しかし、東日本大震災の批判がもっぱら原発だけに向いて、地震学者たちの失態は不問に付されていることをいいことに、矛盾だらけの言動をものともしない学者や、スタンドプレーを行う学者をはびこらせるわけにはいかないのである。

 イタリアでは地震予測が甘すぎたというので、地震学者7人に禁錮6年の刑が言い渡されて話題になったが、私はこれもばかげた判決だと思う。おそらくイタリアでこれから横行するのは過大予測であろう。甘いために非難されるのなら、思いっきり過大な予測をしておいたほうが安全で、そのほうが楽でもある。それはいまの日本を見れば分かる。

 先ほどの「4年以内に70%」という数値も学閥が異なると「5年以内に28%」になってしまうという。いまの原発再稼働を左右する各種委員会は、こうした地震学者たちの判断にあまりに重きを置いているように思える。地震学を無視しろというのではない。委員会の構成を再検討すべきなのだ。(ひがしたに さとし)


言いにくいことを、書いてくれました。(笑)

ジャーナリストだから言えたことだと思います。

私には、今の地震学が、原発の廃炉や再稼働の是非の判断ができるほどの水準に達しているとは思えません。

国の行方を左右する大きな問題を、未発達な学問の数人の学者にゆだねるなど、明らかに間違った判断だと思います。

イデオロギーを介在させない形で、関係する様々な分野の専門家が集まり、多面的に議論して決めていくべきことでしょう。

福島の子ら高山の冬満喫 支援団体企画、スキー体験

福島の子ら高山の冬満喫 支援団体企画、スキー体験

2012年12月31日09:32 岐阜新聞

◆恵那でスケートも

 福島県の小中学生らが、高山市一之宮町のモンデウス飛騨位山スノーパークでスキーを楽しんだ。

 東日本大震災の復興支援をするボランティア団体「愛チカラ」(名古屋市)が同スキー場などの協力で昨年に引き続いて開いた「ウインターキャンプ」の一環。

 福島第1原発事故の影響を受ける子どもたちに外で思い切り遊んでもらおうと企画。福島県伊達市を中心に、園児から小中学生まで46人が参加し、23~30日の日程で、同スキー場や県クリスタルパーク恵那スケート場(恵那市)でウインタースポーツを楽しんだ。

 スキー体験には26人が参加。スキースクールの指導者に教わりながら、子どもたちは真っ白なゲレンデにシュプールを描いた。スキーは初体験という福島県いわき市の赤井小学校5年佐藤史尭君(11)は「以前からスキーをやってみたかった。とっても楽しい」と笑顔で話していた。


中国の若きスキーブーム

中国の若きスキーブーム

2012年11月22日 Posted by: 斎藤 淳子

90年代初めのスキー人口はたった数百人だったとも言われる中国だが、今では1000万人を突破。既に日本の約600万人を大きく上回っているが、更に数年で3000万人に膨れ上がるとの見方もある。同国は今スキーブームの真っただ中だ。

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北京で人気の南山スキー場の案内マップ(南山スキー場オフィシャルサイトより)
北京近郊には初心者やファミリー向けの人工雪スキー場が約10カ所ある。この中で規模が大きく外国人からも人気が高いのが南山スキー場だ。

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南山スキー場は北京市内から約70キロ(車で約1時間)に位置し、上級、中級、初級の10コースと、2人・4人乗りリフトや6000セットのレンタルスキーを揃えている。そのほか、ハーフパイプやスノーボードパークもありボーダー用施設も充実。スキー上級者向けのモーグルスロープもある。

スキーレンタル込みのリフト1日券の料金は、平日は260元(約3400円)、週末は390元(約5000円)。若者のレジャーとして決して安くはないがシーズン中の週末はかなりの人でにぎわう

天然のパウダースノー希望の上級者には河北省崇礼県のスキー場(万龍、長城嶺、多楽美地など)が好評だ。北京から約250キロ(車で約4時間)の道を遠路はるばる通う根強いファンも多い。

中国の庶民にとってスキーの歴史は約10年と日が浅い。そのため、初心者の層が厚く、上級者率は少ない。年齢層も日本では年々上がる傾向にあるが、中国では若年層の比率が圧倒的に高い

上記の南山スキー場は、今年は子供向けスキースクールに外国人コーチを招いたり、マジックカーペットを敷設するなど子供向けサービスの拡充に力を入れているという。


10年で中国のスキー人口は1000万人に激増した。
関係者は「スキー場が北京に現れて10年。1代目のスキー愛好家は次々に親になり、子供連れで来るようになった。今はちょうど3~10歳の『雪2代目』がスキー場で走り始めた時期。だからスキー場は『雪2代目』を引き留める方法を考えているところだ」と指摘する(北京晩報11月15日)。

中国ではこの十数年で約300カ所のスキー場が開設され、近年はスキーリゾート開発も盛んだ。北朝鮮との国境にある長白山(吉林省)は2018年の冬季オリンピック立候補と噂された、アジア一の規模を誇るスキー場。現在進められているリゾート開発の一環で、すでに5つ星ホテルのウェスティン、シェラトン、ホリデーインがオープンしている。そのほかパークハイアットなども近く開業予定という。

また、同じ吉林省内で西武プリンスホテルは中国不動産大手の万科と昨年よりスキーリゾート開発に着手。来年末に開業予定のスキー場とホテルの運営を請け負うという。

一方で、日本国内では93年のピーク後、スキー人口は半減。厳しい状況に直面している国内スキー業界は打開策として中国人スキー客の誘致に余念がない。北海道のルスツリゾートなどを経営する加森観光(札幌市)は、2年前に上述の河北省・万龍スキー場と業務を提携。長野県も先の南山スキー場などで自治体PR活動を実施している。

マイナス10度まで冷え込む北京の厳しい冬の到来と共に、近隣のスキー場では今年も若く熱いスキーシーズンを迎えている。


『日本維新の会』の支持率低下と“外交オンチ”

同じような考え方をする人がいるなと思ったので、引用させていただきました。

ちなみに、この人が誰か、私は知りません。(笑)

政治や原発の話に興味がない人は読み飛ばしてください。

『日本維新の会』の支持率低下と“外交オンチ”

自由人 2012年10月06日 08:03

 ここに至って、『日本維新の会』の支持率が民主党と同水準まで急落しているらしく、これまで橋下氏の支持者だった人々の心境にも少しばかり変化の兆しが見られるようだ。

 橋下氏の人気の秘密は、これまで誰にも出来なかった「官僚主導型政治を国民主導型政治に変えてくれるかもしれない」という淡い期待感だった。

 少し前までは、橋下氏が言うところの「道州制(地方分権政治)」が日本を変える起爆剤になるという見方をしている識者も数多くいたが、どうやら少し雲行きが変わってきつつあるようだ。

 無駄の多い日本の官僚社会主義システムを改革することが必要であることには変わりはないのだが、運が悪いと言うべきか、間が悪いと言うべきか、目の前に“中国の脅威”というものが台頭してきたため、国民の関心事スイッチは「国内政治」から「外交問題」に切り替わってしまったようである。

 国内の「合理化」と「安全性」を秤に掛けると、必然的に世論は後者に傾くことになる。なぜなら、「安全性」あってこその「合理化」であるからである。言わば、大【中国】に小【官僚】が呑み込まれた格好だ。

 国内の「合理化」をいくら推し進めたところで、その国自体が他国に乗っ取られてしまえば元も子もなくなってしまう。『道州制』にして日本を元気にするどころか、中国に占領されて『○○省制』になってしまっては元も子もないというわけだ。

 ここで、「安全性」ということなら、原発問題もそうだろうと思った人がいるかもしれないが、それは全く違う。

 最近、「このままいくと、日本と中国は戦争になる」というような意見をよく耳にするが、国際問題アナリストの藤井厳喜氏の書籍【NHK捏造事件と無制限戦争の時代】によると、日本と中国は既に戦争状態にあるらしく、もうずいぶん前から日本は中国による情報戦争の渦中に巻き込まれているというのが真相であるらしい。

 そういったリアリスティックな視点で現状の政治を見つめれば、外交政策に乏しいかに見える『日本維新の会』では、少々心許無いというのが実際のところなのだろうと思う。竹島や尖閣問題までをも大衆迎合のポピュリズム政治に利用しようなどという軽いノリが見透かされてしまったことが、同党の支持率が急落した原因になってしまったと言えるのかもしれない。

 大飯原発の再稼働を認めた時点では、橋下氏も大衆迎合を捨てたのかと少し期待したものの、その後はどっちつかずの姿勢を取っており、どちらかと言えば、脱原発派に傾倒しているようにも感じられる。

 マスコミの世論調査では、原発推進派よりも原発反対派の方が多いということになっている。正直、それが本当の世論の姿だとは思えないが、民主主義が多数決の原理を採用している限り、大抵の政治家は大衆に迎合せざるを得ない。しかし将来、その政治家の選択が誤った判断であったことが判明した場合、その政治家の信用は一気にガタ落ちすることになり、歴史に汚名を残すことになる。

 民主党の野田総理が消費税の増税政策によって歴史に汚名を残すことになるだろうことは以前にも述べたが、橋下氏もこのままポピュリズム路線を選択し続けると、せっかくこれまで築いてきた改革者としての「美名」を失ってしまう可能性があるように思える。

 外交問題を考える上で重要なことは日本のエネルギー問題である。原油資源の無い日本では、原油の代わりに原発がエネルギー政策の根幹を為してきたわけだが、1度の地震(と言うより津波による人災事故)で、原発から完全撤退するというような安易な選択をしてしまうと、明確な代替エネルギーが無い現在の状況では、化石燃料に依存せざるを得なくなる。これは何を意味するのかと言うと、「国の命運を他国に依存してしまうことになる」ということである。

 原発をどうするのかという選択は国内だけの問題ではなく、エネルギーを自国で賄うのか、それとも他国に依存するのかという単純でありながらも非常に重要な選択なのである。

 この場合、後者(他国に依存)を選択すれば、その依存国(または依存国の関係国)の外交問題如何によっては、日本にエネルギー(原油)そのものが入ってこなくなる危険性が有るということである。自国でエネルギーを賄えなくなった国が、他国からのエネルギーまで遮断されるとどうなるか? 当然、日本経済は崩壊の危機に晒されることになる。

 もし本当にそんな事態になると、もはや社会保障などとは言っていられなくなる。年金制度も保険制度も全て名実ともに崩壊することになり、自殺者は3万人どころではなくなってしまい、ある意味でどのような大地震の犠牲者よりも多くの被害者(人災による被害者)を生んでしまうことになる。

 そしてその「エネルギーの窮乏」という名の危機が、皮肉にも戦争の引き金になってしまう可能性がある。そんな悲惨な状況下では「脱原発」と叫ぶような人は誰一人いなくなるだろう。その時になって「脱原発」という耳障りの良い甘い言葉が奈落への扉を開く呪文であったことに気付いても手遅れだ。

 エネルギー政策が、そういった危機と隣り合わせにあるということを少なからず理解している政治家であれば、「脱原発」などというような言葉はおいそれとは言えないし、領土問題をポピュリズム政治に利用しようなどとは思わないはずである。この辺の慎重さに欠けた言動をとることは政治家としては御法度であり、ヘタをすると政治家としての致命傷を負うことに繋がる。

 与党・野党を問わず、「脱原発」などと宣っているような政治家は「ポピュリスト」か「外交オンチ」、またはその両方を満たしていると思って間違いない。

 『日本維新の会』の支持率の低下が示すものは、残念ながら『日本維新の会』自体が“外交オンチ”というレッテルを貼られてしまったと見るのが妥当なところだと思う。

 できれば、改革者としての橋下氏の批判はあまりしたくなかったのだが、正直に思うところを書かせていただいた。悪しからず。


単純に、国の仕組みが分かっていないんだと思います。

ただの素人。民主党以下です。

ただ、大衆に受けの良いことをしているだけ。

こういう政党が政策を行えば、日本は決定的に崩壊します。(立ち直れなくなるでしょうね)

まあ、それを選択するのも、日本人なんですけどね。

民主党に投票したあげく、嘘ばかりじゃないかと文句言って、維新に投票するようなレベルですから。

騙される方も馬鹿なんですよ。

騙されたあげく「いい夢を見させてもらった」なんてね。(笑)


ただ、官僚主導型政治についての意見に関しては、不同意です。

政治主導になってから、事態はさらに悪くなりました。

素人が重要事項を決めているのですから、当然です。

民主党政治(特に左翼運動家の菅さん)になって、官僚を悪と決めつけるようになり、すべての物事は進展しなくなりました。

会社の社長が、社員のほとんどを悪人と公言し、下からの報告を何も信じず、部下を怒鳴りつけ、すべてをひっくり返すような会社が、業績を上げると思いますか?

何でも自分の思うようにしたい政治家が、詭弁を使って、国民を錯誤に陥れ、その結果としての支持を利用して、権力を奪い取り、関係者がみんな「あんな、人の意見を聞かない、無知な人が決定権を持ったらめちゃくちゃになるぞ」と思うとおりに、めちゃくちゃになっているのが今の政治状態だと思います。(予想できたこと)

この権力把握のプロセスに関しては、「社会的に無力な人が持ちやすい被害妄想、怨念と破壊衝動、劇場型パフォーマンス」を利用した政治家とそれをステレオタイプに後押ししたマスコミが上手くやったのだと思います。

でもね。これではダメなんですよ。

そう思います。

福島みずほ症候群

福島みずほ症候群

池田信夫

首相の「要請」で浜岡原発が停止されてから、各地で原発停止の住民運動が広がっている。それは当然だろう。地震確率0.0%の福島第一原発で事故が起こったのだから、地震のリスクを基準にすれば日本のすべての原発が危険だ。

この問題で一貫して明快な主張をしているのは、社民党の福島みずほ党首である。彼女は以前から浜岡の停止を求めており、今度はさらに進んで「命を大事にするために、すべての原発を即刻止めるべきだ」と主張している。その通りである。もっと一貫して、命を大事にするために、すべての自動車と飛行機の禁止を求めてはどうだろうか。

彼女に代表される「絶対安全」を求めるヒステリーは、日本社会の病である。これは彼女が派遣労働の禁止を求めていることと無関係ではない。どちらも目先の不快な現象をなくすことだけを求め、その結果を気にしない。原発を止めることによる「安心」のメリットはわかりやすいが、それによって電気代の値上げや成長率の低下が起こるのは先のことなので、因果関係がよくわからない。夏になって電力が足りなくなったら、また「政府の失策だ」とか何とか攻撃すればいいのだ。

このように短期的なメリットがわかりやすく長期的なコストがわかりにくいとき、前者だけを追求して後者は他人(あるいは政府)に負担させるモラルハザードは、福島氏に固有ではない。北尾吉孝氏も指摘するように、東電のような地域独占企業が"too big to fail"を当てにして原発事故のようなtail riskを取るのは、このような非対称的な利得構造のゲームでは合理的なのだ。

自民党政権も、バラマキ公共事業という目先の利益を求めて、財政破綻というtail riskを取ってきた。民主党では、それがバラマキ福祉になっただけだ。つまり福島みずほ的モラルハザードは、日本の政治家に(そして国民に)深く根ざしたもので、万年野党の場合はリスクをまったく負わないので非対称性が明確に出るが、与党はわかりにくいtail riskとしてごまかすだけの違いなのだ。

この無責任体質は、日本社会のムラ的な構造に根ざしているのかもしれない。人々のリスクを共同体で吸収することは、農村では当然のシステムだ。天候不順で作物ができないことはよくあるので、「自己責任」にすると運の悪い人は餓死してしまう。頼母子講のような長期的関係で相互扶助するしくみは、グラミン銀行のように途上国では広く見られる。

こういう相互扶助システムは、母体が農村のような「小さな社会」ならグラミン銀行のようにモニタリングがきくが、1億人以上の「大きな社会」では因果関係が遠くなるので、際限なく問題を先送りする結果になる。そのtail riskが爆発すればわかるだろう――というのは楽観的で、福島事故に見られるように、そのときは因果関係がわからないので、別のヒステリーが起こってしまう

みずほ銀行の事故も、経営陣が古いバッチ処理システムを延命して問題を先送りしたことが原因だという。システム更新のコストは大きいが、それによる収益の改善が見えにくいため、システムダウンというtail riskを取ったわけだ。これが「福島みずほ」症候群である。


ハハハ、痛烈ですね。

そして、正しい認識です。

この方は、人間の欺瞞をえぐり出す才能を持ってます。

でも、実社会では、近づきたくはありませんが。(笑)

以下は、「大阪府知事が「福島みずほ」になるとき」からの抜粋です。

関電のコストを倍増させておいて「値上げするな」という松井知事は、関電が打ち出の小槌でも持っていると思っているのだろうか。このような福島みずほ症候群は、珍しいものではない。きれいごとを言って、責任は他人にとらせようというフリーライダーは、すべての日本人の心の中に住んでいるのだ。

そういう日本の伝統を丸山眞男は「動機の純粋性」と呼んだ。日本人が倫理の基準にするのは、その行動が何らかの客観的基準に照らして正しいかどうかではなく、その動機が純粋かどうかである。それを記紀などではキヨキココロと呼び、これと対立する邪悪な動機をキタナキココロと呼んだ。ここで問われているのは行動の結果ではなく、そのもとになる感情である。

このような倫理観は日本に特有のものだ、と丸山はいう。たとえば中国では、儒教の「天道」とか「天理」といった形而上学的な概念で倫理が決まり、そういう規則に従う行動が正しいとされる。これに対して日本ではそういう超越的な価値体系がないため、善悪の基準は美的・感覚的なものになるのだ。

反原発派の言説も、こうした日本的伝統を受け継いでいる。「原子力村」や「御用学者」はキタナキココロだからすべて悪であり、それを批判する人はキヨキココロだから、科学的に正しいかどうかは問われない。京大に40年も勤務して学術論文を1本も書けない万年助手も「キヨキココロのゆえに迫害された」として英雄になり、内容を問わないで「東大話法」がどうとかいう下らない話をくり返す。

こうした福島みずほ的な甘えの最たるものが日教組である。「子供のため」というキヨキココロですべての怠慢や非効率を正当化するフリーライダーこそ、橋下市長や松井知事が闘ってきたものではないのか。「大阪には許認可権はないから言いたいことを言っていればいい」というのでは、彼らの批判する日教組と同じだ。


丸山眞男さんの分析は、さすがです。

池田さんは、ちょっと下品に感じます。

世界の現実と日本の“反原発”の距離感 モーリー・ロバートソン「日本だけ脱原発……って、どうなんだろう?」

世界の現実と日本の“反原発”の距離感 モーリー・ロバートソン「日本だけ脱原発……って、どうなんだろう?」

[2012年07月11日] 週プレニュース

「原発運動は“自壊”する」
今年1月、ツイッターー上でそう予言したひとりの人物がいる。

モーリー・ロバートソン。ミュージシャン、DJなどさまざまな肩書を持ち、国際ジャーナリストとしても活躍中のアメリカ人だ。

いわく、「全原発の即時廃炉」を求める声だけが拡大され、それ以外のことはなかなか口にできない空気に覆われている。二項対立の世界観や話法に呪縛されたこの運動は、遅かれ早かれ“現実の壁”にぶち当たって敗北する――。

関西電力・大飯(おおい)原発3、4号機の再稼働決定後、脱原発運動は拡大しているようにも見えるが、やはり彼は「これは長続きしない」と言う。現在の運動の問題点、そしてグローバルな観点から見た「日本の脱原発」の課題とは?

■海外メディアだってインチキは山ほどある

―今後、脱原発運動はしぼんでいくと予測されていますね。

モーリー はい。脱原発を目指すこと自体は、理想とか将来に向けての目標としては至極健全だと思うんですよ。だけど「やり方」がよくない。脱原発という目的達成のためなら科学的、経済的、現実的な検証をしなくてもかまわないんだ、という空気が定着してしまったじゃないですか。

瓦礫(がれき)は持ってくるな! 悪いのは政府だ! 電力会社なんか潰れてしまえ! あのような怒りに任せた活動が、多くの人の共感を勝ち得るのは難しいですよ。

―そもそも、なぜこうなってしまったんでしょう。

モーリー 事故直後、日本政府とマスメディアの情報発信機能がダメダメになったとき、欧米の新聞は「日本政府は隠蔽(いんぺい)している」という記事ばかりになりました。それはそれで一部事実だったんだけど、そこにつけ込んで妙な情報を発信する活動家みたいな人が現れて、それがどんどん広がっていった。「日本政府は国民を見殺しにしている」的な。

―それに、一般の人々もかなり煽(あお)られてしまったと。

モーリー 日本のマスメディアを疑うあまり、海外のメディアや情報発信者を無条件に礼賛(らいさん)する人もいますが、海外だっていろいろです。それこそあの当時は、世界中のタブロイドやインチキメディア、エセ科学者やトンデモ系ジャーナリストが、あることないこと書きたてて盛り上がっていた。

そういう“飛ばしネタ”を紹介して「日本はもう滅亡するぞ」と言い放つ活動家がいたのには辟易(へきえき)しましたが、意外にもそれがけっこう広がってしまったメディアリテラシーの問題もそうですが、それ以前にもう少し英語のわかる日本人が多ければ、あの玉石混交(ぎょくせきこんこう)を仕分けることができたのかなぁと思います。

―いまだに「日本が滅亡する」と思っている人は少ないでしょうが、そうした言説が広がってしまった影響は今の反原発運動にも残っているような気がします。

モーリー 東電は利権を手放したくないから、みんなをがんにしてでも原発を推進する。マスコミはそれに逆らえない。そもそも原子力は、CIAが正力(しょうりき)松太郎をエージェントとして使って普及させた。原発には「核兵器に転用できるプルトニウムの貯蔵庫」という役割があった……。気づいた頃には、左翼活動の歴史観みたいなものが重なり合ってきました。

仮にその一部が本当だったとしても、「原発依存の上に成り立ってきた豊かな日本」という現実は苦々しくも受け入れなければならない。だけど、多くの反原発派にはその視点がないんです。自分たちは無限に潔白な被害者だ、と。現在の運動参加者の多くは、デモなどに初めて関わる“素人”だと思いますが、

―しかし、その点を指摘すると反発もかなり大きいのでは?

モーリー まあ、その手の人から言わせると、僕は“御用ジャーナリスト”のようです。一応、「疑わしい過去」がありますから。

―疑わしい、とは?

モーリー まず父親のこと。僕の父は1968年から76年まで、広島市の原爆傷害調査委員会に研究医として勤めていました。このことで、僕の言説の妥当性を疑う人がいる。5歳から13歳の頃の父親の職業なんて、まったく関係ないと思うのですが。

あと、僕は原子力業界からお金を受け取って講演したこともある。お金はもらわないと食べていけないので、そこはご理解いただきたいのですが、それでもジャーナリストとして独立性は守りました。原子力推進の話しかさせないという依頼は受けないようにしていたし、実際に講演では原子力業界の“問題”も指摘しました。一方で、僕はガチの反原発派が主催するお祭りにも参加したことがあるんですよ。

―脱原発デモや集会には多くの著名人が参加しています。

モーリー 坂本龍一さんとかね。僕は彼の大ファンで、音楽家としてすごく尊敬しています。しかし、この問題での彼の発言には違和感がある。例えば、彼は即廃炉を主張していますが、廃炉にした場合としなかった場合それぞれの環境リスクとか、科学的な検証をご自分でされているのでしょうか? そうでないなら、それは無責任だと思います。

彼を支持する人たちも、坂本龍一が好きだからといって、その主張を無条件で受け入れていいんですかね? そういう情緒でつながる横滑りって、すっごく安易だと思います。

―その人の知名度や“看板”で決めてしまってはダメだと。

モーリー それと「世界」を知ることが決定的に重要です。例えば、アメリカにはスチュアート・ブランドという60年代から環境活動をしている人がいます。昔は反原発活動家だったんですが、近年、考え方を180度変え、地球温暖化を防ぐには原発しかないと言っている。ガチガチの反原発派がなぜそうなったか。「魂を売ったから」などと短絡的なことを言わずに、その経緯を追っていけばもっと視野が広がると思います。

―世界中が思いを共有しているわけではない。

モーリー 結論から言うと、「一国からの脱原発」は不可能だと思います。今、世界ではどんどん原発が拡散しようとしている。インド、ベトナム、UAE、ブラジル……特に中国では、今後100基以上の原発が建設される予定です。先進国にいるわれわれが、それをただ「けしからん」と言えるでしょうか。石炭燃料で電気をつくり、街は燃費の悪いバイクや車の排ガスで息苦しい。そんな国々に、「このまま頑張れ」と言うことが許されるでしょうか。

石油は戦争をもたらし、北米のシェールガスは掘削による地震や水の汚染リスクが指摘されていて、石炭の健康被害も明らか。そういった問題を踏まえた上で、福島の教訓を生かして世界と対話していかなければ。世界のリアリティを複眼的に、国境の中だけじゃなく外から見ることが必要なんです。途上国の気持ちを無視して、自分たちだけは放射能に汚れたくない……なんていう時代じゃない。今、必要なのは真のエコロジーを語るリーダーだと思います。

―それでも「日本から脱原発を」という声もありますが……。

モーリー 素晴らしい理想。ただ悲しいかな、まったく現実的ではない。本気でエコロジーや人類の幸せを達成したいなら、歴史も経済も科学も無視し、人々を動員して叫んだところで何も解決しない。便利なコンビニの中に立てこもって出てこないようなレトリックじゃ、何も変わらないんです。

(取材・文/コバタカヒト 撮影/高橋定敬)

■MORLEY ROBERTSON (モーリー・ロバートソン)
1963年生まれ、米ニューヨーク出身。父はアメリカ人、母は日本人。東京大学、イェール大学、マサチューセッツ工科大学、スタンフォード大学などに現役合格したが、東大を3ヵ月で中退、ハーバード大学へ。88年、同大卒。現在はジャーナリスト、作家、ミュージシャンとして幅広く活動。著書に『よくひとりぼっちだった』(文藝春秋)など


科学から見た反原発の問題点 菊池 誠「“御用”のレッテルで科学を殺すな」

科学から見た反原発の問題点 菊池 誠「“御用”のレッテルで科学を殺すな」

[2012年07月03日] 週プレニュース

福島第一原発事故以降、「御用学者」と罵声を浴びせられたこともある菊池 誠教授。それでも彼が発言を続けた理由とは?
あらゆる情報が錯綜し、安全なのか危険なのか、それどころか何が起こっているのかさえよくわからなかった福島第一原発事故の直後、「直ちに健康に影響はありません」という“大本営発表”に心から安心できた人はどれほどいただろうか。そんななか、ツイッターでより正確な情報発信を試みた何人かの科学者がいた。

そのひとりが、大阪大学サイバーメディアセンター教授の菊池誠氏だ。特にインターネット上や週刊誌上で飛び交う、科学的根拠やソースの怪しい危険情報について、彼は「それはおかしい」「真実ではない」と注文をつけ続けた。そんな姿勢に“御用学者”と罵声を浴びせる人たちもいたが、それでもなお発信をやめなかったのは科学者としての責務か、それとも人としての正義感だったのか―。

***

■とんでもないことを言う“専門家”もいた

―菊池先生の原発事故関連のツイートは、かなり大きな反響があったと思います。

菊池 “ニセ科学”の問題点を批判するようなことを何年もやっていて、今回の震災以前からブログなどで発表していました。ですから、ツイッターでの反響には面食らった部分もあります。内容も僕としては特別なつもりはありませんでした。

科学的に見てあまりにもあり得ない話があったら「それはない」と言ったり、当初から科学的な考察をしておられた東京大学の早野龍五(はやのりゅうご)先生とか、KEK(高エネルギー加速器研究機構)の野尻(のじり)美保子先生のツイッターを読むことを勧めたり。

―事故の影響に関して、専門家がもっと自発的に情報発信すべきだったと思いますか?

菊池 本当の意味での原子力の専門家がほとんど表に出てこなかったのは残念でした。もちろん、一部の専門家は事故直後からテレビにも出ていましたが、ご存じのように彼らの安全寄りの予想は外れ、事故は拡大していった。それで彼らが信用をなくしてしまったことが、その後に大きく影響したと思います。

また、容赦なく“御用学者”というレッテルが貼られるようになったことも、彼らが口をつぐんでしまった理由かもしれません。いずれにせよ、初期のつまずきで彼らの意見があまり表に出なくなったのは、われわれにとって大きな損失だったと思います。一番の専門家による専門知識を得られなくなったわけですから。

― 一部には、原子力業界と関係のない科学者についても、少しでも安全寄りな話をするとすぐに“御用”と呼ぶような風潮もありました。

菊池 御用学者という言葉を好んで広範囲に使った人たちやメディアもありました。週プレにも怪しい記事はありましたが、ほかの週刊誌ではもっとひどい記事があった。意見の中身を見ず、その人の社会的立場や結論だけから御用学者と決めつけてしまう。一方で、ものすごくセンセーショナルなことを言う“専門家”をもてはやす。科学者の肩書でも、とんでもないことを言う人がいました

―同じ“科学者”なのに、言うことが全然違う。一般の人たちは当然混乱してしまいます。

菊池 ひどくおかしなことを言っているなぁとすぐにわかるはずのことも信じられてしまいました。例えば、水素爆発を「核爆発だ」とおっしゃる科学者もいた。でも、原子炉の核反応と核爆弾の核爆発がまったく違うのは科学者なら常識です。そういうでたらめなことを言っている、専門家ともいえない国内外の人たちが混乱を助長した面はあると思います。さすがに今は、ああいう極端な話をする人間は信用しなくていいと気づいた方も多いでしょうが、そういった話をいまだに真に受けている方もおられます。

―一般人にも“科学的思考”が必要ということでしょうか。

菊池 知識は力になります。難しいことはいらないので、基本的なところを少し勉強してみてほしい。放射能のリスクについても、危険か安全かの話の前に、まず放射線とはどういうものかを少し知る。遠回りに感じるかもしれませんが、それが役に立つと思います。自分の感覚的な価値観だけで結論を決めて、「とにかく危険」という話しか耳に入れない人も少なくない。でも、基本的なところを理解すれば、怪しい話かどうかは見分けられるはずです。

それとメディアの報道。両論併記さえすれば、それでバランスが取れると考えるのかもしれませんが、科学的な重みの違いもあわせて書いてほしい。さっきの核爆発にしても、そういう意見を言う自称“専門家”もいるにはいますが、科学的な重みでいえば「99対1」くらいで無意味です。でも、その差を言わなければ「50対50」に見えてしまい、実態とかけ離れた印象を与えてしまう。中途半端な両論併記は、かえって読者の適切な判断を妨げると思います。

―今の福島の状況についても、本当にいろいろな説が出回っています。

菊池 あれだけの放射能汚染があったわけですからリスクはあります。例えば福島市や郡山(こおりやま)市に住むなら、小さいとはいえ、明らかに放射能によるリスクが増している。ただ、事故から1年以上が経過し、綿密な調査によって、例えば子供たちの内部被曝が当初心配されていたほどではないことなどがわかってきました。

ところが、一方で福島の被害を大きく見せようとする人たちもいる。一部の先鋭化した人たちは今も「子供が住むべき所ではない」と声高に叫んでいます。彼らは正義感でやっているわけですが、だからといって事実ではないことを吹聴するのが許されるとは思えない。危険を強調したほうが人々のためになると言う人もいますが、小さいリスクを「大きい」と叫ぶことの弊害も決して小さくありません。住むか住まないかは各個人の判断を尊重すべきです。

―彼らは、放射線量について行政側の発表を信じていません。

菊池 側溝など放射性物質がたまりやすいとわかっている場所を測定すれば、極端に高い数値も出ます。でも、そこをわざわざ測って「こんなに高い!」と言っても意味がないんです。そこに住んでいる人にとって本当に必要なのは、側溝ではなく現実の生活空間そのものに即した情報です。動機は正義感かもしれないけど、放射能の危険を強調するために使えそうな情報を選んでいるだけでは、あまりにも無責任です。

正義の目的があり、その達成のためなら福島に住んでいる人がより不幸になっても構わないと考えているようにさえ見える。震災がれきの受け入れ問題でも、被災地の現状に目を向けているようには思えない。彼らは否定するだろうけど、結果として被災地をさらに不幸にしてしまっている。脱原発運動はいいのだけど、そういうおかしな正義感に基づいた運動では、決して被災地のためにも誰のためにもならないと思います。

―一部、先鋭化した反原発派から“御用学者”となじられても発言を続けてきた理由は?

菊池 責任感とか正義感ではないですね……。大したことも言っていないと思います。ただ単に、変な話が流布(るふ)するのが嫌なんです。それによって傷つく人や差別される人がいるのが悲しい。昨年の3月11日に津波の映像を見て以来、1年以上ずっと気持ちは晴れません。原発や放射能のことしか考えていない人たちに、こう問いたい。震災と津波で多くの犠牲者が出たことを、本当に覚えていますか?

(取材・文/コバタカヒト 撮影/高橋定敬)

■菊池 誠(きくち・まこと)
1958年生まれ。東北大学理学研究科物理学専攻修了(理学博士)。大阪大学サイバーメディアセンター教授。「ニセ科学フォーラム」実行委員。著書に『科学と神秘のあいだ』(筑摩書房)、『信じぬ者は救われる』(香山リカ氏との共著・かもがわ出版)、『もうダマされないための「科学」講義』(計5名の共著・光文社新書)などがある


京都大学原子炉実験所教授・山名元 原発「不信と否定の空気」変えよ

京都大学原子炉実験所教授・山名元 原発「不信と否定の空気」変えよ

2012.6.15 03:05 産経新聞[正論]

 わが国の原子力発電の必要性に関わる6月8日の野田佳彦首相の声明は、大飯原子力発電所の再稼働の意義を国民に伝える貴重な機会となった。翌日に行われた産経新聞社とFNNによる合同世論調査では、再稼働への賛成意見が反対意見を上回り、原子力の「負の側面」に強く反応したまま推移してきた世論に対し、「正の側面」も含めた総合的な判断が必要であることを、国のリーダーが国民に訴えたことには意義があった。

 ≪受け入れへの「4点セット」≫

 原発が社会に受け入れられるには、(1)国の中長期的な方向性の中での役割と意義(必要性)(2)技術的な安全性(安全性)(3)実施主体や制度の機能とその信頼度(組織信頼)(4)原子力安全に対する心理的受容(安心)-が必要である。政府は、この「4点セット」を包含する十分な説明を、事故後の早いタイミングで国民に提示し、必要な改善策を速やかに進めるべきであったが、首尾一貫した姿勢を示せなかったことから、原子力への「不信と不安の空気」を国民の間に浸透させる結果となった。

 以前の世論調査では、7割を超す国民が再稼働に否定的な意見であったが、この根底に「事業主体・制度・政府・関連組織などへの信頼の喪失と失望」と「安全への不安」があることは、容易に想像できる。また、多くの有識者や政治家が、原子力問題を技術の問題というよりは、「関係する主体や仕組みの、体質の問題」として批判していることも確かである。

 だが、代替エネルギー源が急激には確保できないという中で、デフレや財政赤字などの深刻な問題からの脱却が急務になっているわが国にとって、体質批判だけを繰り返している時間的な余裕がないことも現実である。改めて、「4点セット」についての総合的な見解を国民の間で共有したうえで、安全性の改善や推進体制の体質の改善を加速していくべき段階に、すでに来ているのではないか。

 ≪「異常な言論空間」の形成も≫

 残念なのは、原子力の推進体制や仕組みに対する、この「懐疑や反発の空気」が、本来交わされるべき安全性や必要性などの本質的な議論を俎上(そじょう)にすら上げられないような、非常に否定的な雰囲気を醸成してしまったことである。そうした「不信と否定の空気」が、「国民感情」を「錦の御旗」にしてしまって、原子力に関わる冷静な議論に、ブレーキをかけるポテンシャルとして定着してきた。

 原子力政策に関して審議する場などでも、従来の原子力推進体制への批判や、原子力肯定意見の揚げ足取りに時間が割かれて、原子力の本質議論に入れないままで時間が過ぎ、本来優先されるべき原子力の必要性や安全の本質部分をめぐる議論が、十分に行えないまま時間とコストが浪費されているケースが少なくないのである。

 社会的にも、この空気は度を越している面がある。例えば、インターネット上での関係者への誹謗(ひぼう)中傷をはじめ、「原子力性悪説」を前提としたメディア報道など、正当な議論を排除するような「異常な言論空間」が形成されてしまっている。原子力を冷静に語る意見を取り上げないばかりか封殺する状況に至っているのである。

 一部のメディア報道では、いわゆる「原子力ムラ」批判として、原子力関係者を揶揄(やゆ)し、排除しようとする動きまでが見える。「ムラ」の構造的な問題が現にあるとしても、原子力に携わる技術者や専門家の多くは、原子力利用による国益や社会への貢献を目指して取り組んできた真面目な人々であり、彼らをパージすることには、損失こそあれ何ら利益はない。

 ≪心配な原子力技術の空洞化≫

 「不信と否定の空気」が今後も続くと、多くの人材を失うことに繋(つな)がりかねない点も指摘したい。実際、東京電力はもちろん、電力事業や原発関連産業での技術者の流出が起こり始めていると聞く。文部科学省の調査によれば、全国の大学の原子力関係学部への入学者が2年連続で減少している。

 ベテラン技術者の流出と、新しい優秀な人材の流入の減少が同時に進むと、今後、当面は原子力に向き合ってゆかざるを得ないわが国において、深刻な「技術の空洞化」が起こる。「病気を治すために極端な抗生物質を投与した結果、病因の悪玉菌だけでなく、体に必須の善玉菌まで駆逐して、結局、患者が死んでしまう…」というブラックジョーク(神津カンナ氏談)が、現実化する可能性があるのである。

 今、急がれるのは、この「不信と否定の空気」を一刻も早く「冷静な空気」に戻すことである。大飯の再稼働をきっかけに、原子力の「4点セット」について冷静に議論できるように空気を入れ替えていくことが必要である。このことを、メディアにも、原発問題で大衆迎合主義に傾いている政治家にも、強く求めたい。野田首相声明のように、メディアや政治家が「原子力4点セット」に対する総合的な視点からの分析を行い、これを国民に提示して、国民の冷静な判断を育成していく段階に、すでに入っているはずである。(やまな はじむ)


しつこい感じもしますが、非常に鋭い文章だと思ったので。

「御用学者」や「原子力村」など、市民運動家や一部メディアにより、実態とかけ離れたイメージによる「レッテル貼り」が行われ、それがあたかも既成事実として存在するかのような状態になっています。

世の中には、一般人が知らないところで、権力者達が利権構造で結びついていて、(金のために)自分たちに都合の良いように物事を決定している、という「馬鹿げた被害妄想・陰謀論」が広まっています。(TV朝日の某ニュース番組が好きそうな話です)

最初は、半信半疑だった人も、繰り返し繰り返し、デマを聞かされるうちに、それが本当に存在するかのような錯覚に陥ってきます。

マスメディアがそれを取り上げることで、「そういう問題が存在する」ことが前提となってしまいます。

インターネットが「妄想や憎悪」を広げるための有力な手段となっており、「(誰でも発信できるが)内容の信憑性が確認できない」「極端な意見やレッテル張りが注目される」など、悪い側面が強く出ています。

「原子力村を破壊するために(利権構造を打破するために)、原子力を廃止しなくちゃいけない」など、本来別々の話を(意図的に)ごちゃ混ぜにして、住民に受け入れ易くさせ、かつ意見を一方向に誘導するための「感情論」にすり替えています。

その感情論に、(関西広域連合などの)政治家が乗っかって、政治的な対立軸にしようとしています。

本当に危険な状況だと感じています。

本来、「技術論」と「リスクマネジメント」が判断の中心となるべきです。

多分、大部分の人は冷静なのだと思いますが、「極端な少数者」の意見が強く出すぎているのだと思います。

本来あるべき状態に戻すためには、政治家のリーダーシップとマスコミの反省が必要だと思います。

給食の冷凍ミカン 放射性物質が基準値以下でも使用中止

給食の冷凍ミカン 放射性物質が基準値以下でも使用中止

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国際的にも厳しいはずが…食品中の放射性物質、国と民間「二重基準」広がる 

2012.5.6 01:18  産経新聞

 食品中の放射性物質についての新基準値が施行されてから1カ月あまり。しかし、一部のスーパーや自治体などは「少しでもゼロに近く」という消費者のニーズに応じ、新基準値より厳しい数値を独自運用している。農林水産省は、国の基準を守るよう求める通知を出しているが、国の基準を満たしても取引を断られる生産者は“二重の基準”に苦しめられている。

 ■「極めて安全」

 「いろいろな基準があると、消費者はどの水準が安全なのか分からなくなる。問題がない農水産物を生産者が出荷できないということにもなりかねない

 4月20日、スーパーや食品メーカー、外食産業など270団体に対し、食品検査を行う場合は新基準値に基づき判断するよう要望する通知を出した農水省の担当者は現状に懸念を示す。

 通知の背景にあるのは、新基準値が国際的に見て極めて厳しいという点だ。

 食品の国際規格を決めるコーデックス委員会やEU、米国の放射性セシウムの基準値は一般食品で1キロ当たり1000ベクレル台となっている。

 実は年間被曝(ひばく)の許容上限はコーデックス、EUとも日本と同じ1ミリシーベルト。それでも日本の基準値が厳しいのは、全食品で放射能汚染している割合を、日本は50%と設定しているのに対し、コーデックスとEUは10%としていることが大きい。

 日本より数値が厳しい国もある。チェルノブイリ原発事故で深刻な被害にあったウクライナはパンとパン製品が同20ベクレル、野菜は同40ベクレル。ただ年間被曝許容上限は1ミリシーベルトで日本と同じだ。

 厚労省の担当者は「日本で放射能汚染された食品の実際の割合は極めて低い。一方、ウクライナは流通事情が悪く、地元の汚染された食品を本当に食べざるを得なかった。そういう意味でも日本は極めて安全に設定されている」とする。

 ■ゆらぐ「信頼性」

 政府が「安全」と訴える新基準値。しかし多くの団体は農水省の通知に反発、自主規制を継続している。

 スーパーなどの業界団体「日本チェーンストア協会」は「消費者のニーズに基づいて各社でやっていくというのが協会のスタンス」(小笠原荘一常務理事)と加盟各社の判断に任せる方針を表明。自主検査でわずかでも放射性セシウムが検出されると商品の販売を見合わせている大手スーパー「イオン」も、「検査体制はお客さまの声に向き合いながら作り上げてきたもので、今後も継続していく」とした。

 政府が恐れているのは、国が安全とする数値より、厳しい独自基準を民間運用することで、国の基準の信頼性が揺らぐことだ。しかし、ある業界関係者は「そもそも国の基準値は信用されていない」と話し、消費者の不信は根深いとする。

 ■「もっとPRを」

 こうした混乱で現場の生産者が大きな被害を受けていることは間違いない。

 「国の基準を下回っていても、購入してもらえず収入が途絶えた農家もいる。国よりさらに厳しい基準が設けられているというのは正直かなりつらい」。そう明かすのは各地で出荷停止の相次いでいる原木シイタケの生産農家。茨城県の漁業関係者も「独自基準を設けられると卸先がなくなる恐れもある。国は100ベクレルで十分安全だともっとPRしてほしい」と訴える。

 全国消費者団体連絡会の阿南久事務局長は「新基準値は国際的に見ても厳しいが、まだその情報共有がなされていないのが混乱の原因」と指摘。「新基準値はどういう意味を持つのか、国は消費者、生産者、業界団体などとコミュニケーションを深めていく必要がある」としている。


地域行政は、本来は事実に基づいて、きちんと説明・実施しなければならない立場なのですが、マスメディアの煽りを受けた住民の感情的な反応に押されて、二重基準を容認するばかりか、自ら実行しているという記事です。

原発稼働問題でも同じですが、特に関西広域連合などの地方行政の迷走は酷いですね。

首長が、先頭に立って煽り立てています。

原発事故直後の東京電力の計画停電では、信号が止まって交通事故が多発し、本来、死ななくていい人が亡くなりました。(群馬県、神奈川県)

暗闇の中、ほとんどの警官が交通整理にかり出されましたから、その間、ひったくり、強盗、レイプ等の犯罪も増えたという話です。(各自治体・警察のHP)

地震による停電で、在宅人工呼吸患者も亡くなられました。(山形県)

夏に計画停電が実施されれば、熱中症等で老人・乳児の死者が出るのは、容易に想像できます。

冷蔵庫も止まりますので、食中毒も発生するかもしれません。

マンションでは、水は出ない、トイレも流せない、エレベータも止まり、(タワーマンションですと)緊急時に助けにも来られない、という状況が起こります。

病院も、自家発電時は最低限の電力供給になりますので、MRI・CT検査などはもちろん、手術も出来ない状態になります。人工透析も止まるかもしれません。

いわば、住民の生活を守るべき市長や知事が、自らの「主義主張」のために「住民に死者が出てもかまわない」と宣言したに等しいと考えています。

多分、この現実に気がついて、考え方を変えたのでしょう。

電気が足りずに被害が出るのは自分の地域なのに、福井県や政府に文句を言っている理由がわかりません。

むしろ、感謝すべき立場じゃないんでしょうか?(笑)

加えて、夏だけ稼働ですとコストが高止まりになって、「(中・長期的に)経済が沈没してもかまわない」という判断とイコールになるでしょうね。

住民も、原発を止めろと言うのであれば、東電が悪い、原子力ムラが悪い、政府が悪い、電気料金の値上げはダメ、何とかしろ、ばかり言うのではなく、熱中症や交通事故にあって、最悪自分や家族が死んでもかまわないぐらいの覚悟を決めるべきでしょう。(笑)

考えるべきは、(上記のような)「極論」ではなく、リスクベースの冷静な判断だと思います。

何をするにもリスクは存在します。

ゼロリスクを求めては、経済は壊れます。(引用記事の例では、生産者が生活できなくなります)

するべきことは、最大限の安全対策を取り、地震等が起こる確率や立地・設備の状況等を考慮しながら、安全性の高いものは動かしていき、その間に、代替エネルギーの開発を早急に進め、将来に向けて原子力の依存度を下げていくということではないでしょうか?

私には、これ以外の選択肢は思いつきません。

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米国・アルペンコーチングマニュアル
カナダ・アルペンジュニア育成マニュアル
カナダ・ジュニア育成マニュアル (1)
カナダ・ジュニア育成マニュアル (2)
カナダ・Drills and Exercises

<トピックス>
スキー滑走の「許容範囲」と「基準範囲」
クロスカントリースキーでアルペン
Loveland Ski Club Fall Lane Training
サーバント・リーダーシップとは
Rusutsu SuperNatural
Ligety vs. Hirscher- Solden 2014 2nd run
Rob Heule 凄いし、笑えます。
「上手くつなぐ」「滑らせる」
リゲティのミスの原因
Training videos from Shiffrin
「内足・外足荷重」と「意識と現実」
BMA: Tips with Mikaela Shiffrin
学校教育の中のアルペン競技
SJ 2014.10月号を読んで
朝日も謝罪しましたね。で、スキー界は?
2014南アフリカFISレース初開催
THE SKIER'S MANIFEST
ナスターレース協会:セミナー
シフリン:オフトレ
岩谷:世界の扉を開ける鍵
最近は、「スキーをたわます」ばかり。
ウィスラーカップで見えたチルドレンの課題
Warner Nickerson引退
ボン ベイルチケット売り場で働
Pharell Williams - Happy
競技における結果主義と過程主義
アルペン タレント発掘事業報告書
オリンピック選手に学ぶやり遂げる力
リゲティの内足ターン
多様性のためのトレーニング集
Carving vs. Stivoting
テッド・リゲティ 滑りの分析
P&G Thank You, Mom
SL 古い滑りと新しい滑り
シフリン 滑りの分析
無作為の罪
スポーツトライアングル 湯淺直樹
外向傾、外脚荷重、腰高姿勢は基本です。
ヘルメットの限界
最近のベース作り
ストックについて
脳損傷からの回復:アルブレヒト
基礎スキーの役割
Matteo Marsagliaの育ち方
木村公宣さんの滑走フォーム
ALPINE ROCKFEST:ミラー選手の360
Who Is Bode Miller?
Meet ski racer, Pinturault
Snowstars Level 1~Level 7
ボード・ミラーの育ち方
BLINK OF AN EYE
Be a Better Skier!
ジュニア時代に身につけるべき技術の基本
Lindsey Vonn's Top 5 Training Tips
Ted Ligety | P&G Thank You, Mom
シフリンの育ち方
クーシュ 大失敗
Shiffrinのキャプチャー画像
内足、外足、1本足?
Mikaela Shiffrin in Beaver Creek GS
新型ドローンによる練習動画
P&G オリンピアンを育てる ボン
P&G オリンピアンを育てる シフリン
アルペン関連の情報発信とその特徴
テッド・リゲティとは、何者なのか?
2014シーズンのマテリアル(SAJ)
見直される基本技術の大切さ
小学校低・中学年の正しい練習方法
佐藤久哉 vs 岡田利修「競技と基礎」
トッポリーノ大会優勝者のその後の活躍
ジュニアレーシング板、ブーツ選びの基準
ラディウス規制に関する個人的意見
「2010ウィスラーカップレポート」について
メンテナンスの手順
実践チューンナップ(安藤さん)
チューンナップ講習会(伊東裕樹さん)
スタートワックスの使い方(片岡さん)
大会のためのワックス選択
ワックス入門(本ブログの最初の記事)

<基礎練習動画>
BMA:Tips with Mikaela Shiffrin
子供に学ぶスキーの基本技術
Snow stars Lvel 1-6
Ski Racing Technical Drill for U12
Angulation and Pole Plant drill
U16 Fundamentals Camp
アルペンスキー基本練習
Ski Racing Drills
ジュニアがお手本にすべきWC選手は?
ミカエラ・シフリン トレーニング動画
ライヒのフリースキー動画
ヤンカのドリフト技術

<WC選手の滑り>
Mikaela Shiffrin wins first Giant Slalom
プレイバック 2014: Men's Slalom
Mikaera Shiffrin New Age 2014
Training European team
Hero GS Training
Hirscher & Shiffrin 2013/14
シフリン オーレの滑り
リゲティ クラニスカ・ゴラの滑り
ピントロー、リゲティ2013ダイジェスト
Ted Ligety training in Portillo 2012
Ted Ligety Training on Sochi GS Hill
Ted Ligety Amazing GS Run
カナダ女子SLトレーニング
リゲティGSフォームの分析
ピントロー、本人が選んだGS, SL, SG
2012 ソルデンWC男子GS完全版
2012 ソルデンWC女子GS2本目
2013世界選手権男子GSハイライト

<その他動画>
Didier Cuche, le come-back?
Felix Neureuthers Highspeed Orchestra
Alpine Skiing (Remi GAILLARD)
Bode Miller
The Best Of Sochi 2014 Olympics
Power combined with speed
総督閣下が新レギュレーションにお怒り
ボード・ミラー 面白?動画集
スビンダル9歳の滑り
ヒルシャー 16歳の滑り
ヒルシャー 14歳の滑り
Ligety - On The Quest For Glory
リゲティ GSフォームの変遷
GSスキー形状による滑走フォームの変遷
往年の名選手達の滑り

<スキー理論>
米国男子ヘッドコーチインタビュー1
米国男子ヘッドコーチインタビュー2
岩谷高峰「トレーニングを再考する」1
岩谷高峰「トレーニングを再考する」2
岩谷高峰「トレーニングを再考する」3
岩谷高峰「トレーニングを再考する」4
岩谷高峰「トレーニングを再考する」5
上林卓司「センターポジション」1
上林卓司「センターポジション」2
上林卓司「センターポジション」3
上林卓司「センターポジション」4

<技術解説本・DVD>
皆川賢太郎DVD
皆川賢太郎 スキー完全上達
皆川賢太郎 最速上達メソッド
浦木健太 GSテクニック
吉岡大輔 落とすGSテクニック
生田康宏 トップアルペンテクニック
竹節一夫 アルペンテクニック

<トレーニング論>
アスリート達は本当に速くなっている?
究極の鍛錬
俊敏性練習は、俊敏性を向上させるか?
「良いトレーニング、無駄なトレーニング」
「ゴールデンエイジ理論」の不思議
運動能力と遺伝、環境
筋収縮とエネルギー

<学ぶということ>
○科学的方法論
「仮説演繹法」再び。
アイスクリームを食べると、水死する?
科学的方法論のエッセンス
○学問のすすめ
米大学における多面的・総合的な評価
稲盛和夫「伸びる人、立派になる人、いらない人」
U.S. News Best Global Universities
いま注目されるリベラルアーツ教育
いちばんやさしい教える技術
人材育成の実践
新たな高等教育機関の制度化
快楽の人生、充実の人生、意味のある人生
全てリクルートから学んだ
創造性を発揮するには?
ノブレス・オブリージュ
大学入試成績と入学後の成績
修正版:博士が100人いる村
教えるということ
のめり込む力
ダニエル・ピンク:やる気に関する科学
ダン・アリエリー:仕事のやりがい
人間万事塞翁が馬:山中伸弥
人生はその時の最適解の積み重ね
量は質を生む
高い山を築くなら、裾野を大きく広げよう
最初の3年で仕事人生の大半が決まる説
根拠なき自信
ノブレス・オブリージュ
中高生のための勉強法
自分の頭で考え、勇気を持つこと。
頑張ったらご褒美があるメンタリティ
自浄作用
いじめについて
タイガーマザーと文武両道

<その他>
インプレッサ路肩から這い上がる
美味しいコーヒーの入れ方
身近なコーヒーあれこれ
スーパーで買える美味しいコーヒー
辞めたくても辞められない
外食産業が日本を滅ぼす?
シナノ:なつかし写真コンテスト
福井県立歴史博物館:昭和のくらし
解放値の計算

<大会ルール(和訳)>
FIS競技用品規格
アルペンスキー国際競技規則(2010-11)
同 決定事項及び指導事項(2010-11)
アルペンポイントルール(2010-11)

<ポイント関連>
ポイントとは?
SAJ ポイントリスト
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プロフィール

ジュニアスキー

Author:ジュニアスキー
子供が小1の冬に家族でスキーを始め、すっかりその魅力にはまっております。小4から地元のスポーツ少年団に所属し、競技スキーを始めています。(現在中3)
ジュニアアルペン競技の情報ブログとしてスタートし、最近ではスキー全般、その他に関する話題も扱っています。
上欄のカテゴリから興味のある話題をお選び下さい。
(2009年7月25日開設)


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